それぞれの宝島‐1081‐

 今朝8時半、スタッフのマルコからメールがありました。

 「今日は事務所、休みですか?」

 イタリアの手帳に「海の日」の記載があるはずも無く。悪いことをしました。しかし、今日は海の日に恥じぬ夏空。

 先週金曜日発売の『月刊ハウジング9月号』「あちこちでお茶できる家」が掲載されました。

 設計依頼からここに至るまで5年半。クライアントの人生の、ある期間を併走したという自負もあります。

 メディアへの露出はその記念碑のようなもの。取材を受けて貰い、心から感謝しています。

 日曜日は、旧友の結婚式に出ていました。

 中高の同級生ですが、ほぼ予備校へ行ってから付き合い。友達付き合いの悪い私に、時々声を掛けてくれる、数少ない友人です。

 ようやく結婚するのですが、この歳にして初婚。しかも奥さんは27歳。

 羨ましい限りですが、心から喜んでいます。何とか毛のあるうちに結婚できて。

 予備校に通っていたのは’89、平成元年です。あれから4半世紀が経ちました。

 再結成の番組を見てからか、当時世を席巻していたプリンセス・プリンセスの曲を思い出します。

19 GROWING UP
それぞれのTreasure Island
ひとつづつ現実に変わってく

 19歳の時に思い描いていたTreasure Islandは現実となっているのか。なったものもあるが、なっていないものの方が多い。これが正直なところです。

 ようやく掴んだ幸せ。それは真の幸せへ向けての航海の始まりです。素晴らしい家庭となることを心から祈っています。

 最後に2つほど賢者のアドバイスを載せておきます。

07

 夢の行着いたところが結婚ではなく、結婚から夢の実現が始まるのです。それもほとんど妻の力で。
-山本周五郎-作家

 夫婦の愛情というものは、お互いがすっかり鼻についてから、やっと湧き出してくるもの。
-オスカー・ワイルド-作家