タグ別アーカイブ: ゲツモク日記

脱レベル4、各プロジェクト一斉始動‐2105‐

久しぶりに朝のジョギングにでると、小さなお子さんの手を引くお父さんを見かけました。

新小学1年生を学校まで送り届けるところでしょうか。

ついこの間まで空き地だと思っていたこの場所。気が付けば、新築ビルがほぼ完成していました。

正月あたりから、ろくに走れていなかったのだと思います。気が付けば新年度も2週間が過ぎました。

外務省は、海外の危険レベルをWebサイトで公開しています。

レベル1 十分注意してください。
レベル2 不要不急の渡航は止めてください。
レベル3 渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
レベル4 退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

これになぞらえて、社内では仕事の緊急事態度をレベル1~レベル4で表現しています。

自分の中に基準があり、レベル2になると20時より早く帰ることがなくなります。

レベル3になると朝のジョギング時間と休日も仕事にあてます。

レベル4になると、24時前に帰ることが無くなります。

外務省にはありませんが、レベル5になると朝方まで……といった感じです。

丁度今日から、フルリノベーションの現場がスタートです。

クライアントから写真が届きました。

距離が遠いのと、道路事情も極めて厳しく、現場監理の回数が限られるかもしれません。

それで、クライアントご夫妻に無理を言って写真をお願いしたのです。

こんなものまで出てきたそうで、今週末には現地へ確認に行ってきます。

またゲンバ日記で紹介したいと思います。

こちらは、昨年秋にスタートしているクリニックの開業計画です。

プレゼンテーション時のCGなので、プランは変わりましたがコンセプトは変えていません。

5社コンペの中で選んで貰ったのですが、参加者の中にはクリニック専門の会社もありました。

ドクターがスタッフに相談すると、これでは動線が……という意見も多かったそうです。その中で、コンセプトを重視して私の案を選んでくれたのです。

なので、絶対にその期待に応えなくてはなりません。

現在は、実施図面が完成し、競争見積りがスタートしています。

最後は、金額調整の最終局面を迎えている住宅の模型です。

金額が決着すればいよいよ工事開始というところまでやってきました。

どのプロジェクトも簡単に進んだことはありませんが、中盤の山場を迎えています。

クリニックの実施図面がUPした段階で、緊急事態度をレベル4からレベル2に引き下げ、ようやくジョギングに出られるようになりました。

しかし、来週にはプレゼンテーション、サブプレゼンテーションを控えている計画もあります。明日からまたレベル4に引き上げるかもしれません。

大変だ、大変だと言っているのは格好悪いのですが、大変を楽しむアイテムが緊急事態度なのです。

相変わらずスタッフは妻だけですが、現在オープンデスクに女の子がひとり参加中。

現有戦力で勝ち続けるのが名将なので、プレーイングマネージャーでもあった野村監督にあやかってみます。

不器用に徹すれば最後には勝つ。

本当に信じているので、徹しきりたいと思います。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

■■■1月29日発売『日本一わかりやすい 一戸建ての選び方がわかる本2024-25』「回遊できる家」掲載

■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

10月27日『houzz』の特集記事
「滋賀の家」掲載

10月11日『homify』の特集記事
「白馬の山小屋<リノベーション>」掲載

■ 『ESSE-online』にコラム連載

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残り桜とクマバチ‐2104‐

週末は夏のような日差しでした。

冬の間は葉を落としていた公園の藤棚。

新芽が少しずつ顔を出していました。

すでに4月の中旬ですが、残り桜まで見ることができました。

近年は開花が早くなる一方だったので、こんな年があると気持ち的にはほっとします。

温暖化が収束した訳ではないにしても、です。

クマバチがホバリングしてから飛んでいきました。

どの花にするか、品定めをしていたのでしょう。

「クマバチ」とかいても読み方は「クマンバチ」。どことなくユーモラスで憎めないヤツです。

イチョウの若葉は色鮮やか。

こちらの木は青々としています。

同じ樹種でも、これほど違いがあるのが自然です。

普段はなかなか買い物に行けないので、休日の会社へ行く前に、日用品や食料を補給します。

焼き鳥を安く売っている店では、朝早くから店員さんが準備をしていました。

働き方は人それぞれですが「勤勉」を見て、嫌な気持になることはありません。

新社会人も少しはペースが掴めてきた頃でしょうか。

弁護士でタレントの橋下徹さんが、大阪府知事に当選したのは2007年の12月でした。就任後、以下のような話が、ニュースでよく取り上げられました。

就任当初、大阪を大きく変えるために、始業前の朝礼を提案すると、府幹部から「始業前の朝礼は超過勤務になる」と指摘されます。「ならば勤務時間中のたばこ休憩や私語は全部減額させてもらう」と反論したそうです。

2008年の3月。 若手職員との初めての朝礼で、この話を披露しました。

すると、ある職員が立ち上がり「どれだけサービス残業をやっていると思っているのですか。あなたはきれいなことを言っているが、職員の団結をバラバラにするようなことを言っている」 と発言。

「ありがたい意見。是非議論を」と返したのです。

府幹部の意見、職員の意見が100%正しいので、何か意見を書くことは止めておきます。多くのリーダーは同じ気持ちでしょうから。

1994年の4月。社会人1年生の私が、喜んで早出して掃除をしていたかと言えば、それはありません。

全く反対で「仕事って長いなあ」と思っていました。9時半始業で、終業は21時半くらい。少し遅くて23時くらいは普通で、確かに長かったのですが。

しかし今、そんなことを思うことはありません。

従業員から経営者になったのもありますが、私を必要としてくれる仕事があり、ただそれに応えたいとハチのように働いてきただけです。体の持久力も、精神の持久力も1年生の時と全く違うからです。

残り桜と若葉が瑞々しい公園で、30年前を少し思い出してから会社に向かいました。

今年の桜はこれで見納めでしょうか。

最後にもう一度、2024年の桜を上げておきます。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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モンスター・井上尚弥が試合後に食べたいもの‐2103‐

元横綱の曙が54歳で亡くなったと報じられました。

元横綱の貴乃花は現在51歳ですから、2人が横綱だった時代は、相撲人気の絶頂期だったと思います。

相撲はあまり観ないのですが、曙は引退後格闘家に転身。更にプロレスラーとしてはアメリアのメジャー団体でも活躍しました。

力士の宿命とも言える短命ですが、何とも寂しい限りです。

アトリエにつくまでに、コンビニが2軒あります。

そしてマクドナルドも。

駅前まで行けば、モスバーガー。

更には王将も。

王将をファストフードと呼んで良いかは微妙ですが、美味しい食べ物を、誰もが手軽に、安価に食べれる訳です。

私も大好きですが、やはりカロリーは高いはずなので、晩ご飯を気兼ねなく食べられるよう概ね我慢しています。

現在、日本の格闘技界の中で、歴史的な活躍をみせているのはボクシングの井上尚弥選手です。

パウンド・フォー・パウンド(体重差のハンディが無いと仮定した強さの指標)でも、1位、2位にランクされるのですから、まさに日本史上最強のボクサー。

ニックネームの「モンスター」の通り、圧倒的なパンチ力と、飛びぬけたディフェンス技術で、確かまだダウンさえ奪われたことが無いはず。まさに化け物級の強さです。

26勝無敗、23KO。2階級で4団体統一チャンピオンとなり、3階級目を目指すのではという噂もあります。

ゴールデンウィークの最終日には、メキシコの悪童、ルイス・ネリとのタイトルマッチを東京ドームで行います。

東京ドームでのボクシング興行は、あのマイク・タイソンがジュームス・ダグラスにまさかのKO負けを喫した1990年以来。実に34年振りで、期待しかありません。

その井上尚弥選手の直近のタイトルマッチは、年末のマーロン・タパレス戦でした。

危なげなく10ラウンドでKOしたのですが、その後のインタビューを読んだ時、驚いたことがありました。

タイトルマッチが終わったあとに食べたいものは、マクドナルドとかコンビニ弁当だと語っていました。

もの凄い額のファイトマネーを得て、どんな高級料理でも食べられるでしょうし、殆どの店はウェルカムだと思います。

それが、マクドとコンビニとは……

驚いたとともに、可愛いな、とさえ思ってしまいました。

また、誰もが手軽に、安価に食べれる上、 偉大なチャンピオンをKOするファストフードの威力にも感服です。

ただ、モンスターのトレーニングは半端ではないはずです。実施図面がUPしたからといって、ファストフードを食べて良いと、私は私に許可しませんが。

そういえば、チョコザップも駅前にあります。

最近あちこちで見かけますが、安価なのとちょこっとトレーニングができるのが人気だそう。

ただただ働くだけの毎日。日々の楽しみは、ちょこっとのツマミと晩酌だけ。

この間、妻に「そろそろ蠣(カキ)のアヒージョが終わり」と聞かされ、ショックを受けていました。

しかしここは日本。これから美味しい物といえば、サワラ、カツオ、タイ、タケノコ、アスパラガス……

朝ちょこっとトレーニングして、晩酌に備えます。

日本に生まれて本当に良かったとよくよく思うのです。

■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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桜せつなく‐2102‐

今日は生憎の天気でしたが、昨日は好天に恵まれました。

南から光を受けている時の阪急百貨店は、特に美しく映えます。

低層部は以前の阪急百貨店のデザインを活かし、2010年から順に高層部が開業しました。

向かいの阪神百貨店も、同じように旧百貨店部を活かし高層化した建築です。

2022年に全館が開業しました。

しかし北向きにつき、光の受け方は正反対になります。

長年のライバルだった阪急と阪神が、大阪梅田ツインタワーズ・ノースとサウスに名前を変え、同じ企業になるのですから、時代は変わるものです。

2つの高層ビルを縫うように走る御堂筋を南下すると、色づいた街路樹が見えてきます。

この時期に紅葉しているのはノムラモミジでしょうか。

更に南に下ります。

阪神百貨店の南にある大阪駅前第4ビルの横を過ぎると、 第3、第2、第1ビルが西へと並ぶ東西の通りに出ます。

梅田で最も桜が美しい場所と言えばここしか思いつきません。

今年の1月末に、第3ビルと第2ビルの間から西を見た写真です。

2カ月でこれだけ変化があるのですから、インバウンドが増加するのは当然と言えば当然かもしれません。

何度でも楽しめるのが日本の四季。

外国人もあちこちでシャッターを切っていました。

通りの両側に桜はありますが、日を受ける北側の景色が特に美しいのです。

第4ビルの西隣に建つのは梅田DTタワー。

この時期、1階にあるカフェは、この桜を眺めながら一服できる特等席になります。

このあたりの桜に、若干詳しいのには理由があります。

2015年の4月2日に「seven dreamers Umeda Osaka」がグランドオープンしたからです。

場所は、このカフェの真向かいでした。

完全オーダーメイドの高級ゴルフクラブシャフト、快眠サポートグッズ「ナステント」、後に全自動衣類折りたたみ機 「ランドロイド」と、世の中にないものを作り、快進撃を続けていた「seven dreamers」。

同ブランドの3店舗目としてオープンしました。

工期は非常に厳しく、深夜に現場で打合せがあったこともありました。

しかし「ランドロイド」の販売まで資金が続かず、2019年の春に破綻してしまいます。

計画に関わった者として残念ではありますが、ブランドをゼロから立ち上げるという、貴重な場面をつぶさに見せて貰うことができました。

失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければそれは成功になる。

経営の神様、松下幸之助のよく知られた言葉です。

何があったとしても、春は必ずやってきます。

桜はせつなく美しい。色々なものを糧として、今年度もただ前に進むだけです。


■■■2月14日『Best of Houzz 2024サービス賞』受賞

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■■8月1日プールのある「ささき整形外科 デイケアセンター」オープン

