一滴のしずくが川となるように‐1321‐

 土曜日の『住人十色』の放送は、私も楽しみにしていました。

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 自分の出演がなければ気楽なものです。

 8年続く長寿番組だけあり、松尾貴史さんのコメントも的確。とてもわかりやすく描いて貰った気がします。

 計画が始まり、ここに至るまでの3年を振り返ってみました。

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 2013年9月15日(日) 大阪市が主催した「住之江の元長屋」のオープンハウスに参加。

 雨の強い秋の夕方。初めてご家族にお会いしたのです。

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2013年10月3日(木) 第1回目の打合せ。

 その後、11月14日(木)第3回目の打合せは、お弁当持参で来社してくれました。

 仕事終わりの時間帯に、何度も足を運んで貰ったのです。

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2013年12月10日(火) 現地調査。

 お母さんと奥さんは、その間もずっと談笑していました。

 「本当に仲が良いんだな」と思っていたことを覚えています。

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2015年4月30日(水) 現場打合せ。

 着工は2015年2月9日(火)。

 設計、予算調整もかなり難航し、計画のスタートから1年5ヵ月を費やしたのです。

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 お子さんには、現場で宿題をして貰ったこともありました。

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2015年7月10日(金) ようやく引っ越し。

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 まだ工事中でしたが。

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2015年11月3日(祝・火) 当社の写真撮影。

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 恒例になった昼食時の撮影もお願いしました。

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 動きのある写真が撮れます。

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 そして、ボルダリング。

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 こうして、この家のイメージカットが撮影されました。

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2016年3月6日(日) 『住まいの設計』の取材。

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 子供さんが楽しんでくれたら、誌面が楽しいものになるのです。

 これらの写真をみて貰い、番組の取材となりました。 

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 実は、あるリノベーションのコンテストに応募しましたが、入賞さえ叶いませんでした。

 正直言えば、自信を持っていました。

 しかし、それなら実作でリノベーションの可能性を示し続けるしかありません。

 コンテストの審査員には届かなくても、本気のクラアントには届くと信じているのです。
 
 いつも周りを笑わせてくれた次男君。

 番組内で、この家に「いちまんてん」を付けてくれました。それが一番の賞かもしれません。

 放送後、ご家族にお疲れさまでしたとメールを送ると、返事が返ってきました。

 収録後は放送が不安で本当にイヤでしたが、ほんわかした感じでよかったです。

 あの雨の日、ビフォーアフターのおうちを見学しに行ってなかったら私達家族はどうなってたかと思います。

 近いうちお礼するのを口実にアトリエmの皆さんにお会いしにいきたいと思います。

 「松虫の長屋」
 
 打合せ回数45回 (うち現場打合せ25回)

 設計期間 2013年9月~2015年1月 1年5ヵ月

 工事期間 2015年2月~2015年7月 5ヵ月

 一滴のしずくが集まり川となるように、いくつもの偶然と決断がここに導いてくれました。

 クライアントと私達の大河ドラマ「松虫の長屋編」はこれで一区切り。

 楽しんで貰えたでしょうか。

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【Events】

■11月1日~11月29日天六・住まい情報センターにて「松虫の長屋」パネル展示

【News】

■■10月29日『住人十色』毎日放送(MBS)「松虫の長屋」放映■■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載■
『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載■
『住まいの設計05・06月号』3月19日発売に「野洲の家」掲載■

『homify』10月27日「紫竹の家」掲載
『homify』9月1日「池を望む家」掲載
『homify』8月13日「光庭の家」掲載
『homify(スペイン語)』8月6日「野洲の家」掲載
『homify(ポルトガル語)』8月4日「柏の家」掲載
『homify(中国)』8月2日「加美の家」掲載掲載

■3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」紹介
■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』「松虫の長屋」紹介

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

女人高野‐1320‐

『住人十色』毎日放送(MBS)10月29日(土)午後5:00~5:30「松虫の長屋」放映予定■

 今日は気持ちの良い秋晴れでした。

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 しっかりとした日差しを受けた花は本当に美しいもの。花より光が美しいのかもしれません。

 日曜日は生憎曇りでしたが、近鉄電車で室生寺へ。

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 名張行きの急行で1時間。室生口大野に着くと、バスは50分待ちでした。

 1台タクシーが見えたのですが、目の前の2人連れに先を越されてしまいました。

 自然歩道を歩けば1時間くらいと聞き、歩いて行くことにしたのです。

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 歩くのはかなり早いほうで、40分位あれば着くだろうと思っていましたが、なんのなんの。

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 かなり険しい山道を7km。みっちり1時間半は掛かりました。

 山深く、他に人は全く居らずで、クマでもでるんじゃないかと心細くなり……

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 変な汗をかきながら道を急ぎ、山村の景色が開けた時はほっとしたのです。

 紅葉にはまだ早く、人も少な目。

 室生寺の建立は奈良時代末期で、国宝に指定された建物がいくつかあります。

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 鎌倉時代に建てられた本堂もその一つ。

 山深いところにあるがゆえ、山林修行の道場としての意味合いも強かったようです。

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 奥の院までの石段の長いこと。

 しかも段差がまちまちだったりして、かなり歩きにくいのです。

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 よく見ると寄進されたものなのか、ところどころに文字が刻まれています。

 バチが当たらないよう、これも修行と黙々と歩かなければなりません。

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 昨年の夏休みに山形を訪れた際、酒田市の土門拳美術館に立ち寄りました。

 写真家・土門拳は室生寺の五重塔をこよなく愛したそうです。

 創建は平安初期で国宝。是非見たいと思っていたのです。

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 高さは16.1mで、屋外にある五重塔では日本最小です。

 屋根は檜皮で葺かれ、一層目と、五層目の大きさがあまり変わらないのも珍しいプロポーションです。

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 屋根の勾配が極めて浅く、軒の深さがより強調されています。

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 また漆喰の壁と、軒を持ち出すための組物の朱色が、森の緑にとても映えていました。

 弘法大使が開いた高野山は、厳しく女人を禁制しました。

 そんな中、女性の済度をはかる道場として参詣を許したのが室生寺で、「女人高野」と呼ばれるようになりました。

 高野山が女人禁制を解除したのは明治期のこと。この男女平等の社会からは考えられないことです。

 室生寺の五重塔は、そのプロポーションといい、その色使いといい、その小ぶりさといい、極めて美しい建築です。

 私が見た五重塔の中でも、群を抜く美しさだと感じますが、これを「女性的な美しさ」以外の言葉で表現するのは難しいと思います。

 これを男女差別と言う人は居ないでしょう。

 差別など無い世の中になれば良いと思いますが、違いとは、特徴とも言えます。違いを活かし、伸ばすような生き方をしたいと思うのです。

 室生寺の五重塔は、雪景色がさらに美しいそうです。土門拳はその雪を待ち、雪景色をみて泣いたと言います。

 女の中の女。次は雪の室生を見てみたいと思うのです。

P.S.  明後日の『住人十色』ですが、以下の地域でも放送があるようなので以下にUPしておきます。

SBS(静岡放送) 毎週日曜日 午前6:15~6:45
BSS(島根・鳥取地区) 毎週土曜日 午前5:00~5:30
TUY(山形・秋田) 毎週日曜日 午前6:15~6:45
ITV(愛媛・徳島) 毎週日曜日 午前12:54~13:54
MRO(石川・福井) 毎週日曜日 午前9:55~10:30
NBC(長崎・佐賀) 毎週日曜日 午後4:30~5:00
MRT(宮崎) 毎週日曜日 午後4:30~5:00

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【Events】

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『homify』9月1日「池を望む家」掲載
『homify』8月13日「光庭の家」掲載
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『住人十色』放送後のたくらみ‐1319‐

 10月21日(金)14時7分に、鳥取で震度6弱の地震が発生。

 熊本地震から半年が過ぎたというニュースがあったばかりでした。

 現在、全壊2棟、半壊3棟は、家屋の強度、地盤の良さが影響しているのではというコメントがありました。

 しかし、5つの家族にとっては大変なことです。支援活動の要請があれば出来るだけ参加したいと思っています。

 鳥取は、3年前の夏休みにゆっくり回りました。

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 境港の水木しげるロード

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 草原に浮かぶ大山。

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 皆生(かいけ)温泉で食べた魚は本当に美味しかった。

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 東伯郡三朝町にある投げ入れ堂

 長男と険しい参道を登ったのですが、白壁が落ちたという報道があった倉吉町のすぐ南です。

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 そして鳥取砂丘。アリジゴクを探す旅でもありました。

 地震国日本。その厳しさと私達日本人は付き合って生きてきました。宿命は背負う他ありません。

 家族で出掛けた旅を考える時、何故かこの旅を思い出すことが多いのです。

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 山陰の、美しさ、寂しさ、切なさが心に残ったと言えば、地域の人に失礼でしょうか。

