「伊東内科クリニック」-23-光庭のルーバー

 昨日、角度の調整に手間取っていると聞いていたので、朝一番で現場へ寄ってきました。

 アルミ製のルーバーを75本取り付けるのですが、全て手仕事。全ての産業で機械化が進む中、建築現場は職人の手仕事がものを言います。

 時代と逆行しているようですが、人手が多く加わるほうが建築は熱を持つと思っています。

 この金物は、5度刻みで角度が設定できるのです。目的を達するよう、緩やかに変化させました。

 図面通りになっていない箇所が少しあったので、角度の修正をお願いしました。

 近隣と待合にいる患者さんが、互いに気を遣わずともよい、光庭にするのが目的です。

 何本か、ルーバーは残っていましたが、外観はほぼ完成です。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm