子供はなぜスタンプラリーが好きなのか‐1304‐

 今年の大河ドラマは「真田丸」。

 我が家の子供も、日曜の夜を楽しみにしています。

 大阪市交通局は、現在「幸村が駆け抜けた大坂スタンプラリー」というイベントを開催中です。

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 完成には幸村ゆかりの地、大阪市内6か所のスタンプが必要になります。

 真田好きとしては、勿論一通り訪れていますが、最後の1つが全興寺(せんこうじ)とのことでした。

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 平野区にある全興寺は、これまでに何度か紹介しました。

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 6世紀後半、聖徳太子が建立した仏閣で、大阪に初めて出来た集落は、この平野だとも考えられているのです。

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 最後のスタンプを押し、何日かに分けてスタンプラリーを完走しました。

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 無事6つ揃ったので、景品交換所のある地下鉄平野駅へ。

 「六文銭」の入ったハンドタオルを貰いました。

 これまで色々な所へ連れて行きましたが、兄妹が一番喜んだ旅は、境港でのスタンプラリーだったと思います。

 境港の水木しげるロードには沢山の妖怪の像があります。

 それを頼りに、購入した「妖怪ガイドブック」にスタンプを押して回るのですが、100万部を売り上げたとありました。

 子供のスタンプラリー好きには、我が家に限ったことではありませんでした。

 もし、平野駅に6つのスタンプがあったなら、これ程執着することはないでしょう。

 反対に、日本全国を回るなら、こちらが諦めてしまいます。

 更に、ご褒美を貰えることが、子供心をくすぐります。

 しかし、ハンドタオルには貰った瞬間から興味が失せています。また、どんな景品であったとしても、子供が文句を言ったことはありません。

 簡単では駄目。難しすぎても駄目。ある程度の苦労を伴い、ご褒美があり達成感が味わえる(と期待できる)。

 面白いのは、ご褒美にその達成感が比例しないことです。

 いや、分からないというのが、最も価値あるご褒美なのかもしれません。