昨年秋に引渡しを終えた滋賀の家。
少しずつ進んでいた、外構工事もようやく完成しました。
外構計画のお手伝いはしましたが、ご主人が知人の土木工事会社へ依頼。ようやくここに至ったのです。
これらの写真は、全てご主人の撮影です。
写真は……とありましたが、その熱意と共に十分伝わってきます。
敷地が大きかったので、どこまでを庭とするのか、計画た当初からの課題でした。
従来からの正門、新たに整備されたメインアプローチと、どちらからもアプローチ出来きます。
本当の意味での建物の顔はどちらなのかも、考えさせられた仕事でした。
そうしていると、奥さんからも写真が届きました。
フキノトウ。
梅が顔を出しましたという写真もあり、春を感じさせるものでした。
工事に伴い3回も移植した老梅ですが「枯れても仕方ないからトライして欲しい」と言われました。
結果、見事に花を咲かせたのです。
プロであるが故、難しい、難しいと言ってしまいがちですが、自然はもっと逞しいものです。
奥さんの念願は、犬仲間が集ってのお茶をすることでした。
とっても感動してくれた友人は、午後にお茶をしていたのですが「気持ちが良く、とっても居心地がいいね。次は是非、朝の光も浴びてみたいのでモーニングコーヒーを入れてね♡って言うんですよ(笑)
というメッセージも貰いました。奥さんは、朝が得意だったか……
是非、モーニングコーヒーをお願いします(笑)
奥さんの「ワンちゃん連れのお友達と、安心してゆっくりお茶したい」という思いが、ドッグランのある家を現実させました。
何事も、純粋な動機が一番大切だとよく分かります。
奥さんも写真は……とありました。しかし、伝えたいと思ってくれる気持ちがあれば十分です。
言葉も、写真も、設計も、そういった意味では気持ちが全てだと思います。
春先の撮影が、益々楽しみになってきました。
文責:守谷 昌紀