「Shabby House」-23-スチール

先日の引っ越しから、実際の暮らしが始まっています。

2階奥にあるキッチンはイケア製。

光庭を介してここまで光が届き、とても明るいとのことでした。

建築工事では、建物以外の外部を「外構」と呼びます。

例えば塀や門扉、植栽などですが、本体工事と区分けするのが一般的です。

しかし実際には、建築と切っても切り離せません。もっと言えば、建物の前にくるので、その建築の印象を決定付ける場合もあるのです。

門扉の取り付けが行われました。

最終的には黒に塗装するので、現在の方がフォルムは良くわかります。

1階窓の面格子も、スチールの制作物。工場で職人が手作りします。

とてもシャープに、かつ可愛らしく仕上がりました。

現在では、錆びにくいアルミが多く使われますが、以前はスチールが主流でした。

スチールは堅い素材なので、同じ強度なら、部材はずいぶん細く済みます。

難点は錆びですが、これも時々ペンキを塗る覚悟があれば大丈夫。

メンテナンスフリーも良いのですが、手を掛けてあげるのも、それ以上に価値のあることだと思っています。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm
守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

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