「山の手の家」-7-今度は検査終了

 前回、延期になってしまった施主検査。

 一昨日、ようやく完成の状態をみて貰うことが出来ました。

 リフォームにつき、外観の形は大きく変わってませんが、色あいは思い切って変えてみました。ダイニングから一続きになったテラスも、この計画の大きな特徴です。

 玄関内は石貼りになっています。扉は外壁と濃淡をつけました。

 茶系と緑は相性が良いのです。

 建物が大きく、ゆとりはあったのですが、玄関まわり、中央廊下の暗さが課題でした。

 リビングの玄関側に、大きなガラス壁を設け、玄関は改善。

 中央廊下の上部に穴を開け、グレーチングの床にしました。

 60cm角のサイズですが、効果がでています。

 ようやく養生が外れたキッチン。

 奥にある濃茶のキャビネットとの対比が効いています。

 前回か課題となっていた、洗面台。

 天板の大理石は存在感、質感ともさすがに秀でています。クライアントと一緒に、各箇所をみてまわり、塗装など課題が上がったところにテープを貼って行きました。

 今週手直しのうえ、翌週が最終の確認。その後引越しという流れです。

文責:守谷 昌紀

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