それでもやまない雨はない‐1426‐

 先週の台風21号に続いて、22号が発生。

 2週続けて、大雨の週末になりました。

 土曜日は「中庭のある無垢な珪藻土の家」の撮影の予定でしたが、延期せざるをえず。

 緑を囲む京都のオフィス「(仮称)山本合同事務所」

 家事動線がコンパクトな「白のコートハウス」

 築80年、住吉の長屋を「碧の家 」に〈リノベーション〉

 木、金、土の現場回りはずっと快晴で、1日ずれていればと、歯噛みしたくなります。

 昨日はJRでの移動でしたが、昼頃はかなり強い雨脚でした。

 淀川も増水していましたが、直撃ではなく先週ほどの被害はなかったようです。

 昼には大阪に戻り、ショールームでの打合せに。

 グランフロントにあるリクシルで2時間半みっちり打合せをしました。

 夕方頃には雨もあがり、神戸方向から夕日も差してきたのです。

 梅田にも人足がもどり、どことなくホッとした気分になります。

 例えに出して申し訳ないのですが、「やまない雨はないというけど、本当だろうかと思っていた」と元プロ野球選手・清原和博が話していた場面をみたことがあります。

 FAで、西武から念願の巨人に移籍したが、思うような成績をなかなか出せず。

 また、松井秀喜との主砲争いに敗れ、夜遊びばかりとメディアからバッシングを受けていた頃を指してのコメントでした。

 やまない雨がないのは間違いありません。しかし、晴れがやってきたとしても、またいつか台風はやってきます。

 数限りない栄光を手にしてきた彼が、本当に超えられなかったのだろうかとも思いますし、早熟の天才だったからこそ超えられなかったのかもしれません。

 先週、ある計画のプレゼンテーションをした後、断りの連絡を貰いました。

 私も設計したいと思っていたにも関わらず、断りがはいったのは久し振りです。

 負け惜しみもありここで書いているのかもしれませんが、この経験を少しでもプラスにしなければ、同じところを行ったり来たりするだけです。

 今回は良かったですが、またいつか大型の台風が直撃する機会はあります。

 ならばそれを想定し、準備し、危険も含めて、生きることを楽しむしかありません。

 それでもやまない雨はないのですから。

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■3月25日『大改造!!劇的ビフォーアフター』朝日放送(ABC)「住之江の元長屋」再放映■
■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載

『homify』7月21日「白馬の山小屋」掲載
『homify』6月4日「松虫の長屋」掲載
『homify』5月10日「長田の家」掲載
『homify(タイ)』4月25日「加美の家」掲載
『homify(中国)』4月9日「住之江の元長屋」掲載

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◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
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「ほんもの」と「いかもの」‐1425‐

