「黒壁の家」‐5‐兄も喜ぶ棟上げ

 10月8日(火)は、朝がたパラパラと降ったようです。


 しかし日中は何とか持ってくれました。

 無事上棟を迎えることが出来ました。正面の構造は、複雑に、綿密に組み上げられています。 ここが建物の顔。


 いつもの事ですが、大阪市内での建方は非常に神経を使います。

 上の電線は6000ボルトの高圧電流。下には電話やCATVのケーブル。その間を、レッカーのアームがくぐります。


 6人くらいの大工がチームとなり、1日で全体を組み上げてくれました。


 奥さん、子供さん、そしてお父さんも、夕方現場に来てくれました。

 少し暗くなりましたが、隅に酒と塩をまいて回ります。小学校に上がったお兄ちゃんも、嬉々とした表情を見せてくれました。

 家を建てる際、お父さんお母さんの多くの時間を拘束します。よって、子供達には退屈な思いをさせる事が多いのです。

 そこでこう思います。出来上がった時には、最高に喜んでもらえるように、と。

文責:守谷 昌紀

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