ハートに火をつけて‐1158‐

 このところ、寒い日が続きます。

 とはいえ4月中旬。そろそろ、魚もアクティブになってくるはず。

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 土曜の夜、秘密基地から出発です。

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 昨日の池原ダムは曇天で、最高気温が10度。

 覚悟して来たのですが、そこまで寒くはない感じ。
 
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 ソメイヨシノがほぼ終りで、ヤマザクラが見ごろでした。

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 今回は、昨夏以来の長男と2人旅。

 しかし、この寒さで水温が12度まで低下。水の中は冬に逆戻りといった感じでした。

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 そんな非常事態に備えて、禁じ手も準備してあります。

 ライブベイト、生き餌を投入。ミミズの餌釣りで、なんとか小さなブルーギルを1匹確保。

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 私はルアーしか使いませんが、子供には何とか1匹は釣らせてやりたいのが本音です。

 結果、何年振りかのボーズ。まあ、そんな時もあります。

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 最近バトミントンを気に入っているらしく、昼寝の時間を少し割いて相手をしました。好きというだけあって、それなりに打ち合いが成立する感じでした。
 
 今回の釣行には、もうひとつ目的がありました。長男が、塾に行きたくないと。

 小学5年になり、それなりに彼も悩んでいます。

 道中に2時間強の時間がかかるので、話をしようと思っていました。もし「どうしても辞める」というなら尊重しようと思っていました。

 「中学から良い学校へ行ったほうが得」みなたい事だけは言いたくないと思っていたのです。

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 塾を辞めて、中学受験をしないのも良し。これを機に勉強を嫌いになるも良し。

 しかし、それに変わる生きる術、世の中に求められる大人となる為の方法を見つけなければなりません。

 大学を出た時、仕事というものが、これ程厳しいものかと驚きました。親業においても、同じことを感じます。

 いつまでも舗装道路を歩かせてやりたいのですが、それは不可能。むしろ、その道から外れた時の為に教育とはあるべきものです。

 長男に、自分の半生を交え、勉強、仕事、人生について話ました。

 「もう一度、頑張ってみる」とのこと。

 凡庸な教師は、ただ喋る。良い教師は、説明をする。優れた教師は、自らやってみせる。そして、偉大な教師は、生徒の心に火をつける。 

  ウィリアム・アーサー・ワード  

 彼の心に、火を付けることが出来たのか。

 これで解決、と言うほど現実が簡単ではないことは、それなりに心得ているつもりですが。

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 ちなみに、秘密基地は実家の仕事場。

 2艘の愛艇が、次回の出動にそなえています。