「頑張れる家(イタウバハウス)」-9-木造3階建て

 壁の下地が、大方終わりました。

 木造に限ったことではないのですが、建築基準法上、軒高を9mまでに抑える必要があります。
 
 そうでないと絶対建たない訳ではないのですが、とても普通の時間では確認申請が下りないのです。

 各階の天井高さは、それぞれ違い、細かく設定しました。
 
 3階は、少しでも天井高さが稼げるよう、屋根形状に合わせています。

 3階の窓から、下をのぞくと9mは結構な高さだと実感できるのです。

 1階と2階は機能を追い求めて行った結果、複雑な梁組になりました。

 この部分は、建物の特徴をよく表しています。

 大工さんから「釣りが趣味なんですか」と聞かれました。

 webサイトで見てくれたようなのです。前は結構行っていました、と答えました。

 本人も磯釣りが趣味らしく、これからの季節は熊野灘のほうへグレ釣りに……と言っていました。

 木造建築は、建て方から仕上げまで、大工さんの仕事は多岐に渡ります。

 何をおいても対話、です。 

文責:守谷 昌紀

建築家 / 大阪  一級建築士事務所 アトリエm

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