日曜日は長男の卓球の試合を観に行っていました。
会場のある橿原公苑は橿原神宮のすぐそば。
近くに神武天皇陵もあり、この辺りはなかなかに雰囲気がある場所です。
試合開始まで少し時間があり、橿原神宮を参ってきました。
webサイトにはこうあります。
日本最古の正史ともされる『日本書紀』において、日本建国の地と記された橿原。
天照大神(あまてらすおおかみ)の血を引く神倭伊波禮毘古命(かむやまといわれびこのみこと 後の神武天皇)が、豊かで平和な国づくりをめざして、九州高千穂の宮から東に向かい、想像を絶する苦難を乗り越え、畝傍山うねびやまの東南の麓に橿原宮を創建されました。
第一代天皇として即位されたのが紀元元年、今からおよそ2,600余年前のことです。
恥ずかしながら、橿原が日本建国の地だったとは全く知りませんでした。
橿原神宮の参道は広く、朝早くにも関わらず多くの人達が訪れています。
秋は七五三の時期でもありました。
大和三山のひとつ、畝傍山を従えた拝殿が見えてきます。
こちらも七五三でしょう。
日本発祥の地。境内はハレという非日常が溢れています。
拝殿から、更に奥の本殿を望みます。
日本の様式美が具現化されてるのです。
西暦はキリストの誕生を紀元としていますが、「日本」という国を基準に考えれば現在は2678年。
何度か危機があったにせよ、2600年以上も滅びずに続いている国は他に有りません。
「謙遜」という美意識は素晴らしいものですが、正確に自分達のこと、また自分の国を知ることも大切です。
どことなく、自国に誇りを持つ人が少ないと感じるのは思い過ごしでしょうか。
四季があり、自然が美しく、食べ物は滋味深く、世界一安全で、最も歴史が古い国。
それが日本です。
大陸から多くのことを学び、西洋への憧れが日本を成長させてきました。
また、敗戦後は皆が我武者羅に働き、経済大国となりました。
しかし現在は、高齢化、少子化、労働力の不足と良い話を聞くことはあまりありません。
それでも、日本が世界に誇れるものは「美意識」だと思います。
ゴミをポイ捨てしたら罰があるから捨てないのではなく、そういうことは恰好悪い、恥ずかしいと思う気持ち。
それを皆とまでは言わないまでも、多くの人が持っています。
無用に高い報酬を貰うことには、罪悪感のようなものさえ持っています。
これは、ある国のカリスマ経営者にはなかなか分からないかもしれません。
突出することに臆病と言われるかもしれませんが、それが日本人なのです。
日本を感じたいなら、橿原に勝るところはそうないかもしれません。
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