タグ別アーカイブ: マーベル

ジグソーパズルの遣り甲斐‐1559‐

 今週は暖かい日が続きました。

 日差しの強い日もあり、春の雰囲気もありました。

 私の仕事は、クライアントの求める、出来ればそれを上回る建物を設計し、実現することです。

 全ての計画の中で、最も時間を費やすのが実施図面の作成です。

 秋の消費税UPを控えたこの春は、おのずと実施図面のUPが目白押しとなります。

 必然的に社内合宿が続くことになり、寒さが緩むと非常にありがたいのです(笑)

 夜家に帰ると、5年生の娘の机に絵の具で描いたポスターのようなものが置いてありました。

 学校の課題のようですが、他にも塾の宿題、習い事の卓球となかなかに大変そうです。

 日曜日にちらと会ったので、話しかけようとすると風のように自転車で行ってしまいました。

 日曜も塾の6年生授業が始まり、年中無休となったそうです。

 親として、大変だなんて言ってられないのです。

 夜遅くに家に帰ると、畳の部屋にジグソーパズルが置いてありました。

 そういえば、3人で「マーベル展」へ行くと言っていました。

 娘は「時間がない、時間がない」と言っているので、いったいだれが作っているのでしょうか。

 先日完成品となり、我が家に飾られていたのです。

 一度出来上がった絵をバラバラにし、それを再度構成しなおすのがジグソーパズルです。

 わざわざそんなことをしなくても良いのではとも思いますが、人は労苦を求める習性があるのだと思います。

 仮にですが、働く必要がないくらいの資産を持っており、南の島のリゾートホテルで冷えたカクテルを飲んでいればよいという生活を与えられたとします。

 それらと程遠い生活をしてきた私なら、30分でそわそわし始めるでしょう。

 美味しいビールを飲むためにジョギングで汗を流そうか、魚が釣れるところはないか、どこか安くて美味しい屋台でも探しにいこうか……

 小市民の悲しい性ですが、すこし偉そうに言わせて貰えば労苦の伴わない充実は、後味が薄いのです。

 労苦≒遣り甲斐

 この構図は常に成り立ちます。

 ジグソーパズルをするのも同じ理由からでしょうか。

 今週末は記録的な寒波がくるそうなので、それ相応の労苦をいくらでも見つけられそうです。

 後味のしっかりした充実を見つけられますよう。

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一流は柔らかい‐1529‐

 「女心と秋の空」とはよく言ったものです。

 雲の形も目まぐるしく変化していきます。

 一瞬とて、同じ形にはとどまりません。見ていて飽きることがないのです。

 「リベンジ」という言葉が、一般的に知られたのは松坂大輔投手がインタビューで使ってからだと思います。

 現在は中日ドラゴンズに所属しますが、当時は西武ライオンズで、文字通り日本の頂点に君臨する投手でした。

 「リベンジ」は復讐すること、報復、仇討ち等を意味しますが、スポーツ等では、一度負けた相手に借りを返すという使い書い方が主流です。

 私の記憶が正しければ、この使い方を初めにしたのは、格闘技業界だったと思います。

 若い頃はプロレス、K-1、総合格闘技が大好きで、専門誌を毎週買う程だったので、おそらく間違いないと思います。

 更に「アベンジ」という言葉も見つけ、調べてみると以下のような説明がありました。

 リベンジが個人的な理由による復讐であるのに対し、アベンジは正義感による悪への報復という意味合いをもつ。

 なるほど、だから「アベンジャーズ」だったのです。

 「アベンジャーズ」は、アメリカの『MARVEL』(マーベルコミックス)から出版されたコミックです。

 長男が大好きで、最新作も映画館へ観に行っていました。

 これは長男が部屋に貼っているポスターです。

 それで、筆箱も『MARVEL』。

 それに影響を受けた娘も『MARVEL』。

 この重石のようなものも『MARVEL』。

 用途が何かは知らないのですが、確かに格好いいのです。

 「マーベル」も調べてみるとは驚く、驚嘆するという意味でした。だから「マーベラス」は驚く程素晴らしいという意味だったのかと納得しました。

 知っているようで知らないことばかりです。

 松坂投手が「リベンジ」をインタビューで使った時、メディアは一斉に取り上げましたが、私は多少違和感を持っていました。

 力と技がぶつかり合うスポーツの世界で、何となく私闘を連想させる「リベンジ」は合っていない気がしました。

 例えば、当社が設計コンペで負けたとして、「次はリベンジだ」は、合っていない気がします。力不足で負けたので、復讐する必要などありませんから。

 また、相手が「悪」な訳でもないので「アベンジ」もマッチしませんが、どちらかと言えば仕事は「アベンジ」よりでやりたいと思うのです。

 リベンジよりアベンジよりで、マーベラスな仕事を、という感じでしょうか。

 1980年生まれの松坂投手は現在38歳。

 今シーズンの終盤、日本球界では「松坂世代」の引退が話題になっていました。

 今年の活躍までは、何度も引退の声を耳にしました。それでもスタイルを変えながら、ここまで現役を続け、また、ファンから支持されてきたのです。

 松坂投手の魅力は、この春にも一度書きました

 加えて言うなら、一流で居続ける人は「柔らかい」気がします。

 上り詰めるまでは、死にもの狂いで頑張るしかないのだと思いますが、「居続ける」ということは変化し続けるということです。

 雲が変化を望んでいる訳でなく、風や大気の状態が、そうさせるのです。

 人は雲と違って意思があるので、全てが風任せとはならないでしょう。

 しかし、抗うだけでなく変化することを意識しなければ、ただ疲弊するだけで、人生が終わってしまうかもしれません。
 
 およそ私が不得手だった「柔らかい」。しかし、それは確実に、極めて大切なことのような気がしています。

■■■毎日放送『住人十色』4月14日5:00pm~5:30pm「回遊できる家」放映

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『住まいの設計05・06月号』3月20日発売「回遊できる家」掲載
『関西の建築家とつくる家 Vol.2』2月1日発売「阿倍野の長家」掲載
『homify』6月29日「回遊できる家」掲載
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