 この危機に負けず頑張って欲しいと思います。

 話は変わって告知です。今週土曜、「松虫の長屋」の放送があります。

 すでに『住人十色』のwebサイトで、紹介されていました。

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『住人十色』毎日放送(MBS)10月29日(土)17:00~「松虫の長屋」放映予定■

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 工事中からストーリー満載で、ご家族がOKしてくれたなら、取材はあるだろうなと思っていました。

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 メディアに関して「雑誌はいいけど、テレビはちょっと……」と言う方がほとんどです。

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 こちらのご家族は、もしテレビのオファーがあれば考えてみる、という感じでした。

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 実際にオファーがあってからも迷っておられたのですが「守谷さんのためなら」と一肌脱いでくれたのです。

 女性陣2人を含めて、まさに男気。

 これだけのリノベーションをさせて貰ったのですから、ご家族は勿論懸命に働いておられます。

 ご主人は整骨院を経営されており、とても繁盛しています。いつも遅くまで仕事をされているのです。

 治療に来られる患者さんの一人に、いつも前週の『住人十色』の話しをする方が居られるそうです。番組の大ファンのよう。

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 計画の途中から、ご主人と「テレビの放送が決まっても、その方には黙っておきましょうね」と、密かに企んでいたのです。

 来週あたりでも、その患者さんが治療に来られた時のことを、是非聞いてみたいと思っているのです。

 撮影現場は見に行けなかったのですが、ナビゲーターの春香クリスティーンさんも、なかなかに活躍されているタレントさんとのこと。

 その端正なルックスとは対照的な汚部屋タレントと、奥さんのやりとりが楽しみです。

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 ストーリー満載の「松虫の長屋」。時間のある方は是非ご覧ください。

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『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載■
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男の中の男‐1318‐

 10月18日8(火)、広島東洋カープの黒田博樹投手が引退を表明しました。

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 1975年生まれの41歳。住之江区出身、上宮高卒となっていたので、生粋の関西人だったと初めて知りました。

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 特に広島ファンという訳ではなかったので、広島との接点は2011年の広島旅行と、2012年の講演に行った時くらいしかありません。

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 黒田投手の今年の成績が10勝8敗で防御率が3.09。

 昨年に至っては、防御率が2.55。あの小さな広島市民球場での成績です。

 また、メジャー最終年2014年の成績は11勝8敗。ヤンキースとの大型契約を蹴っての広島復帰に「男気」の文字が踊りました。

 日米通算で203勝し、引退前の3年がこの数字ですから、ただただ称賛の声しか聞こえてきません。

 スポーツ選手の引き際について、ボロボロになるまでするのか、惜しまれながら辞めるのか、という話があります。

 スポーツ選手ではない私が言うのも何ですが、スポーツ選手が、スポーツ以外で、スポーツ以上の遣り甲斐、充実を感じることはないのではと思います。

 余計なおせっかいを承知で言うなら、是非ボロボロになるまでやって欲しいと思うのです。

 例えばサッカーの中田英寿選手の引退は、とても残念に思っていました。

 能力があり、努力をし、成功し、しかも言葉を持っている。そんなアスリートはなかなか居ません。

 ビッグマッチが終わったあと、web上で直接発せられる彼の言葉に、とても興味がありました。

 しかし、今はそのブログも会員制となり、目にすることはなくなりました。

 引退後のビジネスで成功したアスリートも居ると思いますが、小さい頃から周りより優れ、打ち込んできたスポーツ以上に、自分を表現するのは簡単でないと思います。

 反対の言い方をすれば、その間、懸命に働いてきた人が、そう簡単にアスリートに負けてもいけないとも思います。

 黒田選手にもっと頑張って欲しかったと言いたいのではありません。

 ボロボロになってもおかしくない時期まで現役を続け、しかもこの成績を残した、プロ中のプロだと思っているのです。

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 上宮高校時代の監督は、コントロールが悪く控えに甘んじており目立つ選手ではなかったが、野球に取り組む真摯さは群を抜いており、誰もが一目置いていたとコメントしていました。

