虫も這いだす啓蟄も過ぎ。大阪は20℃を超えました。
昨日は 、朝から「住まいの設計」の取材でした。
1月にも取材して貰った、同じチームが東京から来阪してくれました。
「阿倍野の長屋」と「滋賀の家」は、環境で言えば、対極にあるような家です。まずは、外観から撮影スタート。
四軒長屋の中央二軒をフルリノベーションしたこの住宅。
延べ面積は約113㎡(34坪)。決して小さな家ではありません。
しかし、ご家族5名、取材チーム3名、当社から3名となると、なかなかの人口密度です。
ロフトで、弟に紙芝居をする7歳のお兄ちゃん。
少し見ない間に、随分大きくなっていました。
4歳の次男君。まだまだ甘えたい盛りです。
2人とも、一日協力してくれました。
家の歴史を、最も知っているのはご主人のお母さんです。
ライターからのインタビュー中。
撮影が終わり、写真をチェックする様子を見ていると、上手くいったのだと想像できます。
リビングの飾り棚にあるワイリーコヨーテは、ご主人お気に入りのフィギアです。
設計段階から寸法をとり、ここに収まると決まっていました。この日は、ハンマーを持つ取材バージョンです。
奥さんに内緒で購入し、撮影が始まる前、こっそり右手に持たせたそうです。
撮影が終わってから、それを明かすご主人。結構な値段と聞き、怒り、笑う奥さん。
帰り際、自転車の練習を始めた次男君。
この日、初めて補助なしで、町内を一周出来ました。
取材や撮影が、家族の時別な一コマになってくれたら、尚嬉しいと思っています。
明石家さんまも、ワイリーコヨーテの収集家だそうです。
内弟子時代、師の笑福亭松之助から「どや、さんま。掃除はオモロイか」と問われ「面白くないです」と答えました。
すると「そやろ。それをどうやったらオモロク出来るか、考えるのがお前の仕事や」と言われたそうです。
明石家さんまは、この事を18歳の時に教えて貰えて良かったと語っていました。
ありふれた日常を、特別なものにするのは、やはり楽しむ姿勢以外にありません。