「千葉の家」-3-いかに伝えるか

 地鎮祭の後、基礎工事が始まっています。

 基礎工事が終わると次は建て方。柱、梁などを組み上げて行きます。

 それに伴い、決めていくべき事が沢山でてきます。

 躯体が出来上がったあとは、屋根、サッシ、外壁工事が始まるのです。

 立面図に色付けし、仕様を書き込んだものをクライアントへ送付しました。

 模型、スケッチとそれぞれの役割があるのです。 

 意外かもしれませんが、サッシは外壁工事より前に取りつけます。

 よって、比較的早い段階で全てを決定する必要があるのです。

 いかにイメージを共有できるか。この言葉に尽きるのです。

文責:守谷 昌紀

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「ゲストルームのある家」-6-オリジナル

 この計画も、いよいよ終盤になってきました。

 玄関は勿論家の顔です。

 こちらのお家では、スチールの錆び仕上げとしました。

 鉄で扉を作り、それを錆びさせます。その上に透明な塗料を塗るという仕上げ。錆というのは、鉄の酸化物ですから、酸素との接触を絶てばそれ以上酸化は進みません。

 クライアントが現場に見えたのが、透明の塗料を塗る前でした。その時点では、ただ錆びたドアがあるだけ。「打合せで見たようなものになると想像出来ない」という感想だったのです。

 それで、まずは最終の仕上げまでして、その上で確認して貰うことになったのです。その結果、無事OKを貰う事ができました。

 建物の部材は既製品化の一途をたどります。扉関係は、その最たるものと言えます。既成品は大量生産品と言い換える事ができます。同じものを事前に確認することが可能なのです。

 どの家もが完全に一点ものだった時代から、車、家電製品と同じように、同じものを見てから買える家が増えました。どちらにも長所、短所はあるでしょう。オリジナルである事を良しとする、私達の家づくりでは先のような課題があるのも事実です。

 最終的には、どのような家づくりが、住まい手の幸せに最も貢献できるのかに尽きるのですが。

文責:守谷 昌紀

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「ゲストルームのある家」-5- 春、芽吹気の季節

 今日から5月。

 現場近くは旧街道もあり、古い住宅街も残ります。塀越しに見える花は、ハナミズキかヤマボウシか。

 桜のあと、気温が上がってきた事を実感させてくれます。

 外壁の色が決まって、塗装工事を待つだけとなりました。

 塗装が終わり、目隠しのルーバーがつけば、一気に建物の雰囲気が変わると思います。

 外構工事は足場が無くなってからなので、一番最後になります。

 土を入れる部分の立ち上りは、焦げ茶のブロックを選んでいます。

 計画名称にあるゲストルームは、元々板張りです。トイレ、ミニキッチン、シャワールームのみが、今回工事の対象です。

 最上階で日当たりも良く、建物内の一等地と言えます。

 側溝に残るわずかな土から、茎を伸ばす野草。工事が落ち着いたので、次回の現場行は5月中旬になりそうです。

 それまで残っているだろうか等と思う今日この頃……

文責:守谷 昌紀

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