 今日は昼から、上京区で進めているオフィスビルの現場へ行っていました。

 この現場は二条城のすぐ北にあります。

 大阪の現場からの移動でしたが、少し早くついたので初めて立ち寄ってきました。

 堀川通りに面する東大手門は、いつも観光客であふれているのが車からみえていたのです。

 二条城は1603年、徳川家康によって築城された平城です。

 本丸には5層の天守閣がありましたが、1750年の落雷で焼失しています。

 よって、いわゆる城らしい佇まいは濠を残すのみ。

 今年は「イヤダロナ」で覚えた大政奉還から150年。

 徳川慶喜が天皇家に行政の権限を戻すと宣言したのが二条城です。

 まさにここから近代が始まったのです。

 東大手門から入り、西に進みます。

 唐門をくぐると、二の丸御殿が正面にみえてきます。

 唐門のきらびやかな彫刻は、日光東照宮を彷彿させます。

 しかし、他の建築と比べると多少違和感を覚えるのも事実なのです。

 二の丸御殿の正面に立ってみます。

 手前に見えるのは車寄せ。牛車で入れる大きさになっており、檜皮葺きは神社建築を思わせます。

 その奥の高い大屋根は遠侍と呼ばれる棟。

 瓦屋根は、日本建築の迫力をもっとも感じさせるもの。

 妻面には大きな菊の御紋が施されています。

 これは天皇家に敬意を示したものでしょう。

 残念ながら内部の撮影は禁止でした。

 二の丸御殿は、多くの棟が雁行しながら繋がっています。そのすべてが世界遺産であり、国宝に指定されています。

 その中央あたりにある大広間が、大政奉還の実際の舞台となったところです。

 棟の前に中庭があり、写真を撮ってみるとそのケラバにも菊の御紋がみえました。

 しかし、さらにその上の鬼瓦には葵の御紋が。みてとれるでしょうか。

 当然ながら、葵の御紋は徳川家の家紋。

 このあたりに、歴史、建前、プライドが見え隠れして、とても面白いのです。

 建築家・磯崎新の『建築における「日本的なもの」』という著書に、以下のようなことを書いています。

 ブルーノ・タウトという建築家が、伊勢神宮、桂離宮を天皇的で「ほんもの」とし、日光東照宮を将軍的で「いかもの」と表現した。

 磯崎はこれらを、ハイアート、キッチュと区別しています。

 270年の平和を築いた徳川家を、馬鹿にしたい訳ではありません。しかし、こと建築においてはブルーノ・タウトの説を支持したいのです。

 今日、プロ野球のドラフト会議が開かれました。

 高校生スラッガー、早稲田の清宮幸太郎選手は7球団からの指名があり日本ハムが交渉権を引き当てたとニュースにありました。

 過去のドラフトでは8球団からの指名が最高で、その1人が野茂英雄です。

 彼が本物であることは説明の必要はありません。

 多くの球団が指名したとしても、大成していない選手もいます。

 「やっとスタートラインに立てた」というコメントが載っていましたが、868本以上のホームランを打ち、是非、本物中の本物になって欲しいものです。

 もちろん、人のことを心配する前に、自分の精進、自社の精進です。ハイアートを目指すしかありません。

 「ほんもの」と「いかもの」が混在する場所。二条城はとても面白いところだったのです。

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親父脱退‐1424‐

 昨晩は台風の影響で、一晩中強い雨風が続きました。

 大阪市南端を流れる大和川は氾濫危険水位を超え、避難勧告がでました。

 私の家から大和川までは1.5kmほど。夜中に何度も警報がなり響きました。

 出勤前に通ってみると、堤防まで3mくらいのところまで水位が上がっていたようです。

 4kmほど下流の浅香では堤防を越え、1mほど浸水しました。

 大和川は上流にある奈良盆地の水を一手に集めて、大阪湾に注ぎます。

 元の川筋は大阪平野に入ってすぐに北上していたため、氾濫を繰り返していました。

 それが、江戸幕府によって現在のように付け替えられました。

 当時重機はないので、掘るというよりは堤防を盛り上げている感じです。

 浅香辺りには小高い山があり、難工事となった場所です。それを避けるように、左に大きく蛇行しており「浅香のカーブ」と呼ばれます。

 奈良の三郷も浸水しましたが、こちらも右に蛇行している箇所。

 山間部を別にすれば、最も大きく蛇行している2ヵ所で、やはり起こるべきところで災害は起こります。

 反対に言えば、ある程度予想できるともいえるのです。

 牙をむいたときの自然は人の手に負えるものではありません。

 行政の警報は、安全値をみているために空振りも多いですが「うちは大丈夫」探しをする前に、備えをすることは大切なことだと思います。

 昨晩は、枕もとに家族分のライフジャケットを置いておきました。

 距離、川筋を考えても、浸水する可能性は低いと思いましたが、備えあれば憂いなしです。

 「地震雷火事親父」は江戸時代からの怖いものの例え。

 最後の「親父」は、台風を意味する「大山嵐(おおやまじ)」だったという説があるそうです。

 webサイト調べ程度ですが、親父がたいして怖くない時代、ここからは脱退させて貰ったほうがよいかもしれません。

 恐怖で何をさせるのは間違っていますが「怖い」を知ることは大切なこと。

