「山の手の家」-6-検査、の予定でした

 1月26日(土)は施主検査の予定でした。

 外壁は、こげ茶と利休鼠(りきゅうねず)の中間をねらいました。利休鼠は、利休が好んだ緑がかった灰色。

 灰色は白と黒という無彩色で出来るだけに、何を混ぜるかで大きく雰囲気の変わる色です。

 バルコニーに濃い焦げ茶の横板がくれば、更に締まった印象になるはず。庭にあるテラスも出来上がりました。こちらも、黒に近い灰色と言ってよいでしょう。

 ちなみにテラスはテル=土から出来た言葉で、2階のテラスは間違いなのです。

 ようやくキッチンが座りました。

 ダイニング、キッチン、リビングは概ね終わったのですが、いくつかの工事が残ってしまいました。

 洗面のカウンターがうまく取付けできず、持ち帰ったとのこと。

 クライアントによる検査を、延期して貰うことになりました。勿論ですが、次回検査までには、完璧に仕上げておかないとなりません。

 その件を別にするなら(別に出来ませんが)、住まい手のセンスが上手く表れている家になったと思います。最終の検査は、来週末の予定です。

文責:守谷 昌紀

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