現在、一緒に仕事をしている監督が、「お客さんと一緒に、再放送を観ましたよ」と。
4月7日(日)に、BS朝日で『大改造!!劇的ビフォーアフター』の再放送があったようです。
「住之江の元長屋」は番組では「天井から雨が降る家」。
webサイトへのアクセスが、500くらいあったので、沢山きてくれているなと思っていたのですが、理由が分かりました。
移動の途中、玄関への立派な藤棚のあるお家をみつけました。
藤はこの時期から梅雨にかけてですが、淡い紫と淡い香りが大人向けの花と言えそうです。
前回、パリの思い出を少し書きましたが、『アルセーヌ・ルパン』を書いた、モーリス・ルブランもフランスが生んだ偉大な作家です。
その孫(という設定)の『ルパン三世』を描いた、モンキーパンチさんが4月11日に亡くなりました。
金曜日には追悼番組として『ルパンVS複製人間』がテレビ放映されました。
昨日もプレゼンテーションだったのですが、昨年末からこの春にかけて、我ながらよく働いたと思います。
そんな日曜日の夜は少し特別感が欲しいもの。
で、久し振りに家族全員で『カリオストロの城』を観ようと声を掛けていました。
カジノで盗んだ紙幣が偽札でした。
そこから怒涛のような展開が始まります。
カリオストロ公国の姫、クラリスと初めて出会うシーンは、あの滅茶苦茶なカーチェイスから。
アニメの歴史に残る名シーンです。
カリオストロ公国で偽札を作っていると知るルパンは、お姫様を救い出すため、城へ向かいます。
クラリスが幽閉される尖塔へ向かう際の、尖塔3段跳びも、コミカルでリズミカルな名シーン。
そして、泥棒さんは若きお姫様を救い出します。
そして結末です。
わる~い伯爵の最後は、長針と短針に挟みつぶされるという、残酷なものでした。
すっかり忘れていましたが、思わず目を背けてしまいました。
銭形平次の子孫(という設定)の名脇役は銭型警部。
何も盗らなかったと言ったクラリスとのエンディングの会話です。
「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。」
「あなたの心です」
もう全てが名シーンといってもよいかもしれません。
日曜日の夜「守谷家映画劇場」は、ドラえもん、名探偵コナン、ルパン三世の映画と引き継がれてきました。
豊かな時間を提供してもらい、ただただ感謝しかありません。心からご冥福をお祈りするのです。
ずっと前に付き合っていた女性が「理想のタイプをはルパン三世」と言っていました。
ユーモアのセンスがあり、腕がたつ。そしてもてる。
私にとってもやはり理想です。
初めて長編映画を監督する宮崎駿の情熱と、モンキーパンチが描いた魅力的なキャラクターが、がっちりとかみあい、最高傑作を生み出すことなりました。
宮崎は究極の恋愛観を、絶対に交わらない子供に見ているからだと私は思っています。
類まれなる作家性と、究極の恋愛観が織り込まれた名作。それが「カリオストロの城」だと思うのです。
その証拠に、普段は大人の香り漂わせる峰不二子も、この回のお色気は抑え気味。
控えめな藤のような名脇役に徹しているのです。
■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』4月7日(日)BS朝日で「住之江の元長屋」再放送
■■■『デンタルクリニックデザイン事典vol.1』4月1日発売に「さかたファミリー歯科クリニック」掲載
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【News】
■『建築家と家を建てる、という決断』守谷昌紀
ギャラクシーブックスから2017年11月27日出版
amazon <民家・住宅論>で1位になりました
■『houzz』4月15日の特集記事 に
「中庭のある無垢な珪藻土の家」が紹介されました
■「トレジャーキッズたかどの保育園」が
地域情報サイトに掲載されました
■大阪ガス『住まう』11月22日発行に「中庭のある無垢な珪藻土の家」掲載
■ 『住まいの設計05・06月号』3月20日発売に「回遊できる家」掲載
■『homify』6月29日に「回遊できる家」掲載