Spoon cafe
外観
- 正面夕景
- 北夕景
- 外観北
店内
- 店内オブジェ
- 店内オブジェ
- 店内客席
- 炭焼きコーナー
- サービスカウンター
- 2009年12月の店内※
- エントランス見返し
ビフォー
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撮影 : 川元斉(※以外)
Spoon cafe
– 門戸厄神駅前のカフェ –
阪急電車、門戸厄神駅のすぐ前。
以前はSpoon houseという名前で親しまれていたが、新しい飲食店のスタイルを模索することになった。
アトリエmを設立して2年目。商業施設の設計は初めてだったのでそれなりに苦労もしたが、多くの人の助けもあり、なんとかリニューアルオープンまでたどり着けた。
マンションの1階にある店舗は、外壁ラインが2m奥まっている。雨風の影響が少ないので、木の外壁とすることにした。杉板に白い塗料を薄く塗り、木の風合いを損なわないようにしている。
店内の床は日本の土間をイメージし、顔料を混ぜたモルタルで仕上げている。漆喰をイメージした塗料、無塗装の杉板、真鍮など、多くの素材によって店内は構成されている。それらが、素材の力を失わないよう十分配慮したつもりである。
当時ハンバーガーが80円の時代だった。そんな中で、大人が満足できるアボカドバーガーや、こだわりの紅茶がメニューにある。まだカフェという言葉がそれ程定着していないなか、多くの挑戦がSpoon caféにはあったと思う。
クライアントと最もこだわったのが「偽りのない店づくりをする」ということ。その結果は、このcaféに訪れた人の心にゆだねるしかないのだが。
メディア掲載
1999年1月
『ChuChu3月号』に紹介されました。
Data
コンクリート造 店舗改装
1998年秋 竣工
《Spoon cafe》
住所: 兵庫県西宮市門戸荘17-48 1階
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