いつもお世話になっている、トボト・スロープの忘年会に参加させて貰いました。
ダム湖での釣りは一種独特です。
放流し続ければ水位は下がり、雨が降れば一気に増水します。
海のような港は作れないので、スロープに固定した浮き桟橋が港代わり。
そのボートを上げ下ろしする拠点がトボト・スロープです。
忘年会と言っても、奈良県下北山村までは車で片道2時間半。
コテージを借り切っての会でした。
私は初めてでしたが、常連の人ばかり30人程が参加。
超が付く釣り好きだけが集まります。
地元猪肉の焼肉は、わさび醤油で。
ぼたん鍋に、カキの蒸し焼き。
タコのから揚げは、お客さんが釣った本物の明石ダコ。
最高に美味しかったのです。
トボト・スロープの店長、Tさんは奥さんと一緒にフル稼働でした。
忘年会というよりは、お客さんの慰安会のようで、申し訳なくもあり、有り難くもあり……
釣りという遊びの性格上、夏なら朝5時にはオープンします。超の付く釣り好きは、日没まで釣りをします。
それでも、普段からニコニコと笑顔を絶やしたところを見たことがありません。
面白いことに気が付きました。
好きな釣りの話が中心にあるので、ネガティブな会話はありません。
お酒が入り、ちょっと声が大きくなる人はいても、不平不満や愚痴が充満してる空気とは正反対です。
先日「盛和塾」の解散を発表したばかりの稲盛和夫さんは「不平不満や愚痴の対極にあるのが感謝」だと仰っていました。
感謝の気持ちというのは、自分が他の存在に対してへりくだる気持ちがなければ沸いてこないとも言われます。
建築家という職業も、釣りという遊びも、また奈良にある大自然も、私より上位にある存在です。
私が生み出したものではないからです。
心の中はいつも「感謝」と「不平不満や愚痴」が押し合いへし合いしています。
「不平不満や愚痴」を辞めるというより、「感謝」に押し出して貰う方が簡単なのかもしれません。
これを「感謝の寄り切り」としたいと思います。
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