タグ別アーカイブ: 中庭

家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」‐5‐取説とエピローグ

 木曜日の昼から「取り扱い説明」、いわゆる「取説」でした。

 引渡し前に、キッチン、ガス給湯器などの担当者が順に現場を訪れます。

 キッチン担当は、少し早めに来て準備中。

 この住宅のメインコンセプトは「家事動線がコンパクト」。

 キッチンとダイニングテーブルは横並びなので、動線は最短です。

 階段の向こうにあるのは洗濯室。

 洗濯機は引っ越し時に据えられますが、その上にあるのは簡易アイロン台です。

 洗濯室からは脱衣室、洗面へとアプローチできます。

 エントランスからの並びは、シューズクローゼット、クローゼット、洗面、脱衣室、浴室。

 脱衣室は洗濯室とつながり、洗濯室とキッチンがつながります。

 更に全てに廊下からもアプローチできるのです。

 そうこうしているうちに奥さんがみえ、説明が始まりました。

 正面に見えるのは中庭。

 コートハウスはやはり光が優しい。

 6畳ほどの空間ですが、2階の窓から1階とコンタクトできるようになっています。

 奥にあるのは当面は土遊び場、将来は緑を植える予定です。

 中庭は2階においても価値があります。

 1、2階ともですが、全ての部屋が中庭に向いて開いているので、完全にプライバシーが守られています。

 こちらの住宅の公開は現場まで、よって今回が最後。

 これもストーリーの1つなのです。

文責:守谷 昌紀

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■11月27日『mybest』「仕事を楽しく快適にしてくれるアイテム11選」が掲載
『ESSE』11月7日発売に「松虫の長屋」掲載
■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」‐4‐家の中の大動脈

10月中旬は、雨の日が続きました。

前々回の現場行は10月初旬。秋晴れの一日でした。

こんな日は、1階の光庭も価値が増します。

この時は、まだ階段ができておらず、現場で打合せをしてきました。

今回行くと、階段がほぼ出来上がった状態に。

この階段は繊細に設計しました。

10段目の下を通って家事室に抜けるため、出来るかぎり薄く仕上る必要があります。

また、階段を上がるとファミリールームがあり、キッチンに立つ奥さんとお子さんが、互いに気配を感じれるよう考えました。

それで、段板を鉄筋で吊ることにしたのです。

階段は、上下階を繋ぐいわば大動脈です。

LDKが少しでも大きいほうが高く売れるだろうと、階段を軽視したプランは、中央に方形でまとめられがちです。

それでは、家の中での縦方向の繋がりが分断されてしまい、ひいては、血流が悪くなるのです。

血の流れは勿論人の流れ。階段のよい家はやはり元気で健康な家なのです。

文責:守谷 昌紀

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家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」‐3‐徹底的に静かを目指す

 現場での打合せは、概ね2週間に一度行います。

 前回は9月の始めで、この時は大所帯で訪れました。

 スイッチ、コンセントの位置を決めるのに、型紙を貼っていくからです。

 施工会社からは監督ともう1人、電気工事の担当者に、当社からは2人。

 加えて、オープンデスク生も連れて行きました。

 この打合せは、電気などの配線の前で、しかも壁を塞ぐ前に行います。

 よって、タイミングが限られます。

 昨日訪れると、すでに壁の前面に繊維状のシートが張られていました。

 そこに小さな穴を開け、断熱材を吹き込んでいくのですが、1階はすで施工が終わっていました。

 断熱材は古紙を粉砕したもので、「セルロースファイバー」といいます。

 断熱性能とともに遮音性能が優れているのです。

 一般的な断熱材よりは高くなりますが、静かな環境を求める人には合った工法なのです。

 コートハウスなので、開口部は全て中庭に向いています。

 閑静な住宅街のうえ、この工法を用いているので、かなり静かな室内環境になるでしょう。

 環境、プラン、性能がかみあってこそ、それらは実現できるのです。

文責:守谷 昌紀

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家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」‐2‐中庭の効用

