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耳で感じる小さな幸せ‐2099‐

娘が友人宅にお泊りだそうで、それならパパッと食べに行こうかとなりました。

アトリエ近くにある、洋食「オ・ガッサーラ」
店名の由来は聞き忘れてしまいました。

我が家の娘は、「辛い」「スパイス」などが極めて苦手。すぐ「これ辛いから無理ッ」となるのです。

実際に舌も繊細ですし、濃い味付けを好まないのは良いことなので、どうしても新しい店にはチャレンジし辛いのです。

私は色々なメニューで飲む方が好きですが、女性はこういった洋食の方が好きかもしれません。

鹿コロッケ、マスタードフライチキン、スモーク3品盛り合せをオーダー。

まずはベルギービールからスタートしました。

とってもフルーティで飲みやすい。

1人でやっておられるマスターは、多弁なタイプではないようです。

もう1組家族連れが来られましたが、久し振りの外食をゆっくり楽しめました。

ビールの後は赤ワイン。

「かみのやま」という山形産のカルネソーヴィニヨンを選びました。

ワインをグラスに注ぐ音が何より心への清涼剤です。

ハンバーグ。

ブロッコリーのバター醤油ソース。

バーニャカウダ風にあったかいソースにつけて。

「お勧めは?」と聞くと「特には」と。

そう言われるだけあって、全て美味しかったです。ワインと共に、十分堪能できました。

会社としては、第2、第4土曜を休みにしていますが、私がこの業界に入った時は勿論仕事でした。

土曜日の夕方、TOKYO FM製作の『サントリー サタデー ウェイティング バー』が流れてくると、「ああ、今週もなんとか終わるな」と思っていたものです。

扉を開く音、氷がグラスに当たる音、そしてグラスにお酒を注ぐ音。耳で小さな幸せを感じていました。

未だ、週末お酒を飲みに行く時間もなく、馬車馬のように働くだけですが、だからこそたまの外食は最高に楽しいのです。

怒涛の2023年度が間もなく終わります。

新年度も、佳境に入って行くプロジェクトが目白押し。
一旦クールダウンして、活力をチャージしました。

自分ができることのみに集中します。

今度は娘を連れて、オムライスを食べに行ってみます。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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最高のソース‐1534‐

 週末は我が家の女子チーム、妻と娘と出掛けました。

 男子チームの片割れ、長男は試験があるそうで大阪に居残りです。

 しかし、友人宅へ泊めて貰うことになり、多分一番幸せなはず。友人と居るのが最も楽しいのですから。

 妻も娘も、そこまでの外出好きではないので、一緒に出掛けて貰うには何らかの理由が要ります。

 秋の吉野路を走るだけで私は気分爽快。

 「この季節の快晴を逃して、いつ屋外へ出掛けるんだ」というのはこちらのロジックです。

 「温泉にはいって、自然の中で食事したら気持ちがいいんじゃない」とあくまでお願いベースなのです。

 宿はいつも私が泊まっているバンガロー。

 標高が高いので、ちょうど紅葉がさかりでした。

 快晴の下で見る紅葉ほど美しいものはそうありません。

 温泉に付随するレストランに多くを期待する人はあまり居ないと思います。

 しかし、下北山村にあるきなりの郷は結構いけるのです。

 メニューには、ジビエ、スモークの文字が並びます。

 アユスモーク盛り合わせ900円。

 右上は鹿、左下は猪のスモークですが、猪のスモークは、娘も美味しいと言って食べていました。

 アマゴスモークのトマトソースパスタは1300円。

 下北山村産のアマゴのスモークがのっています。

 鹿のスモークと季節野菜のピッツァは900円。

 野性味あふれる食材とスモークの香りがとても合っていました。

 娘はいつものから揚げ定食850円ですが、2人とも喜んでいました。

 少しは普段の罪滅ぼしになったでしょうか。

 翌日、少し湖に出ましたがほんの申し訳程度。

 目的は野外での昼食です。

 メニューはカップラーメン、サラダ、出来あいのトンカツですが、外で食べれば格別なはず。

 ちなみに、このお湯を沸かすバーナーはジェットボイルといいます。0.5Lなら2分でお湯が沸く優れものなのです。

 静かで景色のよい最上流までやってきました。

 こんな時ならインスタントラーメンも許されるでしょう。

 娘はチキンラーメンしか食べられないので、「安藤百福さんに感謝やね」と言いながら、喜んで食べてくれました。

 私の世代ならグルメと言えばコミック「美味しんぼ」を思い出す人が結構いるのではと思います。

 その中で、美味しいご飯を炊く方法の回がありました。

 それには美味しいお米、美味しい水、また適度な漬け置き、そして炊き方が大事でしょう。

 紹介されていた方法は、お盆にお米を広げ、割れているものや、欠けているものを、ピンセットでより分けるというものでした。

 粒の大きさにむらがあれば味が変わってしまうからです。

 あくまでコミックの中の話しですが、初老の夫妻がその作業をしていた場面が記憶に残っています。

 仕事であれ、家事であれ、そこまで時間を掛けられる人はなかなかいないと思います。

 しかし、美味しいものをつくるということは、こういうことだと思いますし、そうあって欲しいとも思います。

 英語のことわざで、このようなものがありました。

 Hunger is the best sauce. (空腹こそが最高のソース)

 しかし勿論最高のソースは愛情です。

 チキンラーメンに込めた私の愛情は、娘へ届いたのでしょうか。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm「回遊できる家」放映

■■■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました

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【Events】
■4月1日「トレジャーキッズたかどの保育園」開園

【News】
『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
『homify』6月2日「イタウバハウス」掲載
『houzz』5月28日の特集記事「あちこちでお茶できる家」掲載

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