内部工事が一段落し、外壁工事が始まりました。
「伊東内科クリニック」は目地のない、大きな壁面で構成されています。
目地がないとは言え、使われる材料は人が扱える大きさ。
3×6(サブロク)板と呼ばれます。3尺×6尺のことで、910mm×1820mm。
建築現場では古来よりの尺寸法が一般的なのです。
現場内には、所狭しと3×6板のボードが積まれています。
階段は鉄筋コンクリート造なので、型枠工事も始まりました。
ちなみに、これらも3×6板の合板で作られます。
よって現場に未だ階段はなく、上がり下がりはハシゴ。
これは大工さんの手製。エレベーターシャフトの中に移動されていました。
若干怖さが軽減されました。
この時期の現場は、本当に暑い。
飲み物の差し入れがあり、私も一本頂きました。
夕方の現場では「今日のビールは上手いで」という声が聞こえてくるのです。
文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪 一級建築士事務所 アトリエm