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大阪市平野区、設計事務所。建築家 守谷昌紀

2/14に生まれたら

先週末の土曜日はバレンタインデー。

その云われは、悲哀に満ちたものでもあります。

 Wikipedia参照

 2/14生まれの子供が2人。友人の長男3歳と私の娘1歳です。

 同じ誕生日なのだから一緒に祝おう、となりました。友人がホテルを予約してくれました。

 場所は京都の八瀬。大原三千院の少し南あたり。市街地から少し離れるだけで、随分静かなものです。

 関西に住んでいると、京都に宿泊する機会はなかなかありません。

 翌朝は、すぐそばにある叡山電鉄に乗って、鞍馬に行く事になりました。

 友人の長男はウチの長男と同い年。何故か気が合うようです。

 鞍馬駅の前には巨大天狗。

 長女は生まれた喜びも束の間、何度か入退院を繰り返しました。

 そんな事がうそのように、今ではよく食べ、よく笑い、よく怒ります。

 元気に成長していることに、ささやかで、この上ない幸せを感じます。

 まだまだ先のことです。しかしです。いつか、この日に愛の告白をする日がやってくるはずです。

 その日が誕生日だったら。それは良いのか、そうでないのか。1回や2回は何か言われそうです。何より、年頃になったら早く帰ってきてくれるのかさえ……

サッカー 温泉 お祭り

 昨日は建国記念日で祝日。

 サッカーのワールドカップアジア最終予選がありました。休日の夜に何かがあると嬉しいものです。

 加えて、クライアントのお姉さんがテレビ出演です。嫁ぎ先が超有名温泉街の老舗旅館で、旅番組で紹介されたのです。と言っても、これまでに何度か紹介されているのですが。

 サッカーの対戦相手は、2006年ドイツワールドカップ本戦で、苦杯を喫したオーストラリア。何とかホームで勝って、溜飲を下げたいところです。

 結果は、今大会からアジア枠での出場を目指す、オーストラリアの堅守に無得点ドロー。攻めて攻めてだったので非常に残念です。

 サッカーが終わってからはテレビで温泉。ベテランお笑いタレントと女子プロゴルファー2人が訪れていました。なかなか観る機会の無い温泉旅番組ですが、安定して視聴率が良いのも納得できました。

 休日を盛り上げるのはやっぱりお祭り感です。特別感と言っても良いでしょうか。。「芸術は爆発だ」の岡本太郎は「人はお祭りに生きる」と言い切っていました。

 この寒い時期に、節分、バレンタインデー、雛祭り、ホワイトデーと続くのは、とても良い事かもしれません。当家では、加えて2人の子供の誕生日も。

 毎週、何かしらのお祭りです。

進みだす

 現在は、1人がオープンデスクに参加しています。先日までは男女の学生が2人来ていました。

 20回で1クール。14回目を迎えた女の子が、朝一番に「今日で終えたい」というのです。理由を聞くと「やはり内定を辞退して、すぐに設計事務所の就職口を探したい」という理由でした。

 彼女は学校の先生から紹介して貰った会社から、内定を貰っていまいた。それでも迷う気持ちがあり、オープンデスクに参加していたのです。

 彼女はどちらかと言うと大人しいタイプに見えました。設計の仕事がしてみたいが、どんなものかを知らず、このまま就職して良いのか……と悩んでいたのです。

 研修中「紹介して貰った以上、やっぱり断れないですよね」と聞いてきたので「そんなことは無いと思う。自分の人生だけは自分が主役なんだから」と答えました。その時は、このまま就職するのだろうと思っていました。しかし、最後に下した決断は違いました。

 もし、親御さんが聞いていたら「この就職難の時代に、何を言うんだ」と叱責されるかもしれません。

 雇用について聞こえてくる話しは厳しいものばかりです。彼女が今から精一杯頑張ったとしても、思ったような仕事に就けるかどうかは分かりません。それでも、チャレンジしての結果なのか、せずの結果なのかでは、全く違うと思うのです。

 もうひとつ載せておきたいと思います。これは、全ての人へのメッセージだと思うのです。

 これまでに何度も耳にしてきた言葉で「一生懸命頑張った、力いっぱい努力して負けたのだから悔いは無い」というものがある。

 この言葉は、努力の限りを尽くした者が勝負に負けた時、相手の力が上回っていたことを讃え、自分への妥協が許されるものなのかもしれない。

 しかし、私は目標に向かって全力で努力した者にはその結果が必ず出ると信じて行動してきた。

 「やっていおけば良かった……」の人生なのか「やっておいて良かった」の人生なのか。ここに「全力に悔いなし」の背景がある。

サガン鳥栖ゼネラルマネージャー 松本育夫

 

変わる

 何年か前、車のCMで「変わらなきゃ」「変わらなきゃも変わらなきゃ」というシリーズがありました。

 その出演者のイチロー。野球の国別対抗世界一決定戦、ワールドベースボールクラシック(WBC)には並々ならぬ意欲を見せています。3年前、第1回大会の時も「なぜこの記念すべき大会に出ない人が居るのかが僕には分からない」「運命的なものさえ感じる」といったコメントもありました。

 予選リーグで韓国に負けた時の悔しがりようは、尋常ではありませんでした。その後、アメリカの思わぬ負けもあり、日本代表は決勝戦でキューバを下し初代チャンピオンに輝きます。

 今回の第2回大会では、昨年の北京オリンピックで敗退した日本代表チーム監督の星野さん続投の雰囲気を「オリンピックのリベンジの場でない」と暗に批判する場面もありあました。

 賛否両論ありますが、それを言えるのはキャリアのピークにあるイチロー以外に無かったはずです。

 第1回大会の監督は前ソフトバンクホークス監督の王さん。生涯ホームラン数868本。世界一多くのホームランを打った偉大な選手です。今回は体調と年齢のこともあり、日本代表相談役という立場となりました。先日テレビで、長嶋茂雄さんの長男、一茂さんとの対談が流れていました。

 「人は変わる。変われるでは無く変わるんです。調子がいいからずっと同じ状態でいたいと言っても無理なんです。ならいいほうに変わろうよと、僕はいつも言ってるんですよ」

 奥行きの深い、示唆に満ちた言葉です。まさに、諸行無常の響きあり……
 
 イチロー、海を渡った松坂と役者はそろいました。WBCは3/5が開幕。決勝は3/24です。楽しみになってきました。

イケア鶴浜

 昨日はイケア鶴浜に行きました。大阪南港の北、天保山の南あたりという海を望むローケーションです。

 大阪市内からなら、木津川を渡ります。千本松大橋はちょっと珍しいループ橋。

 海沿いなので風はかなり強いのです。


 駐車場は無料です。

 ベビーカーを持つ家族の、駐車エリアがありました。

 子供連れに対する配慮があちらこちらに見てとれます。

 家具、キッチン、生活雑貨全てにおいて、安いと思います。

 何より色のバリエーションが豊富で、メリハリが効いているので、ディスプレイが良く映えます。

 これは購買意欲を刺激するはずです。

 買い物には順序があります。

 まずは、2階のショールームと呼ばれるエリアで買いたい商品をメモ。

 その後、1階の巨大倉庫のような所から自分で運び出し、精算です。

 北欧の家具は、長く暗い冬を快適に過ごすため、明るい色を多く使うと言われます。

 しかも、安く供給するために、フリッツハンセン社の「アリンコ」や

 「セブンチェア」に代表されるような、合板曲げ木の名作が生まれました。http://shopping.yamagiwa.co.jp/contents/brand/fritzhansen.html

