母の郷里、香川へ帰っていました。
生憎の雨でしたが、祖父の13回忌だったのです。
7回忌から、あっと言う間に6年が経ちました。
最近の自治体は、自らの売り出しに熱心です。しかし、うどん県は想像以上にうどん県。
法事の前、住職、来訪者にまずうどんを出すのです。
皆でズルズルとやって、初めて法事が始まります。全くお茶を出す感覚。
長い読経のあと、線路沿いの墓地まで歩きました。とても真面目な祖父で、87歳まで生きました。
時々うどんを打ってくれたものです。
今月初め、鞆の浦へ行きました。その際、デイサービスからお年寄りが「ふるさと」を合唱するのが聞こえてきました。
生まれも育ちも大阪の私にとって、故郷とは。毎夏休みを過ごした、香川と岡山でしょうか。
志を果たして帰らん。水は清き故郷。
間もなく90歳になる祖母も、ズルズルと。うどん県はうどん県なのです。