タグ別アーカイブ: 仙台

再訪、杜の都。私以外‐2098‐

独眼竜・伊達政宗の居城だった仙台城跡に来ています。

私以外の家族3人が。

寝る時間も、食べる時間も惜しんで働きましたが、週末の2日を完全に休むのは無理と判断。

泣く泣くエアチケットをキャンセルしたのです。

年始あたりだったか、娘が「東北大学に興味がある」と。

それなら、家族で行こうかと計画していました。

長男は東京から新幹線で合流。1時間半で来れるそうです。

キャンパスは、駅3つ分くらいあり、兎に角大きいそう。

長男の時もそうでしたが、気になる大学は見に行くべし。

自分がそこに通う姿をイメージできれば、合格したも同然です。

大学訪問の後は仙台海の杜水族館。

娘は小さい頃から水族館好きで、日本国中を制覇しようと考えたこともありました。

また、長男は大のペンギン好きで、SNSのアイコンにも使っている程。

親として、何となく画的に納得できるのです。

ついに送られてきました。

1日の最後は勿論牛タン。

この写真を見ながら、私はアトリエで自炊するという……

週末、大阪の天気はいまひとつでしたが、日曜日の仙台は快晴。

それも分かっていたので、いい写真が撮れるだろうと楽しみにしていました。

松島の少し仙台寄り、塩釜湾から遊覧船が出ているようです。

日本三景のひとつ、松島の魅力は何と言っても浅い海に浮かぶ島々。

家族で47都道府県制覇の旅でも一番最後になったのが宮城県でした。

2017年の年末にようやく完遂できました。

山の上から眺める松島も素晴らしかったのですが、晴れた青空にエメラルドグリーンの海も負けず劣らず素晴らしい。

松島で上陸し、色々な体験をさせて貰えるようです。

カキ。

笹かまぼこ。

そしてずんだ餅。

どんどん写真が送られてくる中、再び私はアトリエで自炊……

こういった街の写真がもっと欲しかったのですが、行っていないので文句は言えません。

前回の仙台訪問の日記を読むと、2017年の夏休みに来るつもりだったのが、この時も仕事の関係でキャンセルしていました。年末はそのリベンジでした。

当時のスケジュールを見てみると、「さかたファミリー歯科」「R grey」が工事の最終盤。

「碧の家」が工事の中盤に差し掛かった頃。

「白のコートハウス」「山本合同事務所」「トレジャーキッズたかどの」の工事が始まったばかり。

そして「どこにもない箱」がプレゼンテーション前でした。

マルコが辞めた翌年で、スタッフ2名と私で総勢3名。プラス、オープンデスクとアルバイトが2、3人という体制でした。

人数こそ今より多いものの、これは休んでいる暇は無いなという感じです。

「誰にも負けない努力を」と、尊敬する稲盛和夫さんに教えて貰い、ずっと実践してきたつもりです。

実施設計最終盤のプロジェクトがあるので、昨晩も朝方まで図面を描いていました。

ところが、今日の打合せでかなり大きな変更がでてしまい……

それでも、ピンチはチャンス。ありがとうございます!と言って頑張るしかありません。

2017年夏のキャンセル時は、旅行自体が中止になりましたが、今回は私が外れただけ。

子供が大きくなったからですが、その分、気は楽です。

懸命に働くので、何とか志望校に合格し、最高の学生生活を送って欲しいものです。

仙台にご縁があると良いのですが……

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

メディア掲載情報

今が最高!‐1992‐

■半地下の音楽室がある「没頭できる家」オープンハウス開催■

場所:大阪府南部
天王寺駅から電車で30分
日時:2023年 3月26日(日)10:00~16:00
詳しい場所はお申込み後にメールでお送りいたします。

ご主人に軽くドラムを叩いて貰った動画をインスタにも上げました。

まだ初セッティングでバスドラが鳴っていませんが、とてもいい感じ。

ここに奥さんのキーボードが入ると、もう完全にスタジオです。

ご主人に無理を言って少しだけ叩いても貰いました。

本当にありがたい限りで……

先日初期相談に見えた方が、こんなお洒落なケーキを差し入れてくれました。

お気に入りのお店、レ・プティット・パピヨットのもので、これがとにかく美味しかった!