 北欧スウェーデンのイケアが世界で支持されるのも納得できます。

 私の家からは10km程。今回はインフルエンザが流行中ということもあり、駆け足でしたが次回はゆっくり回りたいと思います。

 食事は店内で取る他ないので、比較的安いのですが混雑は凄いです。早めに限ります。

 行列が凄い時は、レストラン一番奥のベーグル屋さんが空いていて350円ほど。美味しかったのでお勧めします。

姫路と明石

 昨日は、クラアントが姫路の写真館へ見学会に行くというので、ついて行きました。

 姫路と言えば国宝、姫路城です。

 別名、白鷺城。羽を広げた白鷺のように、快晴の空が良く似合います。

 写真館見学は、感じることが沢山あったのですが、写真は辞めておきます。

 しかし「どうすればお客さんと一緒に、楽しく仕事が出来るか」を追求する姿勢は、「本気」がビリビリと伝わってきました。

 その後は御のぼりさんツアーで、明石の商店街「魚の棚(うおんたな)」へ移動。意外に活気があるので驚きました。

 私のクラアントは写真家ですが、撮られるのも大好きなのです。

 明石と言えば明石焼き。有名な話ですが、現地では「たまご焼」です。

 口の中で崩れると、熱いのなんの…… 今でも口の中が火傷気味です。

 もちろん味は抜群でした。

 イイダコは今が旬。

 他にも、アナゴ、目板ガレイ、手長ダコ等など。見てるだけでも楽しいものです。

 見てるだけですが。

 締めくくりは、「龍の湯」という温泉でした。

 これが日帰り温泉と侮る事なかれ。有馬温泉のような赤茶けた湯が、素晴らしかったのです。夕日と明石大橋を眺めながら帰阪。

 仕事が好きで、一所懸命頑張っている人の話は、聞いて楽しいですし、俄然元気になります。

 本日、インフルエンザで休んでいたスタッフが無事復帰。本当に流行っているので、気をつけて下さい。どれだけやる気があっても、元気であってこそですから。

駄菓子屋とゲーセン

 子供を連れてスーパーへで掛けると、あれを買え、これを買えと言い出します。いつも「ダメ」では芸が無いと、お茶を濁しながらウロウロしていると駄菓子屋コーナーが。

 昔と変わらないものが結構ありました。懐かしいココアシガレットは30円くらい。大して味は無かったと思いますが、同じようなチョコレートもよく食べました。

 大阪の下町、放課後はやっぱり駄菓子屋です。

 紋次郎イカ、ドント焼き、うまい棒、10円でボタンを押したら出てくる丸いガム(色によってはお金が貰える)、キャベツ太郎、よっちゃんイカ、みかん水……。そんなものばかりを食べていました。

 その後は、褒められたものではありませんがゲームセンターです。通称ゲーセン。

 表でおばちゃんがタコ焼を焼き、裏の和室に絨毯を敷きテーブルゲームが5台ほど置いてあります。中は何故か真っ暗。そんな店が何件かありましたが、ひとつは、誰が付けたか「タコヒゲ」。

 いたいけな子供の小銭をタコ焼、ゲームで搾取する、極めて怪しい店でした。まあ行く方が悪いのですが。

 置いてあったのは、インベーダー、クレージークライマー、ラリーX、パックマン、ギャラガあたりだったでしょうか。同世代の男性以外、ほとんど分からないと思います。

 「誰々が中学生にカツ上げされた」とか、「誰だれは調子に乗ってたからシメられた」とか、不穏な情報は飛び交いますが、それでも皆集まってくるのです。

 そんな所には行かないに限ります。しかしそんな所で、社会の暗黙のルールを何となく感じ、生きる術を身につけてて行くのだとも思います。
 
 駄菓子屋はスーパーの駄菓子屋へ、ゲーセンはアミューズメントコーナーへ。それが現実ですが、あの怪しい感じは、必要悪だとも思っているのです。

宇宙へ

 一昨日、クリエーション・コア東大阪という場所に行きました。webの言葉を借りれば「ものづくりに関する、総合支援施設」です。

 1階には、見たことのある展示物が。

 ここのところ、紙面などを賑わしている「まいど1号」です。本物は現在種子島にあるのですが、偽ものともいえないかもしれません。

 この計画を簡単に言えば、安く人工衛星を作って飛ばそうと言うもの。詳しくはこちらのサイトに。

 一度延期になり、今日1/22の昼頃発射の予定が、再々延期になったとでていました。

 『2009年1月21日に予定されておりましたH-ⅡAロケット/SOHLA-1(まいど1号)の打上げが天候の悪化が予想されることから、打ち上げは23日(金)12:54に変更になりました。