 台風の通過で、建方が3日ほどずれこみました。

 何とか、盆休み前に上棟した「白のコートハウス」。

 エントランス周りは、家族用動線が別にあり、家事動線をコンパクトにしています。

 なぜコンパクトになるかは、もう少し工事が進んでから説明します。

 玄関から中庭を見ながらLDKに入って行く景色は、コートハウスならでは。

 近隣の視線を気にせず、開放できるのが最大の長所です。

 LDKはL字になっており、2面が中庭に接します。

 中庭に対しては、天井面まで開口部としました。

 建物の中心に行灯(あんどん)が差し込まれている光景をイメージしてもらえればと思います。

 直射光ではない、優しい光が常にそこから漏れてくるのです。

 2階は、中庭を囲むように4部屋を配置しました。

 主寝室には前室をもうけています。

 ゆったりとした空間になると思います。

 外部からの視線を気にしなくてよいバルコニー。

 この空間を使うのは主にご主人か。この用途も追々。

 中庭の足場がとれるのは10月頃か。

 その時に差す光が楽しみな計画なのです。

文責:守谷 昌紀

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築80年、住吉の長屋を「碧の家 」に〈リノベーション〉‐4‐「あお」は希望の色

 打合せに向かうと、クライアントの車が現場の前に。

 後ろに、碧(あお)の屋根材が立てかけてあります。

 赤と補色の関係にあるのは緑ですが、それに負けず劣らず、コントラストがとても美しいのです。

 「碧」は深い青や、青緑、光り輝く青など、様々な意味を持ちます。

 「紺碧(こんぺき)の海」という表現が一番よくつかわれるものでしょうか。

 2階窓の腰から上が全て碧に葺かれた景色がとても楽しみです。

 玄関を入ると、内部は随分すっきりしてきました。

 1階を担当するのは親子大工。息子さんは、設計事務所も開設しているそう。

 最奥、トイレの横にあるのは中庭です。

 この僅かな外部が暮らしに潤いを与えるのです。

 前時代なら、トイレや浴室は建物から出来るだけ孤立する状態でなければ、衛生を保てなかったという逆側からの理由もあります。

 それらが、長屋の中庭文化を引き継がせてきたとも言えるのです。

 2階のロフトもさらに工事が進んでいました。

 ハシゴで登り、外をのぞくと碧の屋根がほぼ出来上がっていました。

 建築家・白井晟一の最後の作品を訪れたのは2012年の2月でした。

 1983年、78歳時の最後の作品で、「生前から最も好きだった色、ペルシアンブルーのタイルに挑戦したのでは」とお孫さんは語っていました。

 白井晟一ほどの巨匠が、そこまで慎重だったことに驚き、また納得もします。

 それにしても青は「希望」の色とはよく言ったものだ。

 彼はエッセイでこう語っています。

 私もクライアントの希望を現実とする碧だと確信しているのです。

文責:守谷 昌紀

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家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」‐1‐プロローグ

 敷地は閑静な住宅街で、近くにコンビニもない。

 この便利で忙しない時代、静かさは何にも代えがたいということがわかる。

 息を止めては大げさでも、見ず知らずの人が歩けば、周囲からの視線を気にすることになるだろう。

 金額調整も終え、6月から本格的に工事はスタートした。

 配筋検査を終えると、建物と敷地の関係がよく分かる。

 特徴は、何といっても6畳ほどの中庭だ。

 この建物は、外には完全に閉じている。

 そして全ての部屋がこの中庭に開いている。

 コートハウスも、L型、コの字型とバリエーションがあるが、ロの字のコートハウスは、最も大きな敷地を必要とする。

 反対のいい方をすれば、各部屋へのアプローチを要するため、面積効率が悪いともいえるのだ。

 夫妻は共働きで大変に忙しい。

 その中で、家事動線を限りなくコンパクトに、そして気楽に開ける屋外を求めた結果、このプランに行き着いたのだ。

 家事動線については、奥さんと細に入り打合せをした。

 とてもコンパクトで、スムーズな動線になったと自負している。

 プライバシーが保たれ、家族だけの空がある家。

 ミニマルな箱の中に、豊かな空間を生み出したいと思う。

文責:守谷 昌紀

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7月21日(金)~23日(日) 11:00~17:00
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「中庭のある無垢な珪藻土の家」‐10‐何とか引越しの改善策

