「千葉の家」‐7‐ ぞくっと

 昨日、現場へ行っていました。

 審査機関の完了検査だったのです。

 審査機関の人が「関西弁だね」といい、書類に目を通しました。「ああ大阪から。大変だね」と。

 全く大変でないとと言えば嘘になりますが、声が掛かる内が華だと思っています。検査は問題なく終了。まずは一安心です。 

 内部は最後の掃除か残っているものの、概ね完成です。

 決して大きな家ではありませんが、2階は1室空間。天井高もあり、開放的な空間になりました。 

 道路が北にあるので、南側に大き目のバルコニーをとっています。

 フルオープンの窓を開ければ、外部とも一体に。

 大きく窓を開けてお風呂に入りたい。出来ればそこから外に出たい。

 よって、お風呂からバルコニーに出れるドアをつけました。
 

 奥さんが夕方現場に来てくれました。「足場が外れ、初めて外観を見た時は、ぞくっとしました」と。

 初めに書いたのですが、この建物にはモチーフがあります。

 プレミアリーグのリヴァプールの本拠地、アンフィールドというスタジアムです。それでも、そんな感想を貰うと設計者冥利に尽きるのです。 
 

文責:守谷 昌紀

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「黒壁の家」‐4‐解体終了、地鎮祭

 9月8日(日)は大安。雨予報の中、何とか雨もあがりました。

 この敷地は、奥に入ると敷地が大きくなっています。

 前日からの雨もあり、式典は入口側のやや狭い場所で。


 神主が四方を清め祓います。


 そしてまずは私の仕事。

 砂山の草をカマで刈り取る儀式です。

 これは開墾を意味するものです。


 次にクライアントがクワで砂山に穴を掘ります。

 その穴に、施工者が鎮め物を埋めて行きます。

 今度は玉串の奉納。

 右手で軸を持ち、時計回りに3/4回転。軸を神棚へむけてお供えします。

 これはクライアントからなので、大雑把な流れはお伝えしておきます。それでも緊張するのが普通です。


 乾杯して、滞りなく式典は終了しました。

 この機会に、模型も、図面も一緒にお祓いして貰います。

 この後、建物配置、高さを確認して貰いました。満を持して、掘方がスタート。棟上げは10月上旬あたりでしょうか。

文責:守谷 昌紀

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「千葉の家」」‐6‐ タイルと表札いい感じ

 先週にかけて、8月24日(土)、30日(金)、9月4日(水)と現場に行っていました。

 現場も追い込みです。

 駅前商店街も、見慣れた光景に……と言えば大げさかもしれません。

 しかし、回を重ねる度、愛着が湧いてくるのは事実です。

 当初より、計画の中心にあったレンガのファサード。その姿が、ようやく現実のものとなってきました。

 奥さんが、時々写真を送ってくれるのです。

 更に、2階梁は自身で塗られたもの。他の家具も塗って貰う予定です。

 プロの仕事がいつも最善とは限りません。粗っぽく、濃淡を付けたいなどは、DIYに限ります。

 焼物の表札も付きました。名前のところは加工していますが「いい感じです」とのことでした。来週、実物を見るのが楽しみです。

 現代において「良い感じ」と「いい感じ」は違う表現。いい感じなのです。

文責:守谷 昌紀

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