■4月6日 『かんさい情報ネットten.』 浅越ゴエさんのコーナー に出演

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アメリカにも球春到来。ここにも運が落ちていた‐2101‐

日本のプロ野球が開幕し、春のセンバツ高校野球も終わりました。いわゆる球春到来です。

しかし、一番早かったのはアメリカのメジャーリーグでした。

今年は3月20日の韓国ソウルシリーズで開幕しました。

大谷翔平選手が移籍したドジャースと、ダルビッシュ有選手が所属するパドレスの対戦で、テレビ中継まであり、日本人的にはたまらないカードです。

昨年のWBC決勝は3月22日でした。

その決勝戦で、8回ダルビッシュ、9回大谷というリレーで、スーパースター軍団のアメリカ打線を抑え込んでの優勝。

現在は大谷を上回る活躍を見せる、ムーキー・ベッツ、マイク・トラウトを揃えるアメリカを下したのですから、伝説となる試合だったと思います。

あれから1年経ったのです。

1打席目は、開幕にピタリと照準を合わせてきたダルビッシュに軍配。

スロースターターの大谷ですが、2打席目で早速快音を響かせ、この日は2安打。

ドジャースの開幕勝利に貢献しました。

試合前、私情ははさまないと言っていたダルビッシュでしたが、「ヒットを打たれたあと、自分の中ではニコッとしてしまって、なんだかんだ情は入ってたんだなと」。ファンとしては堪えられないコメントでした。

何か書こうと思い、少し写真を撮っておいたのですが、そこは昨年のホームランキングの大谷選手です。

とびきりの一発がでてからと思っていると、この試合後、水原通訳の違法賭博問題が報じられます。

ソウルシリーズに向う前に、大谷選手は結婚相手の写真を公開。本当に感じの良い人でした。(完全に見た目だけですが)

