「あちこちでお茶できる家」-12-人あり竣工写真

 先週の4月5日(木)は竣工写真の撮影でした。

 前々日の3日(火)は台風並みの風が全国で吹き荒れ、撮影日を5日に延期したのです。

 それでも予報は安定せず……。結果的には、何とか夕方までもち、納得のいく撮影ができたのですが、いつもながらヒヤヒヤものです。

 広い玄関土間は、この計画のコンセプトを明確に表しています。

 土間におくと、イームズのタフさがよく分かります。

 土間から繋がるリビングには、ピンクのYチェア。

 ペンダントはルイスポールセンです。

 全てクライアントのセレクト。

 センスだけでは片づけられない、アグレッシブさがあると言えばおおげさでしょうか。

 今回の撮影では、空間だけでなく人物有りにもチャレンジしてみました。

 奥さんは、子供と遊んだり、位置を誘導してくれたり。

 本当に有難いことです。

 上のお子さんはキッチンで料理中のカットも撮りました。

 本当の昼食の準備です。

 人物有りのカットが増えるので、自分で撮れるところは自分で撮ってみては、と写真家から提案がありました。

 よって2階は全て私の撮影。

 2階のファミリースペースは、長細い空間で、ちょっと苦労しました。

 子供部屋はピンクの水玉模様。

 寝室は、ヴォルドーの壁にコルクタイル。

 洗面の後ろは緑。

 カウンターの焦げ茶と相性の良い色です。

 照明、時計などもとてもカラフルですが、まとまりもあります。

 本当に好きなもので構成すれば、必ず良い空間になる、という確信があります。

 但し、「本当に」が大事なのですが。

 キッチン回りの小物も、増えていました。

 昼の部が一段落した時に、奥さん紅茶を煎れてくれました。

 そして計画中の事、家族の事などの四方山話を。
 
 そんな状況がある事が、幸せな事だと思えます。

 快晴の空に、山並みのような外観。

 長辺は真南に向いており、短辺は敷地に直交しています。

 大きなバルコニーからは真南に上がる、世界最大の花火大会が見れます。

 昨日写真家から、機器のトラブルでプリントの納品が遅れそうと連絡がありました。

 しかしデータは先に届くそう。

 今日は朝から、ポスト行きを繰り返します。

文責:守谷 昌紀

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