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泉佐野漁港 青空市場‐1810‐

 もはや名前を聞かない日がない大谷翔平選手。

 所属するエンゼルスの本拠地があるロサンゼルスとの時差は16時間です。

 席に座るなり、前日の大活躍が聞こえてくると「さあやるぞ!」という気持ちになります。

 真のスターとは、そういう人のことを言うのでしょう。スター(Star)より、サン(Sun)の方が適しているかもしれません。

  上半期最後のSundayは、泉佐野漁港へ行ってきました。

 子供達がテスト勉強期間に入りました。
 
 日曜日の夕食くらいはちょっと豪華にと思い、魚の産直市場を探してみました。

 以外にも、と言えば怒られますが、大阪府のサイトが一番充実していました。

 

 泉佐野漁港はりんくうタウンのすぐ北にあります。

  関空がすぐ近くなので、飛行機の発着も頻繁に。

 以前は青空市場だったのが、現在は建物内に変わったようです。

 観光客半分、地元の人半分といった感じでしょうか。

 函館の朝市を思い出しますが、なかなか賑わっています。

 舌平目の仲間、アカシタはこのあたりの特産です。

 ただ、子供は食べないだろうと残念ながらパス。

 地の魚でいえばガッチョや真鯛が並んでいました。

 文字通り、とれとれピチピチなのです。

 私だけなら、エビ、カニなども捨てがたいのですが、子供に確実に食べて貰えるものからチョイスしました。

 家に帰ると、まずは包丁砥ぎからスタートです。

 砥石に押し当てているだけでも、心が落ち着くもの。

 まず、剣先イカは糸づくりに。

 ゲソは唐揚げに。

 左ヒラメに右カレイにカレイ。

 小さくて申し訳ないのですが、今回こちららが挑戦品です。

 こちらも唐揚げにしました。

 「美味しいから一口だけでも」と言うと、こわごわ食べた兄妹も「美味しいっ!」と。

 しかし続けて「カラッ!」。

 お父さん的には張り切り過ぎてしまい、塩が少し多くなってしまったようです。

 これは痛恨の極み!!

 剣先イカは間違いのないお味。

 長男用に買ったクロマグロも文句なし。

 切る、焼く、揚げるくらいしかしませんが、基本料理は大好きです。
 

 切ったり、刺したりして喜んで貰えるのは料理だけですし、それはそれで、結構ストレス発散になるとかならないとか……

 カレイの唐揚げも再調整したいですし、他の産直市場も順に回る楽しみができました。

 天は二物を……という諺があります。

 しかし、時に天の意思とは関係の無いスーパースターが現れます。

 自分がそのような存在になれるとは思っていませんが、家族だったり、クライアントだったりの、リトルスターくらいは目指したいものです。

 冬の夜空にまたたく、小さな星で構いませんから。 

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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【News】
■12月28日発売『suumoリフォーム(関西版)』にインタビュー記事掲載
■10月23日『homify』の特集記事に「阿倍野の長屋」掲載
■9月11日発売『リフォームデザイン2020』に「回遊できる家」掲載

■2017年11月27日ギャラクシーブックスから出版『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀がamazon <民家・住宅論>で1位になりました

◆メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

2度目の人生‐1368‐

 今日の朝、神社の桜も満開でした。

 その下を歩くのは1年生か2年生か。

 今日から新学期という学校がほとんどでしょうか。

 土曜日はあいにくの天気でしたが、長男の入学式でした。

 中学校の制服姿を見ると、まずは大きくなったなという感慨があります。

 そして期待と不安。これは本人も同じでしょう。

 子を育てるというのは、人生を復習、追体験することに近い気がします。

 もう30年以上前のことですが、確実に自らの記憶がよみがえってくるものです。

 私は小さい頃、初めての環境が特に苦手でした。

 自分から声をかけることができず、なかなか友達が出来ないタイプだったのです。

 中学に入ってすぐも、なかなか遊びの輪の中に入っていけなかったことを覚えていま。

 そんなこともあり、長男にこう伝えてみました。

 「まずは自分から声をかけてみたらどうかな。みな緊張しているから、ちょっと勇気を出したら相手は喜んでくれると思うよ」

 この歳になって分かるのですが、初めての環境が得意な人などいません。
 
 ところが、視野が狭く、自分のことばかり見ているので、簡単に「苦手」とか「得意じゃない」とか言ってしまうのです。

 中学1年のときから、積極的に声を掛けられる生徒がいたとします。

 彼は元からそういう性格だったのではなく、過去に自ら行動を起こして良かったという経験を持っているのだとしたら……

 個性尊重の時代で、人はそれぞれといいます。

 しかし本当の意味での個性とは、厳しい現実に削られて、削られて、ようやくにじみ出してくるものだと思います。

 いずれにしても新たな門出です。

 楽しいことは問題ありません。厳しいこと、難しいことが起ったら、それらが自分を磨く砥石だと思えれば、少しは我慢強くなれるでしょうか。

 それが成長への1本道です。

 2度目の人生。私も成長できるよう、その砥石を積極的に拾いにいかなければなりません。