 それは子供だけにいえるものではありません。昨晩は久し振りに怖いと思う程の「大山嵐」でした。

 元気に働けることに感謝し、台風一過の青空の気分で今週をスタートしたいと思います。

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白の上の白‐1423‐

 先週、当社のwebサイトをリニューアルしました。

 webサイトの第一弾は2003年に製作しました。

 こだわりの家を建てたい人、違いのある空間を持ちたい人が知りたいと思う情報を、できる限り発信してきたつもりです。

 そのかいあって、多くの人に訪れてもらいました。

 しかし時代の変化は早く、1年程前だったか「ボタンが近すぎて使い難い」と検索サイトから忠告をうけました。

 スマホからスライドショーが見れないなどの課題もようやく解消できました。まだまだ改善点はありますが、ひとまず一段落です。

 ファーストモデルのデータはもうありませんが、マレーヴィチの「白の上の白」という絵をモチーフにしました。

 この白をグレーの表現に変え、正方形をひし形にデザインし、トップページとしました。

 当時、ロシア構成主義の画家が1918年に発表したこの絵がとても気になっていたのです。
 
 私にとって洋画のスタートはミレーだったように思います。

 母に連れられ、展覧会をまわりましたが、小学生ながら、ミレーの絵には他を圧倒する、静けさ、敬虔のようなものを感じました。

 初めて観たのは「種をまく人」だったと思います。

 その後、ゴッホ、モネ等の印象派などを知り、シャガール、クリムト、ムンクなどが気になり始めます。

 徐々に興味が抽象画に傾きはじめ、モンドリアン、そしてマレーヴィチを知るのです。

 さらに近代へ。

 アンディー・ウォーホール、リキテンシュタインとポップアートに触れます。

 これは 1960年、イブ・クラインの作品。

 この青一色の絵画は純粋精神としての非物質=空虚をしめしているとされます。

 書家、陶芸家、そして画家でもある北大路魯山人はこういっています。

 傑作と凡作との間は紙一重の相違である。

 しかし、この紙一重がなかなか破れない。

 人物の値打ちだけしか字は書けるものではない。

 字というものは、人物価値以上に光らないものである。

 60年代のパリで、クラインが描いた青だから意味があるのです。

 初めにあげたマレーヴィチは、幾何学の中で正方形を最も純粋なものと考えていました。

 彼も徐々に抽象画へと移行していった画家ですが「白の上の白」を描いたあと、この道をこれ以上進むことはできないと自覚し、1920年代には具象画へと回帰しました。

 そこまで突き詰め、終着点となった絵だったのです。

 紙一重をつき破りたい。

 その紙がどこにあるのかは分かりませんが、いつも思っていないと見つけられないはずです。

 もう一度、魯山人の言葉を引きます。

 途方もない考えがなくては、途方もない結果はない。

 必ず実現したいと思うのです。

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静寂は幸せへのキーワード‐1422‐

 今週は秋雨前線が停滞するようです。

 明日は地鎮祭があるので、式典中だけでも止んでくれると嬉しいですが。

 昨日は、丸1日休みだったので、奈良県下北山村の池原ダムへ行ってきました。

 冷たい雨が降る中、レインウェアを着て一日湖に浮いているなど、正気の沙汰ではありません。

 しかし、そんな変わり者がこれだけ。

 遠くは名古屋ナンバーもありました。

 惚れて通えば千里も一里。雨が降ろうが矢が降ろうが、各地から集まってくるのです。

 状況は厳しめでしたが、かわいいサイズの魚は顔をだしてくれました。

 岩場を悠々と歩くニホンザル。

 繁殖期はアピールもあって、特に赤くなるそうです。

 立派な体躯は堂々としたものでした。

 仕事がら、いつが休みになるのか分からないので、私の遊び相手は専ら家族かモノ。

 小さくはありますが、この愛艇のおかげで自然を満喫できるのです。

 車も同じ。

 当たり前ですが、文句も言わず付き合ってくれます。

 モノですが、それ以上の愛着をもっているつもりです。

 ある音楽家が、「車を運転する時間は耳を休める時間なので、音楽をかけないんですよ」と言っていました。

 それを聞いてから、何もつけない時間をとってみることにしました。

 風をきる音だけが聞こえ、ただ山道に合せてハンドルをきる時間。それが意外に心地よいのです。

 モノの本質は沈黙にあります。だった、と言ったほうがよいかもしれません。

 給湯器が「お湯張りが終わりました」と喋るようになりました。

 そのうち冷蔵庫が「牛乳の賞味期限がきれています」と教えてくれるようになるそうです。

 人工知能が発達し、モノ発信でトラブルを回避してくれるようになります。

 しかし、問題が少ないことと、幸せは必ずしも一致しない気がするのです。

 情報が洪水のように押し寄せてくる時代です。

 静寂は幸せへのキーワードなのだと思うのですが、それは好みによるものなのでしょうか。

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細胞レベルで‐1421‐

