永住したい打ち放しのマンション‐6‐「R GREY」に決定

 着工して3ヵ月半が経過した、「平野西アパートメントハウス」。

 正式名称が決定しました。

 「R Grey」

 フォントは仮決定ですが、オーナーである弟も気に入っています。

 Rは鉄筋コンクリート(reinforced concrete)の略、Greyはそのままでグレイ。

 コンクリートは人がつくる石のようなもの。よって単純な色ではありません。

 しかし、木の手摺もグレイとするので、キーワードとしました。
 
 紅茶のアールグレイとかけたのですが、紅茶のほうは”Earl Grey” と書き「グレイ伯爵」の意味だそうです。

 私が色々候補をだし、最終的にはオーナーである弟が決めました。以下がその他の候補です。

<スペイン語>

Casa Gris (カーサ  グリス)→ 灰色の家

Techo Gris (テコ  グリス)→ 灰色の天井

Pared gris (パレド グリス)→ 灰色の壁

<イタリア語>

Muro grigio(ムーロ グリジオ)→ 灰色の壁

<英語>

Grey Box → 灰色の箱

Grey  Cube → グレイの立方体)

 永住したいと思って貰うためには、名前も響きも大切です。

 しかし、必然性のない名前は避けたいと思っていました。

 ここで暮らす人が、この建物を好きになって貰えるよう、本気で考えたつもりです。

 名は体をあらわすといいます。

 イギリス貴族の名をかりたこのマンションで、豊かな暮らしが生れることを心から願います。

文責:守谷 昌紀

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