その写真の中には水原夫妻と写っているものもあり、多くの人が幸せな気分に満たされている中、何とも言えない気持ちにならざるを得なかったのです。

ほんわかした雰囲気の水原通訳に悪い印象を持つ人は少ないでしょうし、常に大谷選手を支える姿を見ていると、多くの人は「翔平君を頼むぞ!」的な気持だったと思います。

事件発覚後、ヒットがでていない訳ではありませんでしたが、本調子とは程遠い感じ。

しかし、今日のジャイアンツ戦でようやく1号ホームランが飛び出し、ファン、チームメイト、何より本人がホッとしたと思います。

私的には第3打席がレフトライナーだったので(テキスト速報で、ですが)、もしかすると……と思っていました。

インコースでも真ん中でも、反対方向に軽々とホームランを打てる大谷選手ですが、ここのところ、引っ張ってのヒット、アウトが殆どでしたから。

練習時間が確保できないからなのか、精神的な問題なのか、こんなことがあるんだなと思っていました。彼ほどスランプの少ない選手は見たことが無かったからです。

精神的にと言われるのは一番嫌だろうなと思っていましたが、そういうコメントもあったので、ようやく落ち着いてプレーができるのではと思います。

日々の楽しみが増えました。

世界一の野球選手にまで上り詰めた大谷選手ですから、見習うことばかりです。

その中で、一番腑に落ちたのは、ゴミ拾いをするときの心構えです。

「ここにも運が落ちていた」といって、ゴミを拾うそうです。

アトリエは地下鉄の駅に近く、前の道は多くの通勤客が通ります。それゆえ、タバコのポイ捨てもかなり多いのですが、できるだけ広い範囲まで拾うようにしています。

スタッフが何人か居た時は皆で分担できますが、現在は一番早く出社するのも私、一番遅く帰るのも私。全てひとりで拾わなければなりません。

良いことをしているのだからと、自分にいい聞かせても、早朝まで働いた後に道へでると、沢山の吸い殻が落ちていると、思わず舌打ちしてしまうこともあります。

しかし、大谷選手の習慣を聞いてから「ここにも運が落ちていた」とつぶやくと、舌打ちどころかとても良い気分になるのです。運が溜まるのですから。

今は亡き、名俳優、高倉健さんが言っていました。

最もでるのは普段の生き方

やはり高みまでたどり着く人は同じような考えに至るのだと思います。

アトリエが大阪の下町で本当に良かったと思います。運が毎日拾い放題ですから。

今年の後半、アトリエを市内中心寄りに移転すると書きましたが、もし前に運が落ちていなかったらどうしようかなと心配しているのです。

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白い奇岩、どんずるぼう‐2100‐

日本最古の官道と言われる竹内街道。

国道166号線と重なっている区間も多いのですが、道幅が狭いところが結構あります。

打合せに出たついでに、少し車で走ってみると急に視界が開けました。

橋の名前は「月読橋(つきよみばし)」。

何ともロマンティックな名前です。

166号線と並行して走るのが「南河内フルーツロード」。

グーグルマップにもある通り、以前の名称は「南河内グリーンロード」でした。

昨年変わったようですが、新しいネーミングの通り、このあたりはブドウの栽培がとても盛んなのです。

「南河内フルーツロード」を南下し、途中で県道香芝太子線に乗り換えます。

東の香芝方向に進むと県境あたりが穴虫峠です。

そこを越えるとすぐにあるのが「屯鶴峯(どんづるぼう)」。

専用の駐車場もありました。

標高70mなのでそこまで高い訳ではありませんが、少し自然歩道を上ります。

北東に広く白い凝灰岩が露出しており、奈良県の天然記念物にも指定。

2000万年前、二上山から噴出した火山灰、火山砂が堆積しました。

それらが隆起し、風化水蝕によって生まれた、奇勝、奇岩なのです。

鶴が屯(たむろ)しているように見えることから、屯鶴峯(どんづるぼう)と名付けられました。

仕事中なので革靴で訪れたのですが、せめてスニーカーを積んでくるべきでした。

入口に「ダイヤモンドトレイル」の起点を示す標識もありました。

そう言えば、クライアントからここでトレーニングをしていると聞いたことを思い出しました。

通称ダイトレと呼ばれ、全長45kmある関西一の自然歩道です。金剛・葛城山系の稜線を縦走するルートは、大阪・奈良・和歌山にまたがっています。

屯鶴峯はその北起点となっているのです。

その方は、家の土地を探す際、 ダイトレ の存在は大きかったとも仰っていました。その位、健康への意識が高い方なのです。

