一番絞りを眺めながら小を思う‐1077‐

 昨日は、昼過ぎからキリンビール神戸工場へ。

 中国道、神戸三田ICを下りるとすぐの所にあります。

 大阪からは1時間くらい。

 大人の社会見学がブームだそうです。

 ビール工場に人気があるのは当然です。

 出来立てビール、3j杯の試飲付きですから。

 昨日は、最終回だけ空きがありました。

05 - コピー

 ビールは、麦芽、ホップ、水の3つだけで出来ています。

 麦芽とは麦の実を発芽させ、根を切ったもの。発芽の際、発酵に必要な酵素が生成されるそうです。

 ホップは、ビール独特の苦味と香りを生みます。後は水。

 ビールとは非常に単純な材料でつくられる発酵飲料でした。

 ワインも同じですが、それゆえ差がでるのでしょう。

 40分ほど掛けて、アテンダントが工程を説明。

 最後は眺めの良い部屋で20分の試飲。私は運転なので、どんな味かは妻しか知りません。

 トリックアートあり。

 送迎のラガーバスあり。これらが全て無料です。

 大きいことが必ずしも素晴らしいとは思いませんが、これらは大企業のみの出来ること。私達もその恩恵にあずかってきました。

 幅広い支持をを集め、様々な形で社会に還元。更に支持を集めていく。これが、発展する企業の特性でしょう。

 今日は七夕。

 庭樹の竹には子供たちの短冊がつるされています。今年も「けんちくか」とありました。大にしか味わえないダイナミズムがあるとするなら、小の特権は何だろうと考えます。

 あえて言うなら「生きている」という実感でしょうか。

 もし私が短冊を吊るすなら「工事金額が合いますように」です。