タグ別アーカイブ: 究極の幸せ

楽は楽にならない‐1418‐

 昨日から10月にはいりました。

 暑い暑いといっていたら、朝夕は寒いくらいに。今年も残すところ3ヵ月となりました。

 今日は生憎の雨ですが、昨日は秋晴れの1日に。長女の運動会でした。

 中学になった長男は平日開催で、私が観れるのはこの1回だけ。

 もっと言えば、親として見に行く運動会はあと2回だけということでしょうか。

 2人とも足は速いので、これまで運動会は随分楽しませてもらいました。

 しかし、今年は障害物競走。

 さらに半分は男の子で、ネットくぐりにやや手間取ってしまいました。

 やはり運動会は徒競走に限ります。(我が家的には)

 また、代表委員?をしており、司会進行のアナウンスを担当しました。

 経緯は知らないのですが、何かしらの役割を引き受けたことは偉いなと思っています。

 プラスアルファの充実感があったと思うのです。

 「究極の幸せとは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること」

 社員の7割に知的障害を持つ人たちを雇用する、日本理化学工業の大山会長が紹介している言葉です。

 面倒や、労苦をさけて、いきなり誰かに必要とされることはありません。

 あまりネガティブな言葉を文字にするのは嫌なのですが、「楽に生きたいは、楽に生きられない」は簡単に証明できます。

楽に生きたい
 ↓
責任を負いたくない、面倒は避ける
 ↓
信用は落ちる、能力は向上しない
 ↓
楽に、楽しく生きていけない

 やはり聖書にある「狭き門をくぐる」ことが、幸せな人生を送るたったひとつの方法なのだと思っています。

 「会社でも常に面倒な方を選ぼうといっている」とある人に話したら、「そんな面倒な生き方辞めたら」と言われました。勿論強要するつもりはありません。

 一度しかない人生です。楽しく、幸せなものにしたいというゴールは誰もが同じはず。いま取る行動がそこに繋がっていれば、全く問題ありません。

 最近つくづく思います。人生って本当に単純にできているんだなあと。

食べる喜び、生きる喜び‐1163‐

 昨日からゴールデンウィークが始まったという企業も多いようです。

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 今日も気持ちの良い一日でした。GWは前半天気がよさそうです。

 阪神百貨店の建て替え工事が着々と進んでいます。南にあった新阪急ビルとは、道路の上でつながる計画。

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 上からみると、新阪急ビルの上には重機が。クライアントいわく、どうやってあそこまで上げたのか。

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 この新阪急ビルの西隣に「E間ビル」が見えています。以前、この辺りに「まるい飯店」という中華料理店がありました。

 まるい飯店はラーメンが100円。金額が金額で、特に美味しい訳はありませんが、それでもカップラーメンよりはまし。

 浪人時代は特に有り難かったのを思い出します。

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 日曜日、滋賀に行った際にはお土産まで貰っていました。

 その場で掘った筍です。

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 加えて「木の芽」も、その場で摘んでくれました。

 筍の木の芽和えに使う際、手の平でパンと叩くと良い香りがするあれです。

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 妻作の筍ご飯。スタッフに持って帰って貰いました。穂先は柔らかく、春を食べるといった趣きです。

 究極の幸せは、全てに感謝しながら生きることだと言います。

 青空の美しさに感激し、美味しいものを食べたなら、感謝の念が湧いてくる。

 そこまではたどり着いていませんが、これは幸せな人生です。

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 今日も現場で打合せでした。

 学校帰りのお子さんは、現場の即席テーブルで宿題です。

 奥さんから「メルボルンって凄いですね~」と。勿論強要はしていませんが、クライアントは、私の日記を読んでくれている方が多く、その話題になることも多々あります。

 互いに敬意を持ち合え、感謝でき、笑い合える関係。これを仕事上で実現することを模索してきました。

 そんな幸せなクライアントに見送られ、GWは北海道へ行ってきます。おそらくフェリーでは最長の旅になるはず。

 来週月曜日は、北の国から。

良く見る。本心で話す。‐1153‐

■■■ セブンドリーマーズ・ゴルフシャフト・梅田ラボ ■■■
「オープニングレセプション:UMEDA GALA PARTY」

時間:3/27(金)18:00-21:00
場所:〒530-0001 大阪市北区梅田 1-2-2 大阪駅前第2ビル 1F
飲み物・食べ物:無料
設計:アトリエm

 いよいよ明日に迫った、セブンドリーマーズ・梅田ラボのオープニングレセプション。

 現場はまさに正念場です。詳しくは現場日記に書きたいと思います。

 今日は朝から、敷地の確認に行ってきました。

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 季節、時間を変えて、訪れることがとても重要。日照時間も随分長くなり、日差しも強さをましてきました。 

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 ご近所の桜が7分咲きでした。

 かなりの老木のようですが、淡桃と真紅の桜が入り混じっています。接木をしているのでしょうが、不思議と人工的な香りはありません。

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 人と自然が共生するのが里山文化。日本という国は、そのあたりのバランス感覚が非常に良い国だったと言えます。
  
 それらの文化を過去形にしないよう、注意したいと思うのです。

 春満開直前といった時期ですが、小学校は終業式を終えました。

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 春休み中は、子供達にも時々事務所に来て貰い、車の模型を作ってもらいます。

 子供さんが一緒に打合せに来所した際の、プレゼント用です。大人が作ったものより、人気があることがあるのです。

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 下の娘はまだ大雑把なものですが、それでも持って帰りたいと言ってくれる時もあります。