 プロに行くとは思っていなかった、という言葉の通り、努力によってここまで登り詰めたのです。

 スポーツ選手は早熟です。能力さえあれば、18歳でも億単位のお金を稼ぎます。

 しかし、衰えない体を持つ人間は居ません。その中で、群を抜く安定感と、見事なまでの引き際を見せて貰いました。

 引退会見等も見ていませんが、新聞に載る彼の顔をみて何とも清々しい気持ちになりました。

 まさに男の中の男。

 日本シリーズの第2戦。彼の雄姿をみたくなってきました。

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日本一の兵‐1317‐ 

 昨日、電車で室生寺へ行こうと思い、近鉄上本町に向かいました。

 着くと、人身事故でいつ復旧するか分からないと。今朝の新聞に、全盲の男性がホームから転落したという記事が載っていました。

 日本の鉄道は、世界で最も安全対策が進んでいると思います。しかし、全ホームに安全柵となるとかなりの時間と、費用が掛かるでしょう。

 鉄道会社、そして利用者も、本当に難しい判断を迫られるのだと思います。

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 目的地を和歌山の九度山に変更し、難波まで移動しました。

 南海高野線の特急こうやで、橋本までは40分程。

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 ここのところ寝不足だったので電車にしたのですが、金剛山地を抜けるあたりから、車窓の景色は飽きません。

 結局昼寝はできず。

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 橋本からは、高野山行きの単線に乗り換えて20分。

 駅に着いたのがすでに16:00でした。

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 大河ドラマでも九度山が登場しているそうで、それなりの人出を覚悟していましたが、さすがにこの時間は人もまばら。

 ミュージアムも16:30に閉まるとのことでした。

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 真田の抜け穴伝説はここにもあり。

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 関ケ原の合戦では豊臣方に参加。少数で徳川方を苦しめた真田家はその名を全国に轟かせます。
 
 にも拘わらず、敗戦後は九度山への配流ですんだのは、幸村の兄、信之が徳川方についていたからです。

 兄弟で袂をわかってまで、真田家の存続を願っての策でした。

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 父・昌幸と幸村が隠遁生活を送っていた真田庵。

 ここでの生活は非常に苦しかったようで、兄・信之にお金だけでなく、酒の無心までしているのです。

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 真田紐という甲冑などを結ぶ紐を制作、販売するなどして、生活の助けにしていました。

 戦の天才、昌幸は無念にも、ここで65年の生涯を終えます。

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 ドラマ放映が決まってから出来上がった真田ミュージアム。閉館ぎりぎり、滑り込みセーフでした。

 幸村はその生涯の中で、この地で暮らした時間が最も長かったとありました。

 1614年、大坂冬の陣で秀吉の子、秀頼に請われ豊臣方として参戦。続く1615年の大坂夏の陣でも、無類の強さを発揮します。

 しかし最後は、天王寺の安居神社あたりで討ち取られます。、相手方に「わしの首級をあげ、手柄にされよ」と自らの首を差し出したとも言います。

 その時の戦いぶりを、「薩摩藩旧記雑録」で島津家久(忠恒)は以下のよう記してします。

 5月7日に家康公の本陣へ真田左衛門佐(幸村)が攻撃を仕掛け、旗本衆を追い散らし、討ち取ってしまった。

 旗本衆の中で三里もの距離を逃げた兵だけは、みな生き残ることができた。三度目の攻防で真田(幸村)も討死した。

 真田(幸村)は日本一の兵であり、古今の物語にもこれほどの武将はいない。概ね言いたいことはこれだけである。

 34歳から48歳という壮年期。戦国の世、戦上手の真田として知られ、ただ隠遁生活を求められた彼の気持ちはいかばかりだったのか……

 事後とはいえ「日本一の兵(つわもの)」と言われる程の能力があったのですから。

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 当時の九度山は、高野山への入り口としての役割はあったものの、本当に辺鄙なところだったそうです。

 ここで過ごした13年の不遇の時期があったからこそ、彼は日本一の兵へと醸成したのではないか。

 帰りの電車でそんなことを考えていました。

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 故秀吉への義を貫いたこと、世の絶対的権力者をもう一歩のところまで追い詰めたこと等が、幸村人気の基礎となっていると思います。

