台風5号は、今日の夕方にも和歌山に上陸するようです。
今日と打って変わって、昨日は1日よい天気でした。
夏休みにはいり、退屈そうにしている娘が海遊館へいきたいと。
夕方から出掛けたのですが、それなりの込み具合でした。
おきまりのスタンプラリーも完成です。
天保山界隈にも「大阪港開港150年」のフラッグがあちこちに上がっています。
そのスタンプラリーもあるようで、回ってきました。
まずは天保山・築港エリアで3ヵ所。
うちの1つは築港赤レンガ倉庫です。
新聞でクラッシックカーミュージアムが人気という記事を読みました。
各地に赤レンガ倉庫は沢山あります。
大阪も150年の歴史を誇る港町。当然このような場所もある訳です。
すぐ近くには名門、井桁マークのついた赤レンガ倉庫。
この古びた感が、何とも歴史を感じさせるのです。
天保山エリアをクリアしたら、今度は川口エリア。
こちらも3ヵ所あり、地下鉄阿波座駅周辺です。
開港と同時に、外国人居留地として発展したのが川口です。
大阪の近代化はここから始まりました。
函館、横浜、神戸、長崎の居留地は訪れましたがここは初めて。意外に知らないものです。
川口基督教会は1920年の建築。
居留地時代の面影を残しています。
最後のポイントは中之島漁港。
大阪中央卸売市場の南にあり、「港と街を直接つなぐ鮮魚取引所」とあります。
魚介類を買ったり、その場で食べることができる、新しい漁港を目指す民間企業のよう。
スタンプラリーの最後としては、ややしまらない感もありますが、食事処としては面白そうな施設でした。
地名としては、 室町時代に石山本願寺を建てた蓮如上人の文章に「大坂」とでてくるのが初めと大阪市のwebサイトにあります。
当時の文献には「大坂」とも「小坂」ともあり、いずれも「オサカ」と発音されていました。
現在の大阪城が建つ位置にあった、石山本願寺をどうしても欲しかったのが信長です。
本願寺法主、顕如と激しく戦いを繰り広げたのですが、あの信長が退けられ続けました。それほどまでに、石山本願寺の立地が素晴らしかったのです。
信長はこういっています。
大坂は凡そ日本一の境地なり
最終的に、秀吉によって大坂城は築かれました。そして、安土桃山時代から、昭和初期までの大大阪へと繁栄は続くのです。
八百八橋を誇るとおり、水運によって栄えた街なので、海、川とは切っても切り離せません。
自動車、飛行機の発展で、水運への依存度も変わってきました。それでも、港町ということばに、ある種のノスタルジーを感じます。
港街大阪。街にも色々な側面があるものです。
反対に言えば、人にしろ街にしろ、1つのイメージで片付けようとしていないのだろうかとも思うのです。