切妻と中庭の家
外観
- 夕景 北から
- 外観 北から
- 夕景 北東から
- 外観 北東から
- アプローチ
外観
- 外観 裏庭から
- 夕景 裏庭から
中庭
- 中庭から東を見る
- 和室から中庭を見る
- 中庭から子供部屋を見る
- 子供部屋から中庭を見る
1階
- 玄関
- 寝室
- 洗面
- 洗面から浴室を見る
- 寝室横の書斎
2階
- リビングからキッチンを見る
- ダイニングから中庭を見る
- キッチンからダイニングを見る
- 洋室のハイサイド
- 和室
水廻り・ディテール
- ホールから車庫・納戸の入口を見る
- 寝室から庭を見る※
- 中庭の空※
- 洗面のハイサイド※
撮影:絹巻豊(※以外)
切妻と中庭の家
– 縦長の敷地で、すべての部屋に直接光を届ける –
敷地は南北に長く、北側で接道している。南からの光を、出来る限り取り込もうとすると、建物は北側に配置される。 しかし、道路に近づくと、街に対しての圧迫感が増す。そこで、建物の高さを抑える為、屋根形状を切妻とした。
光を求めて、主要な空間は2階に上げ、1階北側はアプローチと駐車場に絞った。建物の中央を大きく切り取り、くびれをつける。出来るだけ多くの外気と接し、全ての部屋に、直接の光と風を取り込む為である。
それらは壁面を分節化しボリューム感を軽減する。また、暗くなりがちな北側アプローチも、目線の先へ光を届ける事で、自然に動線を演出してくれると考えた。これは伝統的な町屋の手法を意識したものである。
2階の中庭は、どこからも家族の気配を感じることが出来る。更に、成長に合わせて、時々の良い距離感を自然に作ってくれるのではと期待している。
全ては法的、経済的な理由を合わせて、縦長の敷地が多くなる市街地で、少しでも良い生活空間を求め、環境を素直に受け入れて考えた、一つの答えである。