「Shabby House」-21-扉

無事引越しも終わり、クライアントと現場を見てを回りました。

この家の玄関扉は、2重になっています。

外側にはスチールの扉。

それを開くと、内側に木製の扉。

南仏からやってききた、本物のアンティーク扉です。この扉を付けたい、というのがクライアントの意向でした。

ただ、大阪市内で家を建てる場合、法的規制で準耐火建築物以上の耐火性能が必要です。それで、このような構造を考えました。

そこまでして、取り付けた甲斐があったと思える程、いい色、いい質感をしています。

鏡の縁もアンティーク。

コートフックも。

おざなりになりがちな小物関係も、クライアントがこつこつ探してくれたものです。

ダイニングの前には、ルーバーに覆われた光庭があります。

この部分が出来上がれば、外構を残して建物は完成します。

現場から家へ、という段階に来ました。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm
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