見て桜、撮って梅

 火曜日は、昼の新幹線で品川へ。

 昨年夏にスタートした計画の、金額調整も最終段階。

 工事の契約までもう一息のところまで来ました。

 品川は初めて来た街で、本来ならうろうろしたいところです。

 しかしやや悪寒がし、まっすぐ打合せの場所へ。

 折角満開の桜も、ただ撮るだけになってしまいました。

 翌水曜日は、滋賀へ敷地調査に。

 その庭にあった梅の木が何とも味わいのある樹でした。

 桜は花弁の淡さゆえ、その美しさが写真では捉え辛いのが難点。

 梅は常に写真に応えてくれる花と言えます。

 見て桜、撮って梅。

 プロなら違うのかもしれませんが。

 フキノトウも顔をだしていました。

 季節感の違いが、その土地性を体感として知らせてくれるのです。

 その移動を楽しんでいたのですが、寒気が辛くなり病院へ。

 人生初のインフルエンザと分りました。B型だそうです。

 予防接種をしていたせいか、比較的軽症で済んだ気がします。

 スタッフには迷惑なのですが、今日もマスクで出所です。

 小中高、12年間無遅刻無欠席が私の自慢ですから。

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3月19日(火)■大阪の住まい力アップ:第1回 リフォーム・リノベーションコンクール ■で「住之江の元長屋」が戸建部門、最優秀賞を受賞しました
【Events】
■4月27日(土)ジュンク堂三宮店 15:30~18:00
JIA×JUNKUDO 共催『住宅無料相談会』に参加
【News】
■1月6日(日)放送<「匠」が選ぶビフォーアフター大賞2012>
「住之江の元長屋」が空間アイデア部門2位に選ばれました
■3月11日(月)オウチーノに「劇的ビフォーアフター」の匠たちとして紹介
■大阪ガス『住まう』9月20日発行に「イタウバハウス」掲載
メディア掲載情報
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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記
アトリエmの現場日記

鈴鹿サーキット

 東京の桜は満開のようです。

 関西は今週半ばあたりの予報。屋外にでる楽しみが増えるというものです。

 

 昨日は、久しぶりに子供を連れて出掛けました。

 リクエストを聞くと鈴鹿サーキット。

 テレビでCMが流れているようなのです。

 

 ホンダがつくったサーキットに隣接し、遊園地があります。

 流石に運転系のアトラクションが多いのが特徴です。

 数十年振りに来たのですが、小学生が遊ぶには総合点の高い遊園地でした。

 開聞の9時半から5時過ぎまで、子供達は十分に満喫していました。

 

 娘は制限こそありますが、親と一緒なら概ねOK。自分の思うまま、乗り物が動いてくれる。それが何故あれほどワクワクしたのだろうと考えます。

 若者の車離れ、バイク離れが聞こえてきます。

 「良い製品を創れば売れる時代は終わった」とはトヨタの張元会長の言葉です。

 

 その魅力や価値を伝えるところから始めなければならない時代に入りました。

 これは何も、車、バイクに限ったことでは無いと感じます。

 

 実際のサーキットを、ゴーカートで走ることも出来ます。これが1200円。

 これだけはややがっかりしました。とにかく遅いのです。

 私が小学生の頃はもっとスピードが出たような……

 これも知恵の悲しみなのかもしれませんが。 

 

 つくしも顔を出し。

 

 桜ももう一息。
 
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大阪の住まい力アップ、最優秀賞受賞

 先週金曜日、書類で通知が届きました。

 「大阪の住まい力アップ:第1回リフォーム・リノベーションコンクール」「住之江の元長屋」が戸建部門で最優秀賞を受賞しました。

 まずは、嬉しい、の一言につきます。

 放送があるのかは未定ですが、ニュースの取材もあり、立ち寄ってきましたが、クライアント姉妹もとても喜んでくれました。
  
 今までもこういった賞レースには、チャレンジしてきました。なかなか受賞には至らず、2011年「Ohana」での「キッズデザインアワード」が初めての受賞でした。

 「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」という点で評価して貰った事を、クライアントと共に喜び、わかちあったのです。

 今回の審査基準に、以下のような項がありました。

 □ 居住者の現在のニーズと将来のニーズがデザインに反映されているもの
 □ 新しい発想や工夫が盛り込まれているもの 

 気になるのが以下の項です。

 □ 大阪らしい暮らし方の提案が含まれているもの

 「夫婦善哉」の織田作之助は大阪の気質について、このように書いています。

  確かに大阪は伝統を守って来た都だ。今日を以って伝統を守るだけなら、骨董屋のおっさんにも出来よう。大阪人を大阪人たらしめるものは、大阪人が永遠の新人という一事だ。
 
 流石オダサク、痛快です。講評は次の通りでした。

 両隣をマンションに挟まれたよくない条件下で、1階に明るい光や風をいれるための光庭を設けるなどの工夫がなされている。大阪らしい、魅力的な居住空間を実現しており、モデル的な改修事例と高く評価できる。

