タグ別アーカイブ: 長居公園

年明け早々は、人を大切に‐1972‐

今日は成人の日で、晴れ着姿の新成人をちらほらと見かけました。

妻が通う美容院でも、着物の着付けが混み合うので、一番早い人は深夜2時からだそうです。

天気に恵まれ、女性は特に喜んでいたでしょう。

1月6日(金)の午前中、長居公園内を自転車で西へ急いでいました。

ヤンマースタジアム長居の横を抜け。

セレッソ大阪の本拠地、ヨドコウ桜スタジアムも通り過ぎ。

大阪急性期・総合医療センターまでやってきました。

年が明けてから、右の奥歯あたりがかなり痛んでいました。

徐々にその範囲が広がり、ろくに物を噛めない程痛み出したのです。

右のアゴ下あたりを触ると、かなり腫れているのが分かりました。


2016年の5月に、唾液腺の中にできた「唾石」を取って貰う手術をしました。

唾石とはカルシウムが結晶化したもので、軽石のようなものです。

この時は傷跡が残らないよう口の中からの手術を選択し、そこから取れるものだけを除去しました。

残っている唾石が原因かなと思い、急いでかかりつけの先生に紹介状を書いて貰ったのです。

やはり、残っている唾石の部分が炎症を起こしているとのことでした。

ひとまず抗生物質と鎮痛剤を処方してもらい、後日CTを撮ることに。

今日あたりから薬の効果がでてきて、ようやく何とか物を噛めるようになった次第です。

病院へ急ぐ道中、立派な家を見つけました。

門松がとても美しく、歯が痛いのに止まって写真を撮ってしまいました。

今日は現場を回っていたのですが、そこに可愛いしめ飾りも。

もう少しの間、松の内気分を楽しんでおきたいものです。

診察を受けた日は、物を噛むのが辛そうな姿を見かねて、妻が七草粥を作ってくれました。

これが何とも美味しかったのです。

美味しいだけでなく、その滋味が心に沁みわたるようでした。あまりに美味しく、写真を撮るのも忘れて完食してしまった程です。

7年前の5月に手術をしたと書きましたが、診察を受けたのは今年と同じ1月6日でした。

1月7日は「人日」と呼ばれる年最初の節句で「人を大切にする」という意味を持つそうです。

伝統とかしきたりという言葉だけでも煙たがられそうな世の中ですが、全てを見越したように当てはまると、もう信じない訳にはいきません。

来年から、1月7日の七草粥は是非恒例としたいと思います。

世のお父さん、お母さんへ。

「人を大切にする」の人には、是非ご自身も入れて下さい。

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載
■6月11日『homify』の特集記事に「R Grey」掲載

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凧々あがれ‐1552‐

 今日は朝から雲ひとつない青空でした。

 こんな日は絶好の撮影日和。同じ現場でも、晴れと曇りでは、全く違う景色に見えます。

 ということで「住吉区歯科医師会館」の現場へ行ってきました。

 すぐ近くにある長居公園は、東住吉区ですが住吉区に切れ込むような位置にあります。

 広い敷地には背の高い樹々が森のように育ち、まさに都会のオアシス。

 帰りに寄ってみました。

 西端には、セレッソ大阪のホームであるヤンマースタジアムや、陸上競技場もあります。

 この日は学生の大会だったようです。

 たすきを掛けているところを見ると駅伝でしょうか。

 高校生のようでした。

 子供が小さい時は、長居公園内のこの滑り台に何度足を運んだことか。

 長男も長女もここが好きでした。

 その横で、凧揚げをしている少年が2人。

 「いくぞおー」とか言いながら走り出します。

 何とか揚がったり、揚がらなかったり。

 注意してみると、凧あげをしている子供の多いこと。

 お祖父ちゃんも奮闘中です。

 みるからにぎこちない走り方で、怪我のないようにと声を掛けたくなります。

 私が子供の頃は、田んぼが多く残っていましたが、今凧揚げができる場所と言えば、大和川の河川敷かここくらい。

 銀だこなんていう店もありましたが、ここはまさに凧銀座です。


 ゲイラカイト型でしょうか。

 観ているだけで、気持ちがよいものです。

 凧は引っ張ることで揚力を得て、空高く舞いあがります。

 その出だしは、誰かに持って貰わなければならないことが、ほのぼのとした景色を生むのでしょう。

 1人でできない。

 これは不自由だけれど、とても豊かなことです。他者の存在がなければ、人生は無味乾燥なものになってしまうのです。

 友達が極めて少ない私が言うのも何ですが。

 成人式帰りの女性を見掛けました。

 「成人式って、1月15日だった……よな」と一瞬迷いました。第2月曜日に変わった当初は、違和感ばかりでしたが馴れとはとは怖いものです。

 また、色々なトラブルの話題が取り上げられるのでしょう。

 しかし、人生の節目です。

 自分以外の誰かが居るから式は成立します。その瞬間を分かち合い、謳歌すればよいでしょう。

 空高く、自由に飛びたいのは20歳であれ48歳であれ変わらぬ思いです。

 飛びたければ、引っ張って貰うか、自分で走るかの二択しかありません。

 人生も、凧々あがれなのです。

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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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