タグ別アーカイブ: やま

松原/脳神経外科「うえだクリニック」‐8‐やま

大阪では、台風10号の影響は最小限で済みました。

外観は再びメッシュシートに覆われていますが、向かって左下、待合には大きな開口部が開いています。

MRIの搬入口として開口してあるのです。

MRI室側からみると、一直線に外が見えるのが分かりるでしょうか。

webサイトにMRIの説明がでていました。

 大きな磁石による“ 強い磁場”とFMラジオに使われているような“電波”を使って画像を得ます。そのため、MRIは放射線による被ばくがなく、小児や健常な方も安心して検査を受けることができます。 

画像の自由度も高く、非常に高度な、高価な医療機器です。

重さは7ton程あり、また電磁波をシャッタアウトするシールドの設置も必要で、建築との取り合い部も多岐にわたります。

工事が始まる前から、医療機器会社の担当者には定例打合せに参加して貰いました。

内装の色は院長と私で決めて良いとのことだったので、「緑の検査室」としたのですが、その搬入が今週末に迫ってきました。

現場の方は、壁面の施工が進んでいます。

目地処理をし。

クロスを貼っていきます。

この糊付け機が現場にやってきたら工事も終盤です。

朝来た時にはむき出しだった待合の吹抜けも、帰りにはクロスを貼り始めていました。

「やま」はその言葉とおり、最も困難な場面を指す言葉でもあります。

この「やま」を越えると、後は下り坂かと言えばそうではありませんが、一つ目の大きなやまがやってきました。

MRI搬入の当日、私ができることは何もありませんが、見に行ってこようと思います。

いくつやまが来たとしても、ひとつずつ越えて行くだけです。

飛行機もロケットも持っていないので、歩いて越えていくしかないのです。

文責:守谷 昌紀

■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』7月721(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】
『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『homify』5月7日「碧の家」掲載
『houzz』4月15日の特集記事
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
「トレジャーキッズたかどの保育園」
地域情報サイトに掲載されました
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記