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「滋賀の家」‐13‐老梅とドッグランのある家

 昨年秋に引渡しを終えた滋賀の家。

 少しずつ進んでいた、外構工事もようやく完成しました。

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 外構計画のお手伝いはしましたが、ご主人が知人の土木工事会社へ依頼。ようやくここに至ったのです。

 これらの写真は、全てご主人の撮影です。

 写真は……とありましたが、その熱意と共に十分伝わってきます。

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 敷地が大きかったので、どこまでを庭とするのか、計画た当初からの課題でした。 

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 従来からの正門、新たに整備されたメインアプローチと、どちらからもアプローチ出来きます。

 本当の意味での建物の顔はどちらなのかも、考えさせられた仕事でした。

 そうしていると、奥さんからも写真が届きました。

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 フキノトウ。

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 梅が顔を出しましたという写真もあり、春を感じさせるものでした。

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 工事に伴い3回も移植した老梅ですが「枯れても仕方ないからトライして欲しい」と言われました。

 結果、見事に花を咲かせたのです。

 プロであるが故、難しい、難しいと言ってしまいがちですが、自然はもっと逞しいものです。

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 奥さんの念願は、犬仲間が集ってのお茶をすることでした。

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  とっても感動してくれた友人は、午後にお茶をしていたのですが「気持ちが良く、とっても居心地がいいね。次は是非、朝の光も浴びてみたいのでモーニングコーヒーを入れてね♡って言うんですよ(笑)

 というメッセージも貰いました。奥さんは、朝が得意だったか……

 是非、モーニングコーヒーをお願いします(笑)

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 奥さんの「ワンちゃん連れのお友達と、安心してゆっくりお茶したい」という思いが、ドッグランのある家を現実させました。

 何事も、純粋な動機が一番大切だとよく分かります。

 奥さんも写真は……とありました。しかし、伝えたいと思ってくれる気持ちがあれば十分です。

 言葉も、写真も、設計も、そういった意味では気持ちが全てだと思います。

 春先の撮影が、益々楽しみになってきました。

文責:守谷 昌紀

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「滋賀の家」‐12‐マジックはない

 昨年後半から、実施設計→見積→見積り調整と「見積り調整」が集中。

 なかなか現場が始まりません。

 と言うことは、まとめて始まるのですが、やはり現場が動いていないと物足りないものです。現場にのみ真実があるのですから。

 元現場、今は住居。「滋賀の家」の奥様から写真が届きました。

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 この計画では、予算調整の中で、外構工事が別途工事になりました。

 外構工事は「工程的に最後になる」「完成していなくても暮らせる」等の理由から、別途工事になったり、二期工事(後でする工事)になることがあります。

 この住宅もそうだったのですが、建物完成後、ご夫妻が地元の土木工事会社に見積りを依頼。ようやく年末、完成に至りました。

 私もアドバイスをさせて貰いましたが、基本的にはクラアントが現場を監理されたのです。

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 年始にかけて、京都が大雪だったとは聞いていたのですが、滋賀もかなり降ったようです。

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 建築の仕事にマジックはありません。適正な価格で、少しでも良いものを創るには、一手間も二手間も掛けなければなりません。

 私たちもハードワークは厭わないつもりですが、クライアントの本気度に、建築は大きく影響を受けるのです。

 広い庭にある、ドッグランも完成したよう。少し緑が戻つ頃、撮影に行こうと思っています。

文責:守谷 昌紀

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