「山の手の家」-4-採光、通風、景色

 来年1月の完成へ向けて、サッシが概ね取付け終わりました。

 南にある広い庭。
 
 こちらに面しては、可能な限り開いています。「引違い」のサッシなら、換気面積は1/2。「3本引き」なら、約2/3の換気面積が確保できます。

 よって3本引きを選択しました。

 換気のみが目的の窓なら、ガラスルーバー窓なら、ほぼ全面が換気面積です。

 窓は、目的が「採光」なのか「通風」なのか、もしくは「景色を切り取る」なのかで、選択は変わってくるのです。

 ダイニング奥の窓はガラスルーバー窓を選択しています。

 玄関床は、課題となっていました。

タイルから石貼りに変わりそうです。

 壁紙は、変化をつけるところ、オーソドックスな組み合わせでいくところ。部屋ごとに検討中です。

 お寺という空間が大嫌い、という話は滅多に聞きません。自然素材のみで作られた建築に、失敗はないと言えるのです。

 しかし、現代建築は限りなく自由で、選択肢は無限にあります。

 クライアントの好み、センスを引きだした上で、最上の空間に仕上げるのが私達の仕事なのです。

文責:守谷 昌紀

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