「阿倍野の長屋」‐9‐間に合った、のか

 先週金曜日。引越し当日は快晴でした。

 強い日差しで、作業は大変だったと思いますが、雨だったらと思うとぞっとします。 

31 - コピー

 朝一番、現場はまだ作業をしており、ひとまず家の前に荷物は待機。

 怒られても仕方ない中、いつも笑顔で、現場に対して寛容だったことに、どれだけ救われたことか。

33 - コピー

 家具を据付け、電気配線をつなぐ。

34 - コピー

 据え付けられた家具に塗装。

35 - コピー

 荷物は来る。塗装を急ぐと。

 もうアメリカンコメディーみたいな状態です。ともて笑っていられませんが。

52 - コピー

 アリさんマークの養生が済み、いよいよ大物、冷蔵庫の搬入です。

53 - コピー

 若い2人が、大汗をかきながら、まず2階へ搬入。

55 - コピー

 キッチンに隣接するパントリーに何とか納めてくれました。

59 - コピー

 1階への明り取りも、まだ仮置き状態のようです。

 現場の職人も、アリさんマークの人たちも、本当に大変だったと思いますが、何とかんとか終了しました。

 最近、何故このような綱渡りが多いのか。

 多くの物がユニット化する中、加えて、職人の高齢化、人手不足と、全く楽観できません。

 何かを創り、それを世に出す以上、その責任と覚悟を、関わる全ての人が持たなければなりません。
 
 物が100円で買える時代、その作成に関わりたいのか、何千万円というお金が掛る、一点物の創造に関わりたいのかを、改めて自分に問う必要があります。

 30年前なら当たり前だったことが、当たり前で無くなって来たのです。

 しかし言い訳無用。ご家族の皆さんには、お詫びしかありません。月見台が据え付けられたら、伺います。

 まだ、残っているのです。

文責:守谷 昌紀

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。