果てあるべからず

 昨日は、あべのハルカスへ。

 日本一高い展望台からの景色を見るつもりでした。しかし、上層階は未開業。

 2014年春オープンとなっていました。

 14階までの近鉄百貨店は開業中で、バーゲンの残り香を楽しんできました。

 はす向かいにあるキューズモールも、ほぼ初めて。

 2011年開業ですから、すでに2年が経っています。

 昔の風情を残すのも、天王寺駅北東エリアだけになりました。

 この古い商店街を抜ければ、17年前に事務所を設立したマンションがあります。

 私にとっては創業の地でもあるのです。

 昨日、家族はみな出掛けており別行動。一応私の誕生日なのですが……

 今朝、事務所でのミーティングが終わると、スタッフからプレゼントを貰いました。

 ブラックバス、ブルーギル、エビフライ、そして私のクッキー。

 女性スタッフの田辺さんだけでなく、1年目の田坂君も一緒に焼いてくれたそうです。 

 彼の力作は、ブラックバスとブルーギル。

 釣り好きだけあり、よく特徴をとらえています。

 田辺さんはエビフライと私。

 良く似ているとは妻の弁。

 ナニワ生まれのナニワ育ち。7月28日で43歳になりました。

 時々に思う言葉はいくつかあります。

 こんな日は、やはり世阿弥の「花鏡」から。

  是非の初心忘るべからず 
  時々の初心忘るべからず 
  老後の初心忘るべからず 
  命に終わりがあり、能には果てあるべからず 

 人は宝。総勢4名の小さな事務所ですが、彼らの幸せを実現出来るよう、粉骨砕身、働くつもりです。

 命に終わりはあっても、仕事に終わりはないのです。

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3月19日(火)大阪の住まい力アップ:第1回 リフォーム・リノベーションコンクール
「住之江の元長屋」が戸建部門、最優秀賞を受賞しました
【Events】
■7月30日(金)『住まいの設計相談会』に参加
梅田阪急ビルオフィスタワー20F 15:00~16:30
TOTO DAIKEN YKK AP大阪コラボレーションショールーム
【News】
■1月6日(日)放送<「匠」が選ぶビフォーアフター大賞2012>
「住之江の元長屋」が空間アイデア部門2位に選ばれました
■3月11日(月)オウチーノに「劇的ビフォーアフター」の匠たちとして紹介
4月9日(火)リフォーム産業新聞「住之江の元長屋」掲載
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

ガリッとやってしまった時

 7月の海の日は、2家族で8名で白浜へ行っていました。

 私の車は7人乗りで、1人分席が足りず。

 それで弟の車を借りることにしました。マツダMPVは3列目に3人座れる8人乗り。

 とても乗りやすい車です。 

 アトリエmは弟の家の1階にあります。

 旅行前日、事務所から乗って帰り、2日間とっても助かりました。

 清掃も終わり、事務所へ向かい、いつもの位置に止めれば終わり。

 家の駐車場を出る時「ガリッ」とやってしまったのです。

 20数年、4WD車一辺倒。

 言い訳するなら、この障害物を気にしたことが無かったのです。

 「あと一回切りかえしておけば……」

 車を擦った時、ぶつけた時、何故こんなに後悔をするのか。

 私が免許を取ったのは、大学2年の時、宮崎の合宿にてでした。大阪に戻ったあくる日、早速合宿で仲良くなった知人の家へ車で向かいました。

 神戸へ向かう国道43号線。知らぬ間に右折レーンに入ってしまい、そこから出ようとした瞬間、トラックと左側面が接触。初めての事故でした。

 「悪い事は先に報告するように」

 父が言っていたことを思い出し、まず実家へ連絡を入れたのです。 

 「お金が解決できることなら、良しとしなければな」

 が、その返事でした。

 怒鳴られるのを覚悟していたので、予想外だった事を良く覚えています。 

 極めて申し訳ない気持ちで、まずは補修キットを買い、直してみました。

 弟が駄目と言えば、修理に出します。

 運転歴23年。事故3回、擦った回数約15回?