 あの島津家の当主に、歴史上も含めて日本一と言わせたその兵。

 冬が来れば春がくる。

 止まない雨はない。

 明けない夜もない。

 どんな時も腐らず、諦めず。そして男なら日本一を目指す。そんな気持ちにさせてくれます。

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企業ってなんだ‐1316‐

 フォードが2016年末で、日本から撤退すると発表があったのは、年の初めでした。

 我が町、平野には何故かと言っては失礼ですが(誰に)、フォードのディーラーがありました。

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 私が出社する際、一番乗りの社員が周辺の掃除に出てきていました。

 50代前半でしょうか。ノータイでいかにも外車のディーラーという感じの男性でした。

 みな、次の仕事探しで大変だろうなと思っていたのです。

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 また、朝のジョギングコースには「業務スーパー」があります。

 朝の6時頃から60代後半の男性が、店前に野菜などを並べたりと、開店の準備を始めています。

 9時のオープンに備えてですが、大概1人で作業をしています。それが適正な人数なのか、経費を抑えるためにそうしているのか、私には分かりません。

 店舗は東向きで、朝の6時とはいえ夏は日が差し始めます。青果類がとても重そうで、年配だというのもあり、本当に大変そうに見えるのです。

 「業務スーパー」が2.8億の所得隠しを指摘されたのは今年の3月でした。

 企業とはなんなのかと思います。

 朝の6時から、汗水たらして働いている社員が居ると思えば、所得を隠そうとする幹部がいる。

 勿論、社員には辞める権利も保障されていますが。

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 近所のフォードでは、10月初めには全ての車がなくなり、あの大きな広告塔がガスバーナーで焼き切られていました。

 2、3日前には数人の社員が談笑していたので、引きの速さは見事な程。張り紙等も、見かけなかったような気がします。

 破たんする前に勇気ある撤退をするのは、会社を守る為に必要な場面もあるでしょう。

 しかし、フォードを気に入って何百万もの新車を買った人はどう思っているのでしょうか。

 また、思い入れを持って入社した社員は納得できるのだろうかと思います。

 「もしかすると、当社は日本から撤退するかもしれません」と言って販売したり、雇用するメーカーは無いと思います。

 仕事とはただのマネーゲームではないはずです。

 世界初の量産車、T型フォードを開発したヘンリー・フォードは、雇用に対しても、非常にフェアな目を持っていたようです。

 給料を払っているのは雇用主ではない。雇用主はお金を取り扱っているだけだ。給料を払っているのは顧客である。

 -ヘンリー・フォード-

 また、お金以外に何も生み出さないビジネスは、貧しいビジネスであるとも言いました。

 経営者として、両の目を持ちたいと思うのです。

 昨日、入社試験の面接をし、明日から実務試験を始めます。

 ここで書いたことがただの理想論にならないよう、まずは自らが懸命に働き、仕事とは何かを伝えなければなりません。

 広辞苑で「企業」を引くとこうあります。

 生産・営利の目的で、生産要素を統合し、継続的に事業を継続すること。また、その経営の主体。

 「継続」が2回も出てきます。継続、発展こそが最も難しいのです。
 
 社員数が2万人であれ、4人であれ、リーダーはそれぞれの人生背を負っているのです。

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『homify(ポルトガル語)』8月4日「柏の家」掲載
『homify(中国)』8月2日「加美の家」掲載掲載

■3月23日フジテレビ『みんなのニュース』「灘の高台の家」紹介
■2月23日フジテレビ『みんなのニュース』「松虫の長屋」紹介

メディア掲載情報

◇一級建築士事務所 アトリエ m◇
建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

恰好をつけてやれることはひとつもない‐1315‐

 今日は体育の日。

 10月10日が体育の日なのはいつ以来でしょうか。

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 その名にふさわしく、秋晴れの朝になりました。

 隣の倉庫の解体工事も今日は休み。

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 現在は屋根の解体が終わったところですが、建物の中に光が指す様は、いつも鮮烈です。

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 アルミテープが貼ってあるところは、父がゴルフの練習をしていて穴をあけた所。

 解体が始まり、バラックから廃墟の趣きとなってきました。

 最近、廃墟マニアという言葉を聞くようになりました。確かに廃墟にはダイナミズムがあります。

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 昨年訪れた、長崎の軍艦島などもこの類でしょう。

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 雨露を凌ぐため、建築に屋根は必須ですが、それらがない状態にある種の刺激を感じるのでしょう。