標識に「西地下壕」とあります。

帰って調べてみると、近くに戦時中陸軍が掘った地下壕があるようです。

こんどはせめてスニーカーであたりを探索してみたいと思います。

年末年始と、ただただ時間に追われているうちに、新年度が始まりました。

近年に珍しく、桜も入学式までもってくれそうな雰囲気です。

今年度は、時間に追われるのでなく、追い越す勢いでしっかり働きたいと思います。

それにはまずは健康が一番。ダイトレを走って(歩いて?)みようかなと思ったり、思わなかったり……

いずれにしても、気持ち上がる春がやってきました。

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耳で感じる小さな幸せ‐2099‐

娘が友人宅にお泊りだそうで、それならパパッと食べに行こうかとなりました。

アトリエ近くにある、洋食「オ・ガッサーラ」
店名の由来は聞き忘れてしまいました。

我が家の娘は、「辛い」「スパイス」などが極めて苦手。すぐ「これ辛いから無理ッ」となるのです。

実際に舌も繊細ですし、濃い味付けを好まないのは良いことなので、どうしても新しい店にはチャレンジし辛いのです。

私は色々なメニューで飲む方が好きですが、女性はこういった洋食の方が好きかもしれません。

鹿コロッケ、マスタードフライチキン、スモーク3品盛り合せをオーダー。

まずはベルギービールからスタートしました。

とってもフルーティで飲みやすい。

1人でやっておられるマスターは、多弁なタイプではないようです。

もう1組家族連れが来られましたが、久し振りの外食をゆっくり楽しめました。

ビールの後は赤ワイン。

「かみのやま」という山形産のカルネソーヴィニヨンを選びました。

ワインをグラスに注ぐ音が何より心への清涼剤です。

ハンバーグ。

ブロッコリーのバター醤油ソース。

バーニャカウダ風にあったかいソースにつけて。

「お勧めは?」と聞くと「特には」と。

そう言われるだけあって、全て美味しかったです。ワインと共に、十分堪能できました。

会社としては、第2、第4土曜を休みにしていますが、私がこの業界に入った時は勿論仕事でした。

土曜日の夕方、TOKYO FM製作の『サントリー サタデー ウェイティング バー』が流れてくると、「ああ、今週もなんとか終わるな」と思っていたものです。

扉を開く音、氷がグラスに当たる音、そしてグラスにお酒を注ぐ音。耳で小さな幸せを感じていました。

未だ、週末お酒を飲みに行く時間もなく、馬車馬のように働くだけですが、だからこそたまの外食は最高に楽しいのです。

怒涛の2023年度が間もなく終わります。

新年度も、佳境に入って行くプロジェクトが目白押し。
一旦クールダウンして、活力をチャージしました。

自分ができることのみに集中します。

今度は娘を連れて、オムライスを食べに行ってみます。

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再訪、杜の都。私以外‐2098‐

独眼竜・伊達政宗の居城だった仙台城跡に来ています。

私以外の家族3人が。

寝る時間も、食べる時間も惜しんで働きましたが、週末の2日を完全に休むのは無理と判断。

泣く泣くエアチケットをキャンセルしたのです。

年始あたりだったか、娘が「東北大学に興味がある」と。

それなら、家族で行こうかと計画していました。

長男は東京から新幹線で合流。1時間半で来れるそうです。

キャンパスは、駅3つ分くらいあり、兎に角大きいそう。

長男の時もそうでしたが、気になる大学は見に行くべし。

自分がそこに通う姿をイメージできれば、合格したも同然です。

大学訪問の後は仙台海の杜水族館。

娘は小さい頃から水族館好きで、日本国中を制覇しようと考えたこともありました。

また、長男は大のペンギン好きで、SNSのアイコンにも使っている程。

親として、何となく画的に納得できるのです。

ついに送られてきました。

1日の最後は勿論牛タン。

この写真を見ながら、私はアトリエで自炊するという……

週末、大阪の天気はいまひとつでしたが、日曜日の仙台は快晴。

それも分かっていたので、いい写真が撮れるだろうと楽しみにしていました。

松島の少し仙台寄り、塩釜湾から遊覧船が出ているようです。

日本三景のひとつ、松島の魅力は何と言っても浅い海に浮かぶ島々。

家族で47都道府県制覇の旅でも一番最後になったのが宮城県でした。

2017年の年末にようやく完遂できました。

山の上から眺める松島も素晴らしかったのですが、晴れた青空にエメラルドグリーンの海も負けず劣らず素晴らしい。

松島で上陸し、色々な体験をさせて貰えるようです。

カキ。

笹かまぼこ。

そしてずんだ餅。

どんどん写真が送られてくる中、再び私はアトリエで自炊……

こういった街の写真がもっと欲しかったのですが、行っていないので文句は言えません。

前回の仙台訪問の日記を読むと、2017年の夏休みに来るつもりだったのが、この時も仕事の関係でキャンセルしていました。年末はそのリベンジでした。

当時のスケジュールを見てみると、「さかたファミリー歯科」「R grey」が工事の最終盤。

「碧の家」が工事の中盤に差し掛かった頃。

「白のコートハウス」「山本合同事務所」「トレジャーキッズたかどの」の工事が始まったばかり。

そして「どこにもない箱」がプレゼンテーション前でした。

マルコが辞めた翌年で、スタッフ2名と私で総勢3名。プラス、オープンデスクとアルバイトが2、3人という体制でした。

人数こそ今より多いものの、これは休んでいる暇は無いなという感じです。

「誰にも負けない努力を」と、尊敬する稲盛和夫さんに教えて貰い、ずっと実践してきたつもりです。

実施設計最終盤のプロジェクトがあるので、昨晩も朝方まで図面を描いていました。

ところが、今日の打合せでかなり大きな変更がでてしまい……

それでも、ピンチはチャンス。ありがとうございます!と言って頑張るしかありません。

2017年夏のキャンセル時は、旅行自体が中止になりましたが、今回は私が外れただけ。

子供が大きくなったからですが、その分、気は楽です。

懸命に働くので、何とか志望校に合格し、最高の学生生活を送って欲しいものです。

仙台にご縁があると良いのですが……

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コリ緩和、血行改善で頑張れ53歳!‐2097‐

今週の月曜日、朝一番に掛かってきた電話は、関東の方からでした。

地元の九州に残る実家をリノベーションしたいとのこと。

「昨日、テレビで拝見して身震いしました」とも。BSで『ビフォーアフター』の再放送があったそうです。

12年前ということは理解しておられ「41歳の若々しい姿を拝見しましたよ」と。

また、昨日相談に見えたご夫妻も、アポイントを取ったあと、偶然テレビで観たそうで、驚いておられました。

現在もすこぶる元気ですが、今より若いのは間違いありません。

何度も放送して貰えるのはありがたいことですが、現在は53歳です(笑)

学生時代から昨年まで、ずっと短髪にしてきたのですが、年齢のこともあって昨年あたりから髪を伸ばしています。

伸ばすと若干のセットが必要でやや面倒ですが、ピタッと決まると気分が良いものです。

若い頃から、肩こりはあったのですが、最近は車で合流する際の後方確認が結構厳しく……

で、買ってみました。

コラントッテTAOネックレスです。

車で移動中、ラジオショッピング的なコーナーで紹介されていました。

DJが「明らかに血流が良くなる様子が動画で観れますものね」のようなコメントに興味が沸いたのです。

スポーツ選手が使っているというのもポイントが高いなと思い、帰ってすぐ妻にリサーチしてもらいました。

ラジオショッピングの商品より、クオリティが高いものがあるとも分かり、そちらにしてみました。

ちなみに、医療機器なのでオークションに出品できないそう。

何故知っているかというと、妻が「中古では駄目?」と聞かれたからです。

ただその際は、先の理由でペンダントトップのみが流通しているようでした。

流石に、身に着けるものなので「新品で探して」と。

ペンダントトップにコリ緩和の効用があるのか分かっていませんが、ネックループ部にはいかにも効用がありそうです。

使用して次の日くらいから、首を回せる量が明らかに大きくなった気がします。

コリが無くなった訳ではありませんが、「緩和」は間違いなくあると思います。

ストレッチ、マッサージ、鍼灸院と色々試しましたが、私にとっては、時間的、コスト的に一番パフォーマンスが良いようです。

しっかりした箱に入って送られてきましたが、なかなかに哲学的なメッセージも添えられていました。

すべての真理と説かれた「道」を意味する「TAO」。先週から、新たにチームモリタニに加わってもらいました。

車、船、コラントッテTAO……物は絶対裏切りませんから。

コリ緩和、血行改善で頑張れ53歳!的な話でした。

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住まいと暮らしのテーマパーク、ハンズマンは本気だった‐2096‐