 昨年の10月末にスタートしたこの計画ですが、ついにというかようやくというか、引越しの朝をむかえました。

 朝一番にのぞきにいくと、中庭のルーバーがまだ施工中。

 職人の人たちに罪はありませんが、何とかお昼までには仕上げてもらいたいところです。

 本格的な荷入れは午後からですが、家具の荷受けにクライアントのお父様が見えていたので、ご挨拶とお詫びを。

 こちらの奥様はとてもお忙しので、家事動線や、空間の使い方を、初めから明確にもっておられました。

それが、最もよく分かるのが、キッチンの並びにある2畳ほどの和室です。

 キッチン立ちながら、お子さんが昼寝をしていても見える位置にあります。

 壁にある扉を開けると、洗面脱衣室に抜ける棚があります。

 こちらには扉がなく、右端に棚が見えています。

 和室側を見返すとこんな感じ。

 これも、何とか日々のくらしを楽しく、効率よくしたいという強い気持ちが、このプランを実現しました。

 洗面脱衣のタイルもそうですが、1階トイレの壁のなかなかかわいいセレクトです。

 この壁が斜行しているのは正面の舳先部分の裏にあるからです。

 2階は寝室部分ですが、舳先裏にクローゼットを配置してあります。

 中に入るとその形がよく分かります。

 サイドのスリットもこの建物の特性を考えデザインしました。

 本当に何とかかんとか、引っ越しを終えてもらいました。

 常にギリギリになってしまうのは、何とか改善してもらわなければと思います。

 改善にむかう動機は反省しかないと思います。

 「あの時、こんな手を打っておけば、もっと早く、精度のよい仕事ができたのでは……」

 言い訳せず、そんな反省の気持ちを持ち続けるしか、進歩の道はありません。

 人は誰しも弱いのです。しかし、奥歯がすり減るくらい歯噛みしたことがある人なら、次こそはと思うのでしょう。

 人生は、後悔、後悔、また後悔。反省、反省、また反省。そして、ちょっと進歩。

 そんな感じだと思います。

 同じ結果でも、その時間軸で評価は全く変わることを、プロは認識しておかなければなりません。

文責:守谷 昌紀

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『homify(韓国)』1月18日「柏の家」掲載
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「中庭のある無垢な珪藻土の家」‐9‐一点を射抜く

 タイトルにあげながら、ここまであまり触れてこなかったのが中庭です。

 外構工事が始まり、ようやく形状が見えてきました。

 LDKへの日差しは遮らず、外部からの目線は切りたい。

 中庭に要求される機能は、多くの場合変わりません。

 外構工事は別というケースもありますが、間違いなく一体のもの。

 「服はコーディネートしますが、帽子と靴は他の人に見てもらってください」とはなりません。

 外部に木製建具をつかわせてもらったのは、1999年の「紫竹の家」以来です。

 庇、シャッターの雨対策。防火設備から外れる位置にもってくるという法規対策。そしてクライアントの熱意が、実現に導いてくれました。

 やはり、木は職人が手加工できるため、こまかなところまで、こだわることができます。

 LDKの床養生もとれ、ようやくあらわれた節無しの檜。

 最後の最後まで、悩んでもらった箇所です。

 もちろん安価ということはなく、最終的にはクライアントが直接webで購入。支給してもらいました。

 階段の1段目にある引出し収納も、総檜づくりで家具職人の力作です。

 キッチン前のカウンターのニッチも、珪藻土が塗りまわされています。

 キッチン横にある和室に日がさしこむと、珪藻土のコテあとがより鮮明になります。

 よい素材や、職人の技量が問われる工事は、やはり金額がはります。

 しかし、クライントはただ安ければよいと思っている訳ではありません。

 素材、大きさ、形状と無限の選択肢があるなかで、最も総合点の高い一点を射抜かなければなりません。

 それが建築設計という仕事です。

 この難しさが面白さに変わったのは、自分の決断にクライアントが心から喜んでくれたときから。

 はじめに勇気、そして決断ありきなのです。

文責:守谷 昌紀

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「中庭のある無垢な珪藻土の家」‐7‐マラソンは終わってからでは走れない