 「切りかえしは1回多めに」

 を固く心に誓うのです。

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模型

 金曜日から本日夜7時まで、私の職場は阪急ビルオフィスタワー。

 下記の建築家展に参加しているのですが、目の前には丸ビルが見えます。

 安藤忠雄とダイワハウスが 進める丸ビル緑化プロジェクト。

 丸ビルが、いつか大木となる予定です。

 講演会で安藤忠雄に「本当にそれは完成するんですか」と質問されたそうです。

 彼は「分からないところがいいんですよ」と応えました。

 なるほど。いつ出来るかより、トライするほうが何倍も大切な訳です。

 日曜日のイベント前、クライアントと大阪駅で待ち合わせました。

 あいさつもそこそこにカフェに入りました。

 席に着くと紙袋から……

 クライアント手製の模型です。

 私が持って行った1/100より一回り大きいものでした。

 ボール紙で作ったそうですが、色まで塗られています。

 色々なクライアントと仕事をしてきましたが、自分で模型を作られた方は初めて。

 この計画は敷地にかかる規制が厳しく、なかなかプランが決まりませんでした。クライアントと打合せをし、プランをまとめ、それから行政との折衝。

 それらを繰り返していたので、模型はその都度持ち帰っていたのです。作って貰ったことに感動すら覚えますが、申し訳なく思います。

 しかし「自分で模型を作ったおかげで、設計の意図、デザインの意図が良くわかりました」と言って貰ったのです。

 今春入ったスタッフ田坂は、あるクライアントがまとめた要望書、スケッチ等を見て、本当に驚いていました。クライアントはいつも本気なのです。

 奥さんは「楽しみになってきました」と。その期待があるからこそ、行政との折衝も頑張れるのです。

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■6月29日(土)、30(日) ASJ建築家展に参加
つくば国際会議場 11:00~18:00
■7月6日(土)、7(日) ASJ建築家展に参加
岸和田市・浪切ホール 11:00~18:00
■7月19日(金)~22(月) ASJ建築家展に参加
梅田阪急ビルオフィスタワー24F 11:00~19:00
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カニの穴

 昨日、今日とパシフィコ横浜に来ています。

 JAL再生を果たし、名誉会長に退いた稲盛和夫氏。

 その稲盛さんが、若手に経営の根幹を教えるのが盛和塾です。

 その勉強会がに来ています。

 開会までの時間に、会場近くの横浜美術館を訪れました。

 設計は、東京都庁で知られる、丹下健三。

 現在「プーシンキ美術館展 フランス絵画300年」が開催されています。

 目玉は広告になっているルノワールの<ジャンヌ・サマリーの肖像>。

 1877年の作品で、ルノワールの肖像画の中でも最高傑作と言われるそう。

 日本初上陸と聞けば、観たくなるのが人の性です。

 ルノワールが愛した、当時20歳の人気女優がジャンヌ・サマリー。

 ピンクの背景に、ブルー系のドレス。青いつぶらな瞳は、125年の時を超えて……といったところでしょうか。

 その他では、ピカソの<マジョルカ島の女>が素晴らしかったです。

 館のコレクション展も併設されており、こちらは撮影OK。

 ダリ、イサムノグチ、リクテンスタイン、」アンディー・ウォーホール。

 キャンベルスープの連作と共に、インスタントカメラで撮っただけの写真が並んでいました。

 アーノルド・シュワルツェネガー。

 とても線の細い頃の写真です。

 これもアートだと言えばアートなのです。本人に哲学があれば。

 稲盛さんは「カニは己の甲羅に似せて穴を掘る」とよく言います。

 会社というものは、経営者の人格以上にはならないという意味。

 会社、組織を良くしたければ、自分が成長するしかない。哲学を磨き、心を高めるしかない。

 常に耳が痛く、しかし、やる気は満ちてくるのです。

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続・ミラン

 久しぶりの白浜は朝からいい天気。

 妻の友人がイタリアから帰省しており、一緒に来ています。

 昨夏の旅行では、妻と子供が一週ほど世話になりました。つかのまのミラネーゼを体験をさせて貰ったのです。

 彼らの帰省は我が家の年中行事でもあります。しかし今回、残念ながら旦那さんは帰らず。

 なんでもイタリア北部のリゾート地で、プライベートビーチのオーナーになったとのこと。念願だった事業家となりました。スケールの大きな話です。

 ミラノのスポーツ紙でもは連日「「ホンダ」の名前が踊っているそう。

 友人家は筋金入りのACミランサポーター。上の男の子は小学6年生で、ミランのジュニアチームから声が掛かった有望な選手でもあるのです。

 イタリア人と日本人の両親を持つ彼にとって「本田、ミラン入り!」は、私が楽しみにしてる比ではないのです。

 これだけ条件が揃えば、もうミランのホーム、サンシーロへ行くしかありません。今秋か来春か……

 この年中行事が良いのは、日本以外に目が向くところ。地球は大きく小さいものです。

 今日も1日、白浜でアテンドします。と言っても、子供達は一緒に居るだけで十分楽しいのですが。

ザッツ・エディター

日記に引用した言葉も含めて、「心の琴線に触れたことば」をまとめています。

概ね、名前を知る人ばかりだと思いますが、「山本隆司 エディター」は知らない人が多いと思います。


別名、ターザン山本。元週刊プロレスの編集長。何度か書きましたが、私はこの雑誌の大ファンでした。

内容について、ここでは触れませんが、彼はエディター(編集者)として、ライターとして一流だと思います。

また、エディターという仕事にプライドを持っていました。「この仕事は映画監督と同じくらい評価されていい」と言っていたのです。

色々あったようで編集長職を退き、現在はタレント、作家、と言えば良いのでしょうか。

以前「文章の書き方講座」なるものを開いていました。これがなかなか……その要旨をまとめてみます。

① 自分の考えを正確に他者に伝える。会話上手。日常生活で大事なことはこれに尽きる。とにかく大事なことは「自分の言葉を持つ」こと。言語は栄養と考えるべし。

② 他者が言った言葉を理解する能力。基礎と基本を学んでいないものに個性なんて絶対にない。我流に未来はなし。

③ 女性は自分と相手との距離感を瞬時にして察知する。目の輝きはすなわち反応力のバロメーター。

④ 才能とは人の才能を盗むこと。「利用」「活用」「応用」の三つの武器を持ったことになる。学ぶには一つしか手はない。素直な性格になること。「素直さ」に「目的意識」と「貪欲さ」が加われば、鬼に金棒。

⑤ まずセンテンス(文)を短くする。一番まずいのは、わけのわからない文章を書くこと。これを世阿弥の言葉でいうと我見(がけん)と呼ぶ。
我見と我執にこだわっている人間は伸びない。

⑥ 「いつ、どこで、誰が、何を、どうした」という4W1Hと教えられる。『時間軸』と『空間軸』は必ず具体的に明記する。
そこに主語(登場人物)がからんで物語ができあがっていく。最初の7、8行でその三つをコンパクトに書いてしまう。

⑦ 文の中に音や色を必ず盛り込んでいく。音をたくみに文の中にそっと入れていく。次は色。
活字は活字でしかない。それが文章になって人に読まれると、その瞬間から「絵」にもなれば「音楽」にもなる。

⑧ 文章とは〝風景論〟。読んでいる側は文章に何を求めているかというと、想像力による刺激。風景を想像させない文章はだめ。
文章は「シナリオを書くように」「デッサンをするように」「楽譜を書くように」して書け。

⑨ 悩んでいるということは、めざめているという証拠でもある。悩みは解決するのではなく、その向こう側にある希望を見ること。
「常識」と「傑出」したものを知ることは生きることの喜びになっていく。

世阿弥の言葉を引用するあたり、彼の真骨頂と言えます。私は彼の言葉が好きなのです。

以下は、私が仕事上のポリシーを考える際、大きく影響を受けたものです。

「夢を見ること」と「現実を直視すること」が私のペンの基本となっている。右手にロマンチズム、左手にリアリズムである。本当の夢の実現は、現実との泥臭い闘いなくしてはありえない。

-山本隆司-エディター
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~星の降る夜に~

 近畿地方も、梅雨が明けました。

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 週末は、岸和田の浪切ホールでの建築家展へ。

 昨日も完全な夏空でした。

 会場はショッピングモールのすぐ横にあります。

 岸和田カンカンベイサイドモールはアウトレットモール。

 イベントの前に、ちらとのぞいて来ました。

 完全にバーゲンモードでしたが、今年の流行は、やはり浴衣のようです。

 日曜は七夕。珍しく晴れました。

 長男、長女とも、夢は「けんちくか」です。
多分に私が誘導しているのですが。

 娘の短冊に、私も貼っておきました。

 「世界一の建築家になれますよう」

 イベントからの帰り。車でFMを聴いていました。

 山下久美子の「Tonight~星の降る夜に~」が流れてきました。

♪ tonight 星の降る夜に
願いごとが ただひとつだけ叶うなら
……
tonight 世界で一番
輝いているよ
明日も今も 叶わぬ夢などみたくない ♪

 七夕にぴったりの曲です。
作曲は布袋寅泰。彼女の元夫で、BOØWYの元ギタリスト。現在は今井美樹の夫です。

 「SINGLE」という曲も彼の作曲で、私はこの曲が更に好きなのです。布袋作曲、唄・今井美樹の名曲もありますが、何故か「SINGLE」に肩入れしたくなるのです。

 甘えた歌声に、切ないメロディー。
両曲とも、布袋寅泰はあの独特の声で、コーラスとして参加しています。2人は曲の中だけで生き続ける……

 山下久美子は、やはり七夕の夜にぴったりなのです。

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それはポーカー詐欺だ

 先月、若い頃の旅体験を書きました。と言っても31歳の時ですが。

 この春入所したスタッフ田坂は、大学を休学。7ヵ月を掛け、25か国を回ってきた筋金入りのバックパッカーです。旅の前半、ホーチミンでの事。

 中央市場あたりで、歳の頃は50歳、人の好さそうなおばさんと仲良くなりました。そのおばさんは東京に引っ越したいそうで、日本の情報を教えて欲しいと言って来たのです。

 また「ちょうど今日、ホームパーティーがあるから、遊びに来ないか」と誘われたのです。彼は助けてあげたいという気持ちもあり、その家に行ったそうです。普通はついて行かないものですが。

 家は、中心街からタクシーで15分程。密集した住宅街にありました。

 パーティーと聞いていたにも関わらず、客は居らず。いきなり100kgを越すような大男がでてきました。テーブルの上に並んだチキンは、今までみたことのない貧相さ。それを指し「さあ食べろ」と言ったのです。

 巨漢は「俺はカジノのディーラーをしているので、その技術を見せてやる」と言い出し、トランプのある個室に移されました。

 「いまからポーカーをするんだ。インド人のカモがやってくるので、俺たちででグルになって、金を巻き上げてやろうじゃないか」と言い出したのです。するとヨボヨボのおじいちゃんが
入ってきました。どう見てもインド人ではない。

 ここまでくると流石に彼も「これはヤバイ」と思い始めました。カモは自分だと。

 さあ始めようとなります。何度拒んでも受け入れてて貰えず、1回するはめになったのです。結果はスタッフ田坂の大勝。巨漢が目配せをしてきました。「さあふんだくってやろうじゃないか」的な。全く嘘ですが。

 何とかこの場から逃げ出さないとと「少し煙草を吸わせてくれ」と外に出ました。

 巨漢が追いかけてきて「早く戻らないと、カモの(ニセ!)インド人に怪しまれるじゃないか」と、しつこく再開を即してきたのです。

 「旅は始まったばかりなのに、ここで俺の人生は終わるのか……」スタッフ田坂は、遠い地で死をも覚悟したのです。

 結果的には何度も懇願し、何とか開放して貰ったそうです。

 彼に「深夜特急は読んだことある?」と聞くと「ありません」と。「だから詐欺にあうんだよ」と思わず言ってしまいました。バックパッカーは皆この本を読んでいると思っていましたから。

 もう「地球の歩き方」の出てくるダメな日本人例でした。人の良い、小金もちの日本人は、どこに行っても世界最高のカモなのです。

 長男は現在小学3年。勉強はそれほどではないようですが、本は目覚めと共に読み始めるくらい好きなのです。

 「どんな本が面白かったか」と聞くので沢木耕太郎の深夜特急と答えました。一度読んでみるそうです。さて、小学3年生が文庫本全6巻を読み切れるのか。

 いつか一人で旅にでればいいと思っています。少々の冒険はいいけれど、ポーカー詐欺にだけは引っ掛らないように。

 「深夜特急」著者、沢木耕太郎は26歳の時、香港からロンドンまでを乗り合いバスのみで繋ぐ旅にでる。一年に及ぶその体験を元に書いたノンフィクションのようなフィクション。

 日本人バックパッカーのバイブルとも言える?
 
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Time is money?

 今日から今年も後半戦です。7月は英語でJuly(ジュライ)。

 しかし、ローマ帝国以前の暦にJuly(ジュライ)とAugust(オーガスト)はありません。10月を表すOctober(オクトーバー)はオクトパス示す通り、ラテン語で8を表します。10月は元8月だったのです。

 紀元前一世紀「全ての道はローマに通ず」の通り、ローマ帝国は絶頂期にありました。ジュリアス・シーザーを表すJuly(ジュライ)と初代皇帝のアウグスティヌスを表すAugust(オーガスト)。それらを、1年の中央に割り込ませた暦を使うようになります。

 それがユリウス暦で、ユリウスはジュリアスのラテン読み。これが現在使われる太陰暦となって行きます。時間さえも支配したのです。

 一方私は……土曜は朝6時の新幹線をとっていました。

 今回は窓側の席を予約。

 祝、世界遺産記念ということで、本物の富士山を撮ってきました。

 この日の目的地は茨城県つくば市。

 11時から始まる建築家展に参加するためです。

 会場は、つくば国際会議場で、流石に研究都市という感じでした。

 イベントには研究者も多く訪れます。

 「ペアガラスは厚みを変えれば、振動係数が変わるから、遮音効果が高まる」とのこと。

 なるほど。一度調べてみる価値ありです。

 翌、日曜日は早朝にの現場へ移動。

 朝の9時からみっちり5時間、クライアントと打合せ。

 再びつくば国際会議場に戻ったのが夕方4時でした。 

 6時過ぎまでイベントに参加。終了後、急いでつくばエキスプレスに飛び乗りました。

 事務所に戻った時は午前0時を過ぎでした。 

 「時は金なり」という言葉もありますが、時間=命と考えるほうがより解りやすいと考えています。

 Time is life.

 時間を支配することは無理でも、支配され無い事は可能だと考えます。

 楽しむ。

 どうやらこの言葉がキーワードなんだと、ようやく分かってきた気がします。

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