 それを子供達に伝えると、ともて喜ぶのです。

 ダストレスチョークで知られる日本理化学は、知的障害を持つ社員が、全体の70%以上を占めます。

 会長の大山泰弘さんはこう言っています。

 導師は人間の究極の幸せは

 人に愛されること、
 人にほめられること、
 人の役に立つこと、
 人から必要とされること

 の4つと言われました。働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだ。私はその愛までも得られると思う。

 長女は通知表の成績が全てAでした。そこまで期待していなかったので、手放しで喜びました。

 1年生なので、先生の言うことを、しっかり実践していれば取れそうですが、それでもオールAは大したものです。

 反対に長男は1つAが減り半分くらいがAでした。

 現代は、褒めることこそ人を伸ばすという考えが主流です。しかし、私は少し違和感を覚えます。

 仕事の現場では、良い仕事をすれば褒められるし、良い仕事が出来なければ叱られます。全てはありのままです。

 ただ、褒めるにはまず、褒める点を見つけなければなりません。現実を常に注意深く、愛情を持って見ておきなさい、という意味が本来の意味だと思うのです。

 オールAを褒めるのは簡単でした。そうではない時、親がどのくらい子供を見ていたのかを試されます。

 で、「休まずに学校へ行けたんやね。元気が一番」みたいな話では笑い話にもまりません。

 担任の先生から「だれかれ、わけ隔てなく接することが出来る」というコメントがありました。長男らしいなと思い、良く見てくれている先生に感謝しました。

 良く見る。本心で話す。これは仕事上の信念でもあります。

一人前とは

 人の入れ替わりは世の常で、変化のない組織は衰退します。

 よって、実はということも無いのですが、9月に若い男性スタッフが退職しました。辞めるという結論を出したなら、何故とは聞かない事にしているので、本当の理由は分かりません。

 これは自分の経験から決めた事です。

 24歳の時、初めの事務所をクビになった後、ひらってくれた先輩がいました。その設計事務所で働いて1年ほど経った頃、ちょっとしたことで「辞めます」と言ったのです。

 止めてくれるだろうという気持ちが、いくらはあったと思います。しかし結果は「あっそう」という感じでした。

 辞めたいと言っておきながら、止めて貰うもないのですが、大方の若者は私と同じように、自分の発言に責任を持ったことがないと言えば言い過ぎでしょうか。

 いつも誰かが「考え直したら」とか「長い目で見たら為にならないから」とか正しい選択へ導いてくれたと思うのです。

 25歳の時に「辞めずにもう少し頑張ってくれよ」と言われていたら、私はまた違った生き方をしていたと思います。現実は1つしかないので、どちらが良かったを考えるのは全くのナンセンスですが。

 大学生の頃、下宿をしていた同級生が「一人前になるまで帰ってくるなと、父さんに言われている」とよく言っていました。

 しかし、やや違和感を覚えていました。一人前ってなんだろうと。

 「一人前とは逃げないこと」 
 
 出所を忘れていまったのですが、これより分かり易い言葉はありません。意地悪な言い方ですが、一人前は郷里には帰らないのです。

 新聞で、社会派小説家、城山三郎の言葉が紹介されていました。

 「1人のホンモノに触れれば、100人のニセモノを忘れさせてくれる。それが人間社会の有難さである」

 人間関係の問題が、一方にしかないことはあり得ません。勿論私も至らなかったのは間違いないのです。
 
 何度か紹介したのですが、社員の7割に知的障害を持つ人たちを雇用し、チョークを製造している会社、日本理化学工業の大山泰弘会長の言葉を書いてみます。彼は人としての、4つの究極の幸せを定義しています。

 「愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること」

 いずれも他者が介在しています。この意味が分かれば、大切なのは自分の都合や考え方でなく、どれだけ誰かの役に立てるかこそが、自身の存在意義だと納得できると思うのです。

役員

 と言っても会社役員ではありません。妻が保育園の役員をしているのです。

 後援会の役員は、運動会、お遊戯会などのイベントで、先生の手伝いをするものです。妻が引き受けたと聞いた時「そんな余裕あるのか」と思わず聞き返してしまいました。

 長男は年長組。長女は年少組であと3年保育園に通います。ともに1歳から通っているので、都合9年お世話になります。

 頼まれたのが、2回目ということもあり、引き受けることになったようです。日曜日はその初仕事。私が子供を連れて保育園へ。

 今回は、お楽しみ会というイベントで、お祭りの出店の手伝い。

 狭い保育園の園庭はごった返し、汗が噴きだします。

 全て先生と役員の手作りで、商品などは年長組の役員が買いに行くのです。

 保育園にはノウハウがあるのでしょうが、買出しに行く人は、責任重大です。

 園児全員が500円で一通りのチケットを買います。何百人もの来場があると考えると、結構なイベントです。本来なら的屋が仕切る類のものですから。

 スーパーボールすくい。

 これは松屋町に行けば、かなりの数を安く買えます。

 金魚なんかは、どうするのか。

 見る角度で、興味も変わります。

 商品は、やむ得ず、安く、かさばるものになります。

 言ってしまえば子供だまし。それでも喜んでいるのですから、結果オーライ。

 妻に灼熱の1日を終えた役員の感想を聞くと……ぐったりしていました。
 
 究極の幸せとは「愛されること」「褒められること」「人の役にたつこと」「人の必要とされること」。

 これは日本理化学工業の大山社長の言葉。チョークを作る会社で、知的障者と仕事の関係を考え続ける経営者です。

 普段の暮らしの中では「人の役にたつこと」が一番大切でしょうか。役に立てば、必要とされ、褒められ、感謝されます。

 どの役員もぐったりはしているでしょうが、いい気分で日曜の夕食を迎えたのでは。全て損得勘定だけではないはずですから。