「Shabby House」-5-受入検査

梅雨明け以来、晴天が続きます。

朝からコンクリートの受入検査に行ってきました。

今日は基礎部分の打設です。

生コンが届くまで、ポンプ車のホース位置を調整したり、コンクリートを均すトンボを作っていました。

ミキサー車が到着したら、まず試験用の生コンを準備します。

スランプの計測(軟らかさを示す数値)は、15±2.5cm内でクリア。

空気量も4.5±1.5%の規定量です。

カンタブという試験紙で、塩化物量を測定しました。

塩分量が多い場合、鉄筋を腐食させてしまいます。

強度試験を行う試験体は合計6本、1週間後と4週間後用です。

夏場は気温が高く、打設面の温度も高くなってしまうので、湿らす程度の水をまきながら進めます。

ホースの側でバイブレーターを使って生コンを流し、その後をトンボやコテで均していきました。

基礎が立ち上がり、建物の形が現れ始めるのです。

文責:田辺 幸香
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

「Epic Games Japan New Office」-1-プロローグ

 今年のゴールデンウィークに入る直前。ある企業から、連絡を貰った。

 外資系のゲーム開発ツールのメーカーで、webサイトには以下のようなニュースが掲載されていた。

 『今年の4月。世界中のゲームメーカーで使われる統合型ゲーム開発ツール“アンリアル・エンジン”シリーズや、Xbox 360用ソフト『ギアーズ オブ ウォー』シリーズで知られるアメリカのメーカー、Epic Games(エピックゲームズ)が日本進出。

 2010年4月15日に“エピックゲームズ・ジャパン”の設立発表会が行われた』

 「Epic Games Japan」

 更に、横浜で新しい事務所を構えることになり、内装と家具の設計依頼を頂いたのである。

 エンターテイメン企業なので楽しく。

 なんと言っても人材が宝。ここで働きたいと思えるようなオフィスを。

 この2つがメインコンセプト。

 クリアな空間に、様々な色を投げ込んでみた。賑やか過ぎず、クール過ぎず。微妙なところにチャレンジしてみたい。

 完成予定は8月初旬。内装工事の工期はいつも短い。

 現場に行くチャンスは3回。どこで使うか。普段とは違う緊張感もある。

文責:守谷 昌紀
建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm