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信念会‐1449‐

 今日は打合せの帰りに、「さかたファミリー歯科クリニック」に寄ってきました。

 オープンが昨年の7月末なので、半年が経過しました。

 出だしとしては順調と聞いていましたが、地域の方たちにもっと知って貰えるよう、頑張っていきますとのことでした。

 「さかたファミリー歯科クリニック」は昨日、当社のwebサイトにもUPしたところ。

 サムネイルに選んだのは正面からの夕景。

 駐車場が広いのも特徴ですが、徒歩の患者さんが一番多いとのことでした。

 このあたりは、開院してみないと分からないことが色々あるものです。

 今週の日曜日は、新年会がありました。

 「しんねんかい」とキーボードに打ち込むと「信念会」と。

 信念を確認する会、というのも悪くないなと。

 大学時代の先輩宅ですが、私は浪人しているので年齢は同じ。

 私たちは今年が年男。48歳になるので、初めて会った時からは30年近くが経ちました。

 経営者あり、一部上場企業に勤める人あり、左官職人あり。

 ほんとうに人生は様々です。

 ホスト役の先輩は、鮎釣りが趣味。

 夏に釣った鮎を冷凍保存し、鮎ご飯として振る舞ってくれました。

 こうなると、やっぱり食べれる魚はいいものです。

 天然ものなので、苦味がすっきりとして、とても美味しかったのです。

 著書も2冊購入してもらっていました。

 1冊は、お父さんへのプレゼントとのこと。このお父さんが、私にとって1番目のクライアントです。

 その仕事があるので、今があります。

 2018年にはいり、年始から2組の方が初期相談に来社してくれました。毎回の打合せ、全ての作品が、私たちの真価を世に問う真剣勝負です。

 「最もクライアントの幸せを実現できる建築家でありたい」という大きな目標を掲げて今年で22年目にはいります。

 今年のテーマは以下の通り。

 会社 ⇒ 幸せのために

 個人 ⇒ ハードワークを毎日

 ゴルフなら、パットのラインを読むのは難しいことですが、仕事に関しては簡単です。

 日々のハードワーク以外に、幸せというピンにたどり着く方法はありません。

 我武者羅とか遮二無二などは、あまり好まれない時代ですが、それしか術をしらないのだから仕方がないのです。

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くものすくぐって‐1399‐

先週土曜日、3つの現場をまわりました。

朝一番は「中庭のある無垢な珪藻土の家」

タイル工事に手直しがあり、私も立ち会ってきました。

次は「KISHIWADA HOUSE」の1年点検。

1階の玄関を入ったところが涼しいらしく、彼はここがお気に入りとのこと。

9カ月振りの訪問でしたが、全てモノトーンでビシッときまっています。

四季を過ごし、暑さ寒さの問題もないとのことでした。

普段はテレビをみるのに、この席が一番人気だそうです。

パウダールームは、奥さんがリラックスできる空間を目指しました。

この日は残念ながら不在で、感想は聞けずでしたが。

バスルームにレインシャワーがあるのですが、うまく雨になっていないようです。

すぐに手直しの手配をしてもらいました。

最後は「さかたファミリー歯科クリニック」の内覧会。

ユニフォーム姿がとても凛々しく感じます。

廊下と待合を兼ねた空間には、ところせましと花が並びます。

受付の奥にあるのがカウンセリングルーム。

早速何組かの方が相談されていました。

妻と娘を連れていきましたが、院内をゆっくり見て回る機会はなかなかありません。

娘も興味をもってみてくれたようです。

治療体験もさせてもらいました。

私たちが居るあいだは、絶え間なく訪問がありました。

設計者としては嬉しいかぎりです。

クリニックのイメージカラー、紫の濃淡でアレンジして欲しいと、近くのフラワーショップにリクエストしました。

このあと、長男をピックアップし、バタバタと南港へ向かったのです。

無垢にこだわった木造住宅、ミニマルな2世帯住宅、ランドマークを目指したクリニックと、本当に色々な仕事をさせてもらっています。

10年程前、ある経営者に「あなたの強みは?」と質問されました。

少し考えて「必ずクライアントの夢を実現することです」と答えました。

すると「もっと何かに特化しないといけないね。差別化をはからないと」と。

私のことを思いアドバイスしてくれたので、もちろん理解できます。特化することが、ビジネス上よいこともわかります。

しかし、いくら沢山の仕事があったとしても、同じ道をたどることはさけたいし、クライアントも望んでいないと思うのです。

一度も歩いたことのない道を行くから、大変ではあるけれど楽しいのです。

「さんぽ」の歌詞にもあります。

 さかみち トンネル くさっぱら

 いっぽんばしに でこぼこじゃりみち

 くものすくぐって くだりみち

曲:さんぽ 歌詞:中川李枝子

歩きやすい道は、もっと優秀な誰かが先に歩いていきます。

デコボコ道だけが残っているし、そこに物語りの種が落ちているのだと思うのです。

13年振りにエールを送る‐1397‐

 梅雨明け宣言が話題にならない程、天気の良い日が続きます。


 
 長男はすでに夏休みに入っていますが、娘も明日から夏休み。

 今年はヘチマを育てるようです。

 今日は打合せのあと「さかたファミリー歯科クリニック」に寄ってきました。

 明日から3日間の内覧会が始まります。

 受付では2人の女性スタッフが、明日の準備をしていました。

 贈花が届き、文字通り華をそえます。

 先日、2004年9月にこの日記を始めたと書きました。これは「つるみ歯科クリニック」開院がこの時期だったからです。

 つるみ歯科クリニックの院長のお父様も医師。

 こちらの院長のご親族も、医師が沢山おられる医師一家なのです。

 廊下に掛かっていた額はお父様が描かれたものです。

 水彩でフィレンツェを描いたものですが、どんなストーリーがあるかは院長にお訪ねて下さい。

 般若心経には「色即是空(しきそくぜくう)」という言葉があります。

 色は物質的存在を指しますが、それらは固定的実態のないもので、全ては空だという考えです。

 物質的存在が全てが空だとしたら、人は何故生きるのか。

 人と人の関係性、心の中に生きるのだと思います。

 心がなければ、人とて物質の1つにすぎません。

 坂田さんのこの笑顔を見たときから、この計画は必ず上手く行くと確信していました。

 地域の皆さんに愛される、クリニックへと育てていかれるのだと思います。

 13年振りにエールを送りたいと思うのです。