とてもダンディな方で、お土産のセレクトも流石です。

家族もオープンデスクの学生も、とても喜んで食べていました。

実はこちらもお土産です。

先月、宮城県の仙台から「巻物が届いた」と書きました。

1.2mの和紙に、丁寧な文字が書き綴られた手紙が届いたのですが、その送り主が先日アトリエに見えたのです。

旅行で大阪に来たとのことでした。


私はクライアントとの打ち合わせ中で、普段は中座しないのでスタッフが気を利かせ、受け取ってくれました。

しかし、わざわざ仙台からの来訪ですから、少しくらいは挨拶に出ればよかったと悔いが残ります。

仙台銘菓「萩の月」。

萩の咲き乱れる宮城野の空にぽっかり浮かぶ名月をかたどった銘菓・萩の月。まろやかでやさしい風味のオリジナルカスタードクリームをたっぷり使い、ふんわりとしたカステラで包みました。

濃厚なカスタードクリームを味わいながら、仙台を思い出していました。

「家族で47都道府県制覇」の旅、最後の地が宮城の仙台だったのです。

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA

2008年の5月に、初めて家族4人で白浜へ旅行に出かけました。

国盗り物語のように家族で47都道府県を制覇できたら面白いかなと思いついたのです。

2017年の年末、名古屋からのフェリーで杜の都を目指します。

約10年掛けて、2017年12月29日にこの旅が完結した街なのです。

子供は何と言っても食事です。

まずは牛タンでスタート。

翌朝は、日本三景の松島へ。

そして岩手の中尊寺。

山形の鳴子温泉。

そして蔵王。

飛ぶように北の地を駆け回りました。


再び仙台に戻る途中、とんでもない目にもあいました。


何とか帰りのフェリーに間に合い、名古屋まで戻ったのです。

途中、福島第1原発沖も通過しました。

コンクリートで固められ、多くのクレーンが見えていましたが、あの大震災からから12年経ちました。

長いようで短い人生です。

何が起こるか分かりません。

前出のダンディなご主人がこう仰っていました。

いつも、今が最高だと思って生きていますよ!

現実はいつもひとつです。

間違いなく最高の今を、全力で楽しむことを、いつもいつもクライアントに教えて貰うのです。

ただ、 「家族で47都道府県制覇」の旅は、本当に面白かったなと時々思い出します。

次は「孫と47都道府県制覇」そして「孫と196カ国都制覇」。

それを楽しみに頑張るので、子供たちには早く結婚して欲しいのです。


『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■■■6月9日 『住まいの設計チャンネル』 「おいでよ House」公開

■■5月13日『住まいの設計6月号』「おいでよ House」掲載

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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惚れさせんかよ‐1984‐

公園の樹々はすっかり葉を落としていますが、暖かい日も増えてきました。

それでも土曜日の朝は、氷点下まで下がりました。

工事中につき、仮住まいをしているクライアントは水道が凍ったとのこと。

昔はよく水道が凍ったものでした。

宅急便を開封すると、和紙の巻物がでてきました。

広げると1.2mほどあります。

何日か前に、Webサイトの問合せフォームに、「おり座」という畳の営業案内が届いていたました。

メーカーからの連絡ならよくありますが、「宮城の社会保険労務士の○○です」とあります。

何でも、近日中に大阪に行く用事があるので、この畳のPRをさせて欲しいと。

耐久性、デザイン性にすぐれており、何より洗えるのが特徴の畳で、物づくり一筋の社長に代わってご説明に伺いたいとあります。

地域産業活性化プロジェクトで関わった縁で、真摯な姿勢に共感を覚え、設計事務所に紹介しているのだそうです。

その数日後、今度は電話が掛かってきました。

「是非、直接お会いしたい」と言われたのですが、どうにも時間が取れそうになく……

「まずは資料を送って貰えますか」と伝えると、この手紙が届いたのです。

悪筆の私が、長い手紙を書くことはなかったので、Eメール時代になり大いに助かっています。

しかし和紙に書かれたこの手紙はかなりの迫力です。

間違ったなら書き直すしかなく、ある意味一期一会とも言えます。

ホ-ムページを見つけ、2004年から継続されているゲツモクブログから伝わってくる人柄に魅了され……ともありました。

「お会いすべきだったかな」と思いましたが、すでに後の祭り。

昨年亡くなった、稲盛和夫さんはよくこう仰っていました。

「惚れさせんかよ!」

社員を魅了できずに、経営など無理だという意味です。

社労士さんとのことだったので、仕事上の付き合いがあるにしても、ここまでしたくなる創り手の社長とはどんな人なのだろうと興味が湧いてきます。

もしかすると、宮城県仙台市の本社まで伺わないといけないのは、私のほうかもしれません。

『建築家・守谷昌紀TV』 ■

■6月16日 『ESSE-online』「おいでよ House」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

10月11日「テレワーク時代の間取り」
9月18日「冷蔵庫の位置」
6月18日「シンボルツリー」
6月5日「擁壁のある土地」
4月11日「リビング学習」
2月27日「照明計画」
2月14日「屋根裏部屋」
2月1日「アウトドアリビング」
1月4日「土間収納」

■11月28日『homify』の特集記事に「回遊できる家<リノベーション>」掲載
■11月17日『homify』の特集記事に「下町のコンクリートCUBE」掲載

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家族で47都道府県制覇<美しくも大変だった山形、杜の都仙台編>‐1445‐

 2017年の大晦日は、散々な夜になりました。

 私が高熱にうなされる横で、子供たちが「笑ってはいけないアメリカンポリス」で大爆笑という地獄絵図。

 節々が痛み、頭がガンガンする横で、我が子とはいえ6時間も馬鹿笑いを聞かされるというこの屈辱感……

 普段あまりテレビを観せておらず、約束していたので仕方ありません。

【1月1日(月)】

 元旦の朝、鳴子温泉郷をあとに。

 山形盆地を 東北中央自動車道で南下します。

 昼一番に蔵王温泉に到着しました。

 頭痛が残るので、ゲレンデへ向かう子供たちを見送ると、娘が「部屋でしっかり仕事しといてや」と。

 父親としての修行はまだまだ続くのです。

 蔵王センタープラザというホテルに泊まったのですが、なかなか味わいのあるホテルです。

 外部は杉板型枠の打ち放し。

 モダニズムを念頭においた建物です。

 設計者を探してみましたが、見つけられませんでした。

 内部もコンクリート打ち放しにペンキ仕上げ。

 化粧でない型枠の荒々しさが、内部壁に質感を与えています。

 トイレ部の間仕切り壁も、コンクリートブロックにペンキ仕上げ。

 しかし、スチールの建具は結露で穴があいており。

 若干いがんでいるようで、強引に開けると、閉めるのにかなり苦労しました。

 310号室は気を付けて下さい。

【1月2日(火)】

 翌日の午前中まで静養し、昼からゲレンデへ出ました。

 ずっと雪続きでしたが、1時間ほど晴れ間がのぞいたタイミングがありました。

 蔵王温泉スキー場の広さがよく分かります。

 山頂にある地蔵尊は、遭難者が続出したために江戸時代に建立されたもの。

 以後、遭難者が減ったことから災難除けにまいる人が増え、山自体を地蔵山と呼ぶようになったそうです。

 今年の災難除けにお賽銭も奮発したのですが、賽銭箱がスキー板付きなのはちょっと笑ってしまいました。

 蔵王と言えば樹氷です。

 日本海側からの強い風雪で、樹の原型はなく、大きな石の塊のようにみえます。

  中身はトドマツだそうですが、それらが連続する景色を見るため、多くのインバウンド客も訪れていました。

 その樹氷原に間を滑る林間コースを何本か滑りました。

 今回は時間が足らずで、子供たちにスキーを教えることができませんでしたが、―9℃のパウダースノーを楽しんできたのです。

 旅のスタート時から娘がセキをしていました。

 部屋の乾燥もあってかだんだんひどくなっていき、この日の深夜は発作がありました。

 絶え間なくセキがでて、何度ももどしてしまったのです。

 あまりにも辛そうなので、救急病院に向かいました。

 深夜の2時半、山形市の救急病院に到着。

 吸入をしてもらいようやく落ち着いた様子。

 ホテルに戻ったのは明け方4時頃でしたが、それでも寝てくれてほっとしたのです。

【1月3日(水)】

 かなりの雪の中、蔵王温泉を発ちます。

 山形自動車道までの道中は、九十九折りになった山道が続きます。

 ここでかなりヒヤッとした場面があったのですが、いろいろと思うことがあり、後日に書いてみたいと思います。

 お昼前に仙台駅前に到着。

 ここでも、定禅寺通りに続くケヤキ並木が街の景観をかたちづくっていました。

 多くの人出が、東北最大の都市、仙台を体感させてくれます。

 しかし、これらのケヤキは戦後に植樹されたもの。

 「阿Q正伝」で知られる魯迅の下宿後があるのが、元武家屋敷のあったエリア。

 現在は裁判所などの官庁が集まりますが、明治以降の都市計画でよくあるケースです。

 石垣の中央は明治期に積まれたもので、左右の荒っぽい石垣はそれ以前のもの。

 中央は武家屋敷の門があった場所なのです。

 徳川家に俸禄を半減された伊達家は、武家屋敷に柿、りんご、イチジクなど、実のなる木々の植樹を奨励します。

 杜の都の源は、苦肉の策だったのです。

 全てブラタモリの受け売りですが。

 正午過ぎに仙台港に到着。

 この旅も、20時間の航海で終わり。

 午後3時半ころ、福島第1原発沖を通過しました。

 望遠レンズでのぞいてみました。

 コンクリートで固められ、多くのクレーンが見えます。

 太陽は毎日沈み、また翌朝顔をだしてくれます。

 どんな困難が起ころうとも、人は幸せを目指し生きるしかありません。

 その過程こそが私たちの人生なのです。

【1月4日(木)】

 午前7時頃、伊勢湾に入りました。

 白波の立つ中、多くの漁船が一斉に出船してきました。初仕事でしょうか。

 当社も明日から仕事。飛翔の1年にしたいと思うのです。

<目指せ、家族で47都道府県制覇>
47/47 全都道府県制覇

北海道

青森 岩手 宮城 秋田  山形 福島

茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川

新潟県 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知

三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山

鳥取 島根 岡山 広島 山口

徳島 香川 愛媛 高知

福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島

沖縄

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ギャラクシーブックスから11月27日出版
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家族で47都道府県制覇<最後の宮城、岩手編>‐1444‐