 3月も中旬に入り、ようやく足場が外れました。

 虫も這いだす啓蟄をすぎ、南西からの日差しがファサードを照らします。

 この建物が、街を明るくしてくれるのではと期待します。

 今日はご夫妻に加え、長女さん、奥さんのお母さま、ご主人のご両親と、順に現場へ足を運んでもらいました。

 皆さんに「外壁の表情がいいね」「かわいいお家ね」と喜んでいただき、現場一同嬉しい限りです。

 月末の引っ越しを目指して、内部も活気がでてきました。

 一番奥にキッチンも据え付けられています。

 キッチンの並びにある和室、そしてキッチン後ろにあるワークスペースは、このお家にとって重要な意味をもっています。

 ワークスペースからは、キッチン越しにLDKを見ることができ、洗面、そして和室とつながります。

 和室は、お子さんのお昼寝や、洗濯ものを畳む空間として使えるようにという要望を受けてのものです。

 西側ファサードにあるスリットは、舳先のようになった外壁をより美しく見せるはずです。

 これは、ぎりぎりの建ぺい率をクリアするための苦肉の策でもありました。

 必要は発明の母と言います。

 共働きで忙しいご夫妻にとって、何が最も大切なのかというところから設計を進めて行きました。

 よって、迷いはほぼ無かったと思います。

 今回の打合せが32回目。うち、現場打合せは12回目です。

 昼の1時にスタートして、結局3時半まで屋外での打合せをお願いすることになりました。

 夕方になるとやはり冷え込んできます。

 それでも、打合せに付き合ってもらえるのは、クライアントが本気だからに他なりません。

 次回打合せが、概ね最終打合せになるでしょうか。

 マラソンは試合が終わってからでは走れません。

 走るなら今。

 自分達にも、現場にも、同じ言葉をかけるしかできないのです。

文責:守谷 昌紀

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「中庭のある無垢な珪藻土の家」‐6‐現場訪問大歓迎

 暦の上では春ですが、やはり寒い日が続きます。

 大人でも寒いので、お子さんはなお寒いはず。

 この日は、お子さん2人とご両親、ご兄妹も遊びにきてきくれました。

 現場で2時間も、3時間もご夫妻を拘束するので、その間の子守りも含めて、皆さんで遊びにきてくれたのです。

 テンションの上がった3歳のお姉ちゃんは、かなり薄着でした。

 やはり子供は風の子でした。

 ハシゴを降りる時は、おじいちゃんの抱っこで。

 1歳半の弟君は、お母さんの抱っこで。

 何とも幸せそうな笑顔です。

 そして、姪っ子さんも遊びにきてくれました。

 仲良し女の子組は、記念に壁へお絵かきしてもらいました。

 壁内で見えなくなりますが、ここい確かに成長の手跡が残っています。

 これはスタッフの田辺さんからのプレゼント。

 断熱材で出来たお人形です。

 私達が一番お会いするのは、クライアントであるご夫妻です。

 クライアントのご両親からすれば、お子さん、お孫さんが暮らす家が、どんなものになるのか、期待半分、不安半分だと思います。

 私達、また施工会社への思いも、期待半分、不安半分。

 もう少し正直に言えば、不安のほうが大きいと思います。

 知らない、分からないは、不安を大きくこそすれ、信用側には転びません。

 不安を小さくする、解消する方法は1つだけ。お会いする、みていただく。これに尽きるのです。

 よって、どんな時でも現場訪問は大歓迎なのです。

 お孫さんを抱っこするおじいちゃん。これ程微笑ましい光景は、そうありません。

 家創りは、親族をあげてのまさに総力戦なのです。

文責:守谷 昌紀

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『homify』9月1日「池を望む家」掲載

3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」紹介

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