梅雨空はどこかに行ってしまい、真夏の太陽が照りつけます。
いよいよ夏がやってきたという感じ。
昨日は「羽曳野の家〈リノベーション〉」のオープンハウスでした。
竣工したのは6月の中旬でした。
そして、引っ越ししてから1週間。
収納棚やダイニングテーブルが新調され、とてもいい感じです。
こんな時、クライアントの「好き」を幹にした家創りの可能性を感じます。
当然とも言えるのですが、出来た時から、住まい手にピタリと合っているのです。
この日、活躍してくれたのは、小学1年生になった長男君。
全ての来訪者を、ロフトやその奥にある書斎へ案内してくれました。
書斎は、ご主人の為に計画した空間です。
お子さんが3人。間もなく第4子が生まれる予定で、もしかすると子供部屋になるかもしれません。
ご主人は、この日も深夜まで仕事とのことでした。
そんなお父さんの頑張りで、ここに至ったことを、お子さん達に我が事のように伝えるのです。
半日だったこともありますが、ゲストが途切れることのない、活気あるオープンハウスになりました。
熱心に見てもらいましたが、この時計は一番人気。
ご夫妻で取り付けたそうです。
キッチン後ろにある収納は、冷蔵庫や、ポストが隠れていますが、奥さんが説明してくれました。本当に有り難いことです。
現在設計中のクライアントあり、すでにお家が建ったクライアントあり、相談前の方もあり。友人知人も訪ねてくれました。
「遠里小野の家」のクライアントも参加してくれました。
こちらのお家でもオープンハウスを開催させて貰いました。
写っているのは「松虫の長屋」のご家族です。また、「長田の家」のクライアントも参加してくれました。
すでに完成していた「shabby house」のご家族も遊びに来てくれたのです。
この時、大感謝祭を決意したのですが、未だ実現出来ておらず……この秋、必ず開催します。
子供さんは、そのうち皆で遊びだします。
子供部屋とLDKが繋がっているメリットは、親の目が行き届くところ。
娘も来てくれたのですが、小3と小1の長男君のかけっこが始まりました。
キッチンエリアはぐるっと回遊できるようになっているのです。
説明せずとも、それらを体感して貰えるのがオープンハウスの一番の価値です。
映画「ライオン・キング」の主題歌は「サークル・オブ・ライフ」でした。
命が繋がっているなら、幸せも繋がっています。更に伝播するものです。
決して卑屈にならず、また反対に奢らず。そんなことを思いながら、一所懸命働いているつもりです。
こんな日は、全てが報われた気分になるのです