「Shabby House」-19-施主支給

成人の日は快晴。若者達にはこれ以上ない門出になりました。

朝からクライアントと打合せでしたが、放射冷却で現場は本当に寒いのです。

webが一般的になり、施主支給の可能性が無限に広がりました。

その中でも、今回の主役級が登場しました。

元は南仏で実際に使われていた、木製のアンティークドア。

奥さんが直接、静岡のショップまで見に行っての購入品です。

玄関扉として使うのですが、深い緑色は存在感十分。

細かな細工も、手が掛かっています。

本物は本物を邪魔しません。

まだ付いていませんが……

特注のポストも届きました。

これがとても重い。いい色です。

施主支給ではありませんが、アプローチのレンガが敷き詰められました。

深目地に土をいれ、将来的には下草をイメージしています。

前回も取り上げた酒部屋の躙り口。

お気に入りの酒蔵を回るのを楽しみにしているクライアントが、静かにお酒をたしなむ部屋。

それが酒部屋なのです。

大工さんと「躙り具合」を検討しました。

和室は大工さんの力量が存分に発揮さてる場所なのです。

寒い中、家族皆さんで、現場に来て貰いました。

実は引っ越しまであと1週間。最後の最後まで工事は続くかもしれません。

帰り際、監督にはっぱを掛けてきました。

「監督が必ず何とかすると思っていたら、必ず何とかなるから」

必ず何とかなると思っています。

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm
守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

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