 月曜日の体育の日は、「さかたファミリー歯科クリニック」の撮影でした。

 一度、天気が悪く延期しましたが、この日は何とか晴れ。

 白い外壁に、全周を囲む庇がポイントの建物なので、やはり撮影は晴れ空に限ります。

 昼の部が終わり、夕景までに空き時間ができたので、穂谷という地域へ立ち寄ってきました。

 奈良へ抜ける307号線を東に進み、南に少しそれたあたり。近くには関西外大があります。

 訪れるのは2回目ですが、高低差のある里山風景が素晴らしいところです。

 現在「枚方の里山・収穫の秋穂谷」というイベントを開催中。

 コスモス畑が有名で、100円で10本摘んでよいと立て札があります。

 訪れた人たちは、思い思いの花を摘んでまわっていました。

 ヒマワリ畑もあるのですが、こちらは観るだけ。

 この日の気温は季節外れの29度。どちらかと言えばヒマワリの日でした。

 里山100選にも選ばれているのどかな風景は、日常と全く違う時間が流れています。しかし、500年前ならごく当たり前の風景だったに違いありません。

 私は大阪市内で育ちましたが、休みは自然の中でいたいほうです。人が経験、体験の中だけに生きているなら、辻褄が合わないでもありません。

 40億年前、海は濃いスープ状の海水で満たされていました。

 浅い潮だまりに膜のようなものが張り、それが単細胞生物の原型になったといわれています。

 ソウ類、植物、両生類へと進化し、哺乳類が生まれたのは2億年前。

 人も間違いなく自然の一部です。

 誰かの決めセリフではありませんが、細胞レベルで自然を求めるのでしょう。

 コスモスは色によって花言葉が違うそうです。

 赤=愛情、調和

 ピンク=純潔

 白=優美

 自然と人の中間にあるのが里山。調和に満ちた美しい風景といえば格好よくまとめ過ぎでしょうか。

 全ての撮影が終わったのは午後7時頃。どんな現場でもヘトヘトになります。

 ひっきりなしに現れる路上駐車の車。

 また、雲は私たちの都合では動いてくれません。

 良い光を待ち、路上駐車の車が動くのを歯噛みしながら待ったり、時には「少し動かしてもらえませんか?」と交渉したり。

ポイ捨てのゴミを拾ったり、窓ガラスを拭いたり、家具の配置を確認したり。

 納得のカットを撮るのに、かなりの時間と労力を注ぎます。

 自然を愛する気持ちと、この俗人加減。

 そんなことを考えていると、「いろんなことをしてるなあ」と時々笑ってしまいます。

 このような両端にある車輪で、何とかかんとか前に進んできたのだという実感もあります。

 人は細胞レベルで生きようとするのだと実感するのです。

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その魚、1匹いくら?‐1420‐

 昨日は、午前中の打合せの後、そのまま三宮へ。

 山が近い景色は、港町独特のものです。

 三宮名物、狭くて長い高架下。

 若い頃は、納得できる靴を探して何往復もしたもものです

 三宮にきたのは、ジュンク堂での相談会のため。午後3時半から6時までが担当でした。

 その後、家族とミナミで夕食の待ち合わせしていました。

 食べ物の好き嫌いが全くないことは私の自慢です。

 しかし残念ながら、子供達は結構好き嫌いがあります。

 長男は刺身が苦手。マグロは食べるのですが、青魚系は全て駄目。キノコ類も苦手にしています。

 好きなものは、キムチやコンビニの唐揚げなど。味が強く、刺激のあるものです。ワサビなども付けたがります。

 反対に、下の娘は薄味が好み。ハム、ウィンナーなどの加工品や、辛めのもの、コショウの入っているものはほぼ食べません。刺身は大好きで特にアジ。

 義父母と行った長崎の旅では、ある寿司屋のアジを全て食べつくしました。

 何故これほど好き嫌いができてしまったのか、親としては責任を感じますが、長男も寿司屋の魚なら結構な種類が食べられるのです。

 それで、たまに寿司屋へ行くことになりました。

 特に娘はカウンター席でないと納得しません。寿司屋こそ、元祖オープンキッチンです。

 寿司の起源は東南アジアの山岳部だそう。

 いわゆる「なれずし」で、米の中に魚を漬け、発酵させ保存していました。

 醗酵後、米は捨て魚だけを食べていたようですが、琵琶湖の鮒ずしは原型に近いものでしょうか。

 江戸時代に現在のようなかたちになり「江戸前寿司」と呼ばれました。

 当時は、天ぷらと共に屋台食べる人気のファーストフードだったのです。

 舌は10歳をピークにあとは鈍くなっていくだけという話もあります。

 好き嫌いと書きましたが、新鮮な魚なら長男も食べられるので、厳密に言えば彼らは味が分かっているのかもしれません。

 しかし、出来れば偏食は払拭してほしいもの。時々は美味しいものを食べに連れていくしかないのかもしれません。

 先日facebookで、「アメリカで刺身が食べたいと思ってもスーパーには売っていない。だから船で釣りにいってきた」という知人の投稿がありました。

 その船は、立派な邸宅前の桟橋に繋がれた大きなクルーザー。

 釣り談義によくある笑い話は、「ところでその魚、1匹いくらなの?」です。

 しかし、そうするしか、日本以外で気軽に刺身を食べる方法がないのです。

