間もなく完成を迎える「あちこちでお茶できる家」。
もちろん色々な所でお茶できるのですが、まずは玄関土間です。
6畳くらいの広さがあり、正面には、洗面とトイレが並んでいます。
トイレは通常閉まっていますが、なかなかに鮮やかなピンク。
緑とは特に相性が良い組み合わせです。
こちらの計画。色使いもテーマです。
2階寝室の壁は一面だけヴォルドーに。
床がコルクタイルになっているのは、布団でも寝れるようにという考えから。
子供部屋は、スモーキーピンクのドット柄。
2階のトイレはスカイブルー。
棚は減額の為、イケア製を支給して貰いました。
トップライトのあるファミリースペースは、緑系のパターン柄。
基本的には全て奥さんのセンスです。
思い切りが良さが、確実に空間に反映されています。
空間がシンプルであれば、どんな物でも受け止められます。
よって、キャパシティーを考えると、シンプルを目指せば間違いないのですが、違う答えもあります。
誰でも家を建てるなら「あの時雑誌で見たあんな部屋に!」とか「先週テレビに映ってたキッチンみないな」などという希望があるものです。
全て聞いた通りにすれば簡単なのですが、これは一旦整が必要です。
その部屋のどんな要素が好きだったのかの整理整頓です。
素材、色、家具、光など、空間を構成する要素は沢山あります。その整理整頓が終わり、クライアントと共有できれば、とたんに話しがかみ合いだすのです。
そうなればしめたもの。
一方通行の提案より、1ランク複雑で、味わいのある空間が出来上がっていくのです。
外観もカーポートを残すだけになってきました。
来週末の引っ越しにむけて、詰めの段階に入りました。
文責:守谷 昌紀