 新年、明けましておめでとうございます。

 2018年の元旦は、宮城県鳴子温泉郷で迎えました。

 小雪舞い散るなか、初日の出を見ることができました。

 しかし、どうやらインフルエンザにかかってしまったようで……

 昨日の夕方から寒気がしだし熱も39度に。長期休暇にダウンするパターンです。

【12月28日(木)】

 7:00pmに名古屋港を出港しました。

 名古屋と、仙台、苫小牧を結ぶのが太平洋フェリーです。

【12月29日(金)】

 およそ20時間の船旅。

 4:40pmに杜の都、仙台に到着しました。

 最後となった宮城県に入り、ようやく家族で47都道府県を制覇しました。

 この日は夕食だけなので、奮発して仙台牛の焼肉へ。

 「仙台で一番厚い牛タン」がこの店の売り。

 分厚い牛タンで美味しいのはタン元だそう。

 舌の付け根にあたる部分で、どの部位でも厚ければよい訳ではないそうです。

【12月30日(土)】

 仙台は河岸段丘に、伊達政宗が築いた都市。

 町の外れまで歩くと、それがよくわかります。かなり標高が高いのです。

 「杜の都」の代名詞となっている定禅寺通り。樹齢70年になるケヤキが4列に植わっています。

 通りに面して建つのは「せんだいメディアテーク」。伊東豊雄の代表作です。

 束上になった細い柱が床を貫き、縦方向の動線であったり、光を取り入れるという機能を持たせています。

 残念ながら年末休みで、中に入ることはできませんでした。

 仙台市街を離れ、東にある松島へ。天橋立、宮島とともに日本三景のひとつとされます。

 松島四大観のひとつ、扇谷を訪ねましたが皆の反応はいまひとつ。

 これではちょっとということで、裏松島まで移動することにしました。

 石巻方向に更に東へ30分。

 途中、津波被害があったエリアという標識などもありました。

 震災から7年。2011年当時には何もできなかったことに悔いが残っていました。

 熊本地震では初めて行動を起こすことができましたが、自分の職能で社会の役に立ちたいと思うのです。

 東松島市にあるここからの景色を「壮観」というそう。

 まさに壮観。日本三景に恥じぬものでした。

 これで皆納得です。

 石巻で昼食をとり、岩手県の内陸部、平泉を目指します。

 中尊寺は私も初めてでした。

 予想通りというか、残念ながら撮影禁止。

 アプローチから望遠レンズで撮りました。

 それが許されるのかは別にして、これほどまでに撮影制限をする理由は何なのだろうかと思います。

 写真とは、感激を保存し、共有できるものだと思っています。

 しかし、奥州藤原氏の美の結晶。金色堂には幽玄の世界があったのです。

 この日は、平泉近くの一関で一泊。

【12月31日(日)】

 翌朝は、岩手を離れ国道4号線を南下。

 東北の背骨にあたる山岳地帯を目指すのですが、途中群れになって飛ぶ白い鳥を何度か見かけました。

 越冬に飛来している白鳥のようです。

 こんなところに、東北ならではの豊かな自然を感じます。

 山形の鳴子温泉に到着。

 コケシで知られます。

 この日の宿は、鳴子温泉郷にある中山平温泉でした。

 このころから悪寒がしだしたのです。

 昨年の夏休み、今回の旅とほぼ同じルートを回り「47都道府県制覇」は完結するつもりでした。

 しかし、お盆休みを使わなければ、現行プロジェクトをスケジュール内におさめるのが無理と分かり全てキャンセル。

 半年遅れになりました。

 たかが家族旅行。されど家族旅行です。それでも、テーマが旅に出る理由を与えてくれるのだと思っています。

 熱もだいぶ下がってきました。

 今日は今から蔵王へ移動します。

<目指せ、家族で47都道府県制覇>
47/47 全都道府県制覇

北海道

青森 岩手 宮城 秋田  山形 福島

茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川

新潟県 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知

三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山

鳥取 島根 岡山 広島 山口

徳島 香川 愛媛 高知

福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島

沖縄

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
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