「今日はイイハ(118)の日」だと、ラジオから聞こえてきました。
クリニックは何件か設計させて貰いましたが、一番多いのは歯科医院です。
現在は「住吉区歯科医師会館」の仕事もさせて貰っているので、虫歯は勿論ご法度。
虫歯だらけの設計者に依頼など来ない気がするので。
三度の歯磨きは欠かしませんし、外出時の携帯歯ブラシは欠かせません。
ただ残念なことに、それを始めたのが歯科医院の設計後で……
いくら磨いても、これまでの治療痕が直るはずはありません。虫歯だけは取り返しがつかないのです。
子供には「歯磨きは貯金だと思って!5千万円くらいの価値がある」と繰り返し言っているのですが、どこまで理解しているのか。
一昨日に立冬を過ぎましたが、今日も暖かい一日でした。
通勤中に公園をのぞくと、紅葉が始まった木もちらほら。
近付いてみていると、砂場で0歳と1歳くらいの子供さんが遊んでいました。
お母さん同士は、子育ての話しで盛り上がっています。
レンタルDVDショップのセルフレジの前。台に乗っている男の子は3歳くらいでしょうか。
何とかお母さんの手伝いをしようと、横から一生懸命手を伸ばしています。
そして、集団登校をする小学生。
母子そして家族だけの生活から、保育園、小学校と集団生活に入り、友達、仲間ができて行きます。
子供は母親や家庭と少しずつ距離をおき、やがて社会へ出て行くのですが、それは間違いなく喜ばしいことです。
友達の延長線上に、仲間や集団があるのかは微妙なところです。
また、人が集まれば必ず悪くなるとは思いませんが、先月末の渋谷でのハロウィン騒動を知り、こんな言葉を引いてみたくなります。
狂気は個人にあっては稀有なことである。しかし、集団・党派・民族・時代にあっては通例である。
-ニーチェ-『善悪の彼岸』より
「集団」と言う言葉と「群れる」という言葉は区分けした方が良いかもしれませんが、いずれにしてもマスとなった時、人は間違いやすいという事実はあるのです。
個人など本当に弱いものです。私の力など、ほんの微々たるものでしかありません。
しかし、それを認めているか否かという点においては、顔を隠し乱痴気騒ぎをする人達とは違う気持ちでいるのです。
孤高のルポライター、竹中労の言葉も何度か引かせてもらいました。
人は、無力だから群れるの ではない。群れるから無力なのだ。
「孤高たれ」は「渾身」とともに私の座右の銘でもあります。
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