 クリエイションコアで予定してましたライブ中継も延期になります。』

 不思議なもので、自分の目で見るまでほとんど興味がありませんでした。それが、目の前で見るとまったく別です。

 予定は明日の昼。ちょっと注目して見ています。頑張れ東大阪、です。

タイヤ 交換

 学生時代、競技スキー部にいました。赤と青の旗門を交互に通過して、タイムを競う競技です。

 当時は真剣に打ち込んでいたので、12月初めから3月末までのほとんどを雪国で過ごしました。道具が多い事もあり、ほとんどが車移動。スパクタイヤが規制されスタッドレスに変わった
頃でもありました。

 私のスタッドレスデビューは散々です。先輩のタイヤを付け替えるよう頼まれました。慎重に作業したつもりだったのですが、目的地の信州が近づいて来た最後の山道。どうもタイヤまわりで変な音がするのです。

 もう少し走っていると、明らかにボディーに何かが当る音!急いで降りてみると右後輪を止めるナットが、6本中2本しか無かったのです!!

 近くのカーディーラーで分けてもらい、事なきを得たのですが、もしタイヤが外れていたら……。考えただけでもぞっとします。

 初めて自分の車をフェリーで持っていったのは大学2回生。舞鶴からフェリーで小樽まで当時は30時間程掛かりました。そこから初めの合宿地、大雪山の北部にある北大雪スキー場を目指します。

 こう言っては失礼ですが、もう辺境の地を目指す気分でした。

 250kmの道程のうち、初めの高速道路は良いのです。旭川あたりで地道に降りると、徐々に山深くなります。標高が上がるに従って、道はカチンカチンを通り越してピカンピカン。更に九十九折。聞くと寒い時は-25℃。荷物は満載で、4人がギュウギュウ詰め。ナビも無かったので、たどり着けるのか随分不安に思ったものです。

 一番長い宿所地は、道央の歌志内市にあるかもい岳スキー場。試合が集中する3月には信州への移動しますが、その他はずっと北海道でした。日本最北端の稚内方向にある名寄ピアシリスキー場、幌加内のほろたちスキー場など、クラブ入っていなければ絶対行かないようなスキー場を転々と移動しながら、正月も練習を続けたのです。

 重さが無い雪、冷え切った快晴の朝一番のゲレンデ、寂れた町の居酒屋。すぐにでも行きたくなりました。

 昨年シーズンは長女の出産もあり、初めてスキーに行きませんでした。今シーズンは何とか行きたいと思いますが、タイヤはディーラーで交換して貰います。

北海道内での位置

初めての記憶

普段の朝、長男を保育園に送ります。

 実家も近所で、私も通っていました。制服も当時のまま。私は2年保育でしたが、長男は5年通うことになります。

 1歳から通っているので、もう3年目。先日、職員室から園長先生が出て来ました。私が挨拶をすると、後ろに隠れるのです。

 「延長先生は嫌い」と。

 4:30pmを過ぎると延長保育になり、人数が減ります。慣れているとはいえ延長は駄目のようです。この同音異義語を3歳に理解させるのは無理でした。

 ところで一番初めの記憶って何でしょう。

 保育園の屋上にはプールが有ります。

 置き型なのでエプロンが立ち上がっていました。5歳の時、その縁に腰掛けていたら後ろにひっくり返り、頭から落ちたのです。

 随分切ったそうです。その衝撃が初めの記憶。

 2番目は、給食袋のヒモが絡まって泣きながら先生に直して貰うと言う情け無いもの。

 今まで聞いた中では、3歳くらいが一番多かったでしょうか。

 保育園の先生は、人の子供を預かり、読みか書きや歌を教えてくれたり、もう完全に聖人です。

 ただ下町だけに言葉遣いのうほうは……怒っている場面に遭遇した時、気まずい感じの顔は、見ていないことにしてあげましょう。

 長男の初めての記憶も保育園になるのかもしれません。