 影があるから、光をより感じるのです。

 この連休はなりふり構わず、図面を描いています。設計図面は、大きく分けると基本図面と実施図面に分かれます。

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 基本図面の縮尺は1/100程度で、チラシに入っている間取り図程度と言えば伝わるでしょうか。

 一方、実施図面は、構造体、仕上材などの構成が、全て分かるように描かれている図面です。

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 現在の私の仕事は、全てのプロジェクトを統括することで、2007年以来実施図面は描いていませんでした。

 しかし、年末にマルコが辞めることになり、また、新しい社員がまだ決まっていないなか、9年振りに実施図面を描いています。

 この職人仕事を楽しみ、苦しむのも、建築設計の醍醐味です。

 また、これらに多くの時間を費やしてくれる社員に対して、改めて感謝の気持ちも沸いてくるものです。

 この仕事をしていたなら、夜明けに急かされ、変な汗をかきながら、半べそで図面を焼いた経験が何度もあるはずなのです。

本当に大切なことで、恰好をつけてやれることはひとつもない

- ノーマン・メイラー -アメリカの小説家

 仕事時間が長いのは「悪」のような時代です。

 よって無理強いはしませんし、もうそんな時代ではないと思います。

 社員が遅くまで働いていたら、「出来るだけ早く帰りなさい」とは言います。しかし、それ以上は言いません。

 互いの人生が良くなる方向だけを見れば良いと思っているので、ブレーキを掛けることはしたくないのです。

 それが、経営者のエゴがどうかは、私も正直分かりません。

 いずれにしても、私が結果を出さなければ誰もついてきてくれません。半べそをかかなくてよいよう、今日も一日なりふり構わずで。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

【News】

■■『住人十色』10月29日(土)17:00~「松虫の長屋」放映予定■■

『建築家カタログ2016』8月29日発売に「遠里小野の家」掲載■
『住まいの設計07・08月号』5月21日発売に「松虫の長屋」掲載■
『住まいの設計05・06月号』3月19日発売に「野洲の家」掲載■

『homify』10月5日「イタウバハウス」掲載
『homify』9月1日「池を望む家」掲載
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良い学校の定義‐1314‐

 昨年に続いて、母校の文化祭に行ってきました。

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 OB会の手伝いで「プロフェッショナル相談コーナー」に参加する為です。

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 弁護士、税理士、会計士、医師とその横に席を用意して貰いました。

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 高槻中学・高校は来年から、共学の学校に変わって行きます。

 それで、垂れ幕には「男子校最後の文化祭」とあるのです。

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 また、新校舎の建設も始まっており、大きく様変わりをして行きます。

