「高台の家 RC打放しの家」‐5‐型枠を木槌で叩く、叩く

 各地に被害をもたらした台風11号。

 「高台の家 RC打放しの家」もコンクリート打設予定日と重なり、気を揉んでいました。

50 - コピー

 通過が分り、昨日の夕方、工事をすると連絡がありました。

 朝9時から、打設が開始されました。

51 - コピー

 鮮度が命の生コン。

 プラントから打設までの猶予は90分です。

52 - コピー

 15人程のチームで打設は進みますが、常に時間との戦いなのです。

53 - コピー

 ベテランの監督が手にしているのは竹竿。

 これで、壁の角など、コンクリートがしっかり入っているかを確認します。

 コンクリート一筋35年。やはり経験がものを言うのです。

61 - コピー

 バイブレーターで、コンクリートに振動を与えます。

63 - コピー

 しかし、最後は人の手。

 叩く。

65 - コピー

 叩く。

69 - コピー

 叩く。

 型枠を木槌で叩き、密にコンクリートが入っているのか確認する為です。

 やり難い箇所が大切なのは、どんなジャンルでも同じでしょう。

71 - コピー

 建築は総合力で勝負するもの。

 しかし、現場ごとに集り、現場が終ると解散する、1回ごとのチームなのです。

文責:守谷 昌紀

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記