昨年の10月、父が内環状線で渋滞にまきこまれたと言っていました。

イオンタウン松原内に「ハンズマン」というホームセンターがオープンしたのが原因だったようです。

「西日本最大級、住まいと暮らしのテーマパーク、ワクワクが止まらない」

キャッチーなコピーに惹かれ、日用品を買いに行ってみました。

敷地、建物の規模ともかなり大きいですが、まずはエントランスが圧巻です。

キャッシャーを兼ねたゲートをくぐると、さながらディズニーランドのような空間が広がります。

高い屋根からは自然光が取り入れられ、開放的な雰囲気。

宮崎県の都城発のホームセンターで、九州に11店舗を構えているのですが、本州初進出がこの松原店です。

雰囲気も南国ムードが漂います。

正面奥にあるタリーズコーヒーは主役の扱い。

何だか違った印象になるものです。

手前の噴水は198万円と売り物でした。

印象的だったヤシの木も売り物。

155万円は高いのか安いのか……

商魂たくましいのです。

庭の人工池。

薪ストーブと、確かにワクワクするものが多い。

エントランスの大きな吹き抜け空間を挟んで、左右に2層の売り場があります。

その売り場内にも吹き抜けがあります。

兎に角空間が広いのが特徴ですが、天井も6、7mはあるでしょうか。

その縦空間を、存分に活かしています。

大量生産品には、色違いの商品が沢山あるものです。

私も愛用しているワックスですが、それをユニット化したパネルに上手にディスプレイしています。

まずは楽しいですし、どこに何があるのか視覚的に分かりやすいのです。

カラフルな文房具などは、モダンアートの趣きです。

ひとつひとつ手仕事で制作されているよう。

このディスプレイの商品も売ってくれるのか聞いてみると、答えは「No」でした。

それはそうでしょうが。

そのパネルは扉になっており、裏に在庫がストックしてあるようです。

大量生産品は、サイズ違いも多く揃えているもの。

そのあたりも活かしたディスプレイは感動的でさえありました。

Webサイトを見に行くと、以下のようなくだりがあります。

売れない商品こそがお客様に感動を与える

1年間に数個しか売れない商品は一般的に「悪」とされますが、ハンズマンはこれを「善」としてとらえます。なぜなら自分たちがお客様の立場になればこんなに嬉しいことはないからです。売れなくても我慢して販売を継続することが「ハンズマンに行けば必ずある。」というお客様からの信頼に繋がっています。

在庫コストは販促費

全く売れない商品でも「善」とする場合もあります。それは、その商品があることによって「ワー凄い!こんなものまである!」…とお客様同士の会話が生まれる商品です。この時の在庫コストはお客様に楽しんでもらうための販促費です。

まぎれもない真理ですが、言うは易し、行うは難しです。

これはもうエンターテイメントです。

他のホームセンターはうかうかしていられないだろうと感じたのです。

これは伸びるはず。社員のモチベーションもさぞ高いだろうと思い、何人かに話を聞いてみました。

想像通りの意見もあったのですが、意外な反応もありました。

最近のレジは、バーコードなどを読み取る「POSレジ」が殆どです。

しかし、ハンズマンはレジが完全手打ちで、「種類」と「金額」を全て1つずつ打っているのです。これが兎に角大変だと。

朝7時から開いているので、9時前に行ったのですが、それでも行列ができ始めていました。

「POSレジ」を導入しない理由も言っておられたのですが、あまり理解できませんでした。

20万点以上ある商品数がネックなのでしょうか?

例えネックだとしても、不可能ではない気がします。

これだけ建物にお金を掛けるなら、そちらも必須のような気がします。

イオンタウン松原内という表記でしたが、活気も、品揃えも、主役は完全にハンズマンでした。ここも引っ越したら遠くなるなと思いながら……

完全な外野ですが、本州発進出に南大阪を選んでくれたよしみもあり、今後も注視していきたいと思います。


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