 進学という意味においては、かなりの放任主義でしたが、個性を伸ばすという意味においては、良い学校だったと思います。

 しかし、少子化の進む中、学校も変化を求められます。共学化と共に、放任主義から舵を切っていくようです。

 母校は一つしかないので、基本、誰にとっても良い学校なのですが、良い学校の定義を考えてみました。

 答えは何通りもあると思いますが私の結論はこうです。

 「一生懸命が恥ずかしくない雰囲気、空間をもっている」

 10月4日(火)の夕刊の一面に、同級生の写真が載っていまいした。

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 「大隅教授、ノーベル賞」のすぐ下にでした。

 自動衣服折り畳み機、ランドロイド1をシーテックというITイベントで発表。社長の阪根が実演している写真です。

 彼の会社、セブンドリーマーズはオートクチュールゴルフシャフト、鼻腔挿入デバイス、ナステントを開発販売しています。

 ゴルフシャフト部門では、芝公園梅田等の店舗を設計させて貰いました。

 彼が、賢者の選択に出演した際、何度か使った言葉に「ここでは勝てないなと思った」というフレーズがありました。

 大学卒業後、アメリカの大学へ留学し、化学の勉強していた時の話しだったと思います。

 世界から優秀な学生が集まってくるからです。

 どんな事でも努力し続ければ、必ず達成できると信じます。しかし、世の中には無限の選択肢があり、全てを並行して進めるのは不可能です。

 その中で、自分が一番得意で、続けられるものを見つける必要があります。それは、その他を全て捨てるのと同じ。

 本気で、全力で取り組まなければ、言い訳が先に立ちます。

 「本当なら……」「もう少し時間があったら……」「もう少しお金があったら……」「僕がビル・ゲイツの息子だったら……」と言い訳は無限にエスカレートします。

 反対に、全力で取り組んだ上での負けなら、更なる努力をするか、もっと得意なことを探すか、選択は2つに1つ。

 よって、一生懸命が恥ずかしくない雰囲気、空間をもっている学校が、良い学校だと思うのです。会社も同じかもしれません。

 また、勝つに越したことはありませんが、どの道にもトップがいるので、人生では負けることのほうが圧倒的に多いものです。

 「Aより数学ができることはないな」「Bより表現力はないよな」「Cよりもてることもないな」など、私も生きる道を探って来たのだと思います。

 負けはしますが、それぞれの秀でた一芸をみておくのには、更に価値があります。

 自分の得意を見つけたとしても、人は一つの能力だけで生きる訳ではありません。

 彼のここは凄いなあ、という姿を自分の目で見ておくと、いくらかは再現できるものだと思うのです。

 もし、子供に「なぜ良い学校に行くほうが良いか」と問われた時の答えをまとめてみました。

 これらも、無限の答えがあります。私はこれ以外の意見を捨て、子供に話してみます。

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優秀さとは、行為ではなく習慣‐1313‐

 最近の日照は、例年の1/4だそう。今年は雨の多い秋になりました。

 北海道への台風被害も重なり、野菜が高いと妻がぼやいていました。

 しかしデフレの世の中、食べ物を大切にするには良い機会かもしれません。

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 昨日は何とか降らずで、無事運動会が開催されました。

 長男にとっては小学校最後の運動会です。

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 まずは娘の徒競走から。

 スタートは少し出遅れたか。

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 保育園の最後はアンカーで、私達に夢を見させてくれました。

 しかし今回は男の子の次で2番。

 男女別なら……と思いますが、きまりはきまり。仕方ありません。また来年です。

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 長男はリレーの一番手。

 彼も短距離走は得意にしています。

 大外からのスタートも苦にせず、第一コーナーで先頭に立ちました。

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 第4コーナーまで危なげなくトップ。

 最近は運動量が少ないせいもあり、やや疲れた感もありましたが、1番でバトンを繋ぎました。

 どんなことでも、結果がでて周りが喜んでくれるのは素晴らしいことです。

 しかし、この結果は小学校まで。ここからは、最も打ち込み続けた人が結果を出して行きます。

 好きなスポーツを見つけて、心身ともに鍛えて貰いたいと思うのです。

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 この運動会ですが、紅組、白組に分かれて勝敗を競うのが目的です。

 NHKの紅白歌合戦なら、紅白の意味があると言えばあります。

 しかし、小学校の紅白は、理由なく分けられたもの。それでも、子供達、周囲は一喜一憂します。

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 棒引きというのか、勝負が長引いたこともあり、結構な声援が沸き起こっていました。

 人には本能として闘争心があり、競うことが好きなのだと分かります。

 最も大切なのは、本能をむき出しに戦っていいよ、という場の雰囲気でしょうか。真剣勝負の勝利にこそ喜びがあるのです。

 成功とは、ある程度の苦しみが伴うものと置き換えて良いと思います。そうでないものは、誰もが喜んで出来るので、他者と差がつきません。

 では、何故苦しくても出来るかと言うと、その先に「喜び」があると知っているから。

 大人の視野で見れば、小学校、中学、高校、大学と、エリアが広くなって行くので、小さい時のほうが間違いなく一番になりやすいと分かります。

 小さい時のほうが成功体験を得やすいのです。

 では、小学生の時に成功体験がなければもう駄目かと言えば、そうでもないようです。

 人は繰り返し行うことの集大成である。

 だから優秀さとは、行為ではなく習慣なのだ。

 - アリストテレスー

 歳を重ねるにつれ、一番は遠くなって行きますが、打ち込み続けていれば、また世界が小さくなってくる。

 仕事、人生が面白いのは、勝負が一回きりではないからなのでしょう。

 「喜び」とは感情なので、教えることは不可能。自分で体感するしかありません。

 ただ、同じ結果でも喜びを大きくすることは出来ます。家に帰って一緒に思い出し、一緒に喜ぶ。追体験で2倍にも3倍にもなる気がします。

 親、周囲が、子供に出来ることはその程度のことなのかもしれません。

 あとは、早起きしてちょっといい観覧席を確保するくらい。父親稼業も、そこそこに大変なのです。

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