 歳とともに、やはり魚が美味しいと思うようになってきます。

 寿司屋へいって、それなりに払っているつもりになっていましたが、日本の魚は、やはり安くて美味しいのです。

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人類みな親戚‐1419‐

 昨日は中秋の名月でした。

 薄雲をほのかに照らすさまは、名月にふさわしいもの。

 中秋の名月は必ずしも満月でないそうです。よく見れば、僅かに左が欠けています。

 明日が満月だそうですが、これは娘に教えてもらいました。

 樹々も徐々に色づき始めました。

 天高く馬肥ゆる秋です。

 「馬肥ゆる」は、警告の意味も含まれていると昨秋の新聞で知りました。

 収穫の秋を迎え、たっぷりとエサを食べ肥えた馬にのって北方の騎馬民族が略奪にやってくる。

 それらを警戒する、中国の故事からきたものだそうです。

 日本語は中国語を源としますが、同時に多くの故事、習慣も伝わっていますが、鬼門もそのひとつです。

 「北東を鬼門、南西を裏鬼門とし、玄関や水廻りをさける」

 これが一般的な解釈でしょうか。

 住宅を設計する際にはよくでてくる言葉なので、以前その真意を調べてみました。概ね以下のような説に集約されると思います。

① 古代中国の家創りの風習で、黄河中流域(中原)から見て、北東から攻めてくる匈奴に代表される騎馬民族が、真っ先に侵入してこないよう玄関を設けない。

② 冬の季節風は北東から吹くことが多い。また、台風、モンスーンに代表される南西から吹く強い風で、カマドの火の粉が家の中に入らないよう、これらの方角には台所を設けない。

③ ②と同じく南西から吹く強い風で、家が吹き飛ばされないよう玄関を設けない。

④ 北東は日当たりが悪く湿気がたまりやすい。南西は日当たりが良すぎるので水や食べ物が痛みやすいので、水廻りを設けない。

 世界最大の建造物、万里の長城は匈奴に代表される騎馬民族を中原に入れないよう築かれました。それほどまでに脅威だったのです。

 ④は北半球全体に言えることですが、①~③は中原にのみに当てはまる項が沢山あります。

 しかし、まったく意味の無い物ではないので、鬼門除けを含めて、うまく活用すればよいと考えています。

 日本語が中国語を源としているなら、言語としては親戚関係にあるといえます。それがなぜこのような関係にあるのか。

 「遠きと交わり近きを攻める」

 魏晋南北朝時代の兵法書にあることばです。

 「攻める」はやめてもらいたいですが、大事が起る前に「交わる」ことはできないのかと思うのです。

 2万年前まで日本と中国はつながっていました。1世代25年とすれば800世代。800世代前は日本人も中国人も無かったのです。

 人類みな兄弟とまではいえませんが、親戚くらいではあると思うのです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

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楽は楽にならない‐1418‐

 昨日から10月にはいりました。

 暑い暑いといっていたら、朝夕は寒いくらいに。今年も残すところ3ヵ月となりました。

 今日は生憎の雨ですが、昨日は秋晴れの1日に。長女の運動会でした。

 中学になった長男は平日開催で、私が観れるのはこの1回だけ。

 もっと言えば、親として見に行く運動会はあと2回だけということでしょうか。

 2人とも足は速いので、これまで運動会は随分楽しませてもらいました。

 しかし、今年は障害物競走。

 さらに半分は男の子で、ネットくぐりにやや手間取ってしまいました。

 やはり運動会は徒競走に限ります。(我が家的には)

 また、代表委員?をしており、司会進行のアナウンスを担当しました。

 経緯は知らないのですが、何かしらの役割を引き受けたことは偉いなと思っています。

 プラスアルファの充実感があったと思うのです。

 「究極の幸せとは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること」

 社員の7割に知的障害を持つ人たちを雇用する、日本理化学工業の大山会長が紹介している言葉です。

 面倒や、労苦をさけて、いきなり誰かに必要とされることはありません。

 あまりネガティブな言葉を文字にするのは嫌なのですが、「楽に生きたいは、楽に生きられない」は簡単に証明できます。

楽に生きたい
 ↓
責任を負いたくない、面倒は避ける
 ↓
信用は落ちる、能力は向上しない
 ↓
楽に、楽しく生きていけない

 やはり聖書にある「狭き門をくぐる」ことが、幸せな人生を送るたったひとつの方法なのだと思っています。

 「会社でも常に面倒な方を選ぼうといっている」とある人に話したら、「そんな面倒な生き方辞めたら」と言われました。勿論強要するつもりはありません。

 一度しかない人生です。楽しく、幸せなものにしたいというゴールは誰もが同じはず。いま取る行動がそこに繋がっていれば、全く問題ありません。

 最近つくづく思います。人生って本当に単純にできているんだなあと。

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