 嬉しいコメントですが、最も大阪らしいのはクライアント姉妹の明るく前向きなところです。
 
 なかなかスタッフを慰労する機会もないので、週明けにお祝いの席でも設けようと思います。今週でないところが、小さなアトエリの現実で……

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過去とは相談不要

昨日は奈良へ。

 奈良市も広く、神功という所でのリフォーム相談会でした。

 163号線、清滝街道を通ったのはいつ以来か。

 随分道が良くなったなあ、という印象です。

 道端では野菜の販売所も出ていました。

 告知もあったようですが、あまりの陽気に皆遊びに出掛けたのでしょう。

 来場者は少な目。春なので、まあそんな日もあるでしょう。

 卒業式も概ね終わった頃でしょうか。

 地域の中学校も先週終わったばかり。

 その数日前、ちょっと制服の乱れた男の子が、2人乗りの自転車でゆらゆら蛇行していました。事務所のすぐ近くに中学校があり、周辺に自転車を置いて、通学するつもりなのです。

 「自転車通学はあかんねんやろ」と一声掛けると、全く反省する風も無かったので、学校まで連れて行きました。で、生活指導の先生が出てきます。

 反省を即すると、今度は悪態をつき出しました。先生方が「○○やめなさい」と言うと彼は私に「お前誰やね!」と言ったのです。

 私は切れないと決めています。しかし、中3の男の子にお前呼ばわりされる覚えはないので、最近出した事のないレベルで怒鳴りまくりました。

 「お前って、誰に向って口聞いてんねん!!!……」

 周りの人もかなり引いていましたが、大人の本気を見せるべきだと思ったというのが、正直なところ。おそらく、ちょっと暴れれば、大人に制止されるのに慣れているんだと思います。

 パワハラと言う言葉も在る中、大人が本気で叱るというのはどういう事何だろうと考えます。そもそも義務教育とは……

 そんな事やめておけば、というアドバイスも良く分ります。しかし、何か感じたのに行動を起こさなければ、一日とっても気分が悪いのです。

 ダウンタウン浜田の奥さんが、子育てに置いてこんな事を言っていました。

 「自分の過去とは相談しない」

 子供は未来の宝。自分の過去とは相談不要なのです。

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■■■「匠」が選ぶビフォーアフター大賞2012■■■1月6日(日)放送で「住之江の元長屋」が空間アイデア部門2位に選ばれました
【Events】
■3月7(木)~11(月) 11:00~18:00 ASJ建築家展に参加
梅田阪急ビル オフィスタワー24階 ASJ UMEDA CELL
■3月16日(土) 13:30~15:30LIXIL大阪水まわりショールーム
第48回すまいcafe『併用住宅の工夫』
■3月17日(日) 13:00~18:00 ASJ「春のリフォーム相談会」に参加
イエラボ奈良店 奈良市神功5-1-3
【News】
■3月11日(月)オウチーノに「劇的ビフォーアフター」の匠たちとして紹介
■大阪ガス『住まう』9月20日発行に「イタウバハウス」掲載
『MY HOME100選 Vol.11』8月27日発行に「サロンのある家」掲載
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ライト兄弟 その後

 三寒四温のこの季節。

 20℃近いと思ったら、急に2℃まで下がったり。花粉症かなと思っていると、風邪を引いていました。

 ハナミズキも、日当たりの良いところは、ぽつぽつと咲き始めていました。
 
 初めて飛行機を飛ばしたのは、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟です。

 この100年で建築はどのくらい進化したのだろうと調べていると、飛行機の発明から110年程だと解りました。

 更に調べてみると、彼らの人生は、想像と大きく違うものでした。

 1903年12月17日、ノースカロライナ州のキティホークで人類初の快挙を成し遂げたあと、世界中の喝采を浴びたのかと思いきや、向けられたのは懐疑の眼差しだったようです。

 Wikipediaから抜粋してみます。

 サイエンティフィック・アメリカン、ニューヨークチューンズ、ニューヨーク・ヘラルド、アメリカ合衆国陸軍、ジョン・ホプキンス大学の数学と天文学の教授サイモン・ニューカムなど各大学の教授、その他アメリカの科学者は新聞等でライト兄弟の試みに「機械が飛ぶことは科学的に不可能」という旨の記事やコメントを発表していた。

  逆に後年ヘリコプターの実用性が議論されるようになった時期、オーヴィルは1936年の書簡中で「ヘリコプターには根本的な問題がある」、「ヘリコプターの開発には資金がかかりすぎる上に商用性もおぼつかないので誰もとりかかられないだろう」と書いている。

 快挙を成し遂げた人が、みな聖人君主である必要はありませんが、このあたりは非常に面白くもあります。

 自転車屋を営みながら、一民間人この成功にたどり着いた彼らに対する、妬みは相当に酷いものだったようで、晩年オーヴィルは、飛行機を発明した事を悔いていると言う旨の手紙を、自動車王、ヘンリー・フォードに送っているのです。

 ♪ トランクひとつだけで、浪漫飛行へ In The Sky ♪

 モヤに掛かっていない青空を見ると、どこか遠くへ行ってみたい。そんな気分になります。

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方丈記から801年、あれから2年

 今日は梅田での建築家展最終日。

 土曜日は天気もよく、気温も20℃前後まであがりました。

 梅田阪急ビルの24階から、大阪マルビルの掲示板はすぐ横の感じです。

 反対に日曜日は一気に気温が下がり、6℃の表示もありました。

 大学時代の旧友が訪ねてきたり、プランの提案を見てみたいという方が見えたり。 

 また先輩建築家にアドバイスを貰ったりと、バタバタ楽しくやっています。

 昨年は方丈記が書かれて800年。よって今年は801年目です。方丈記は鴨長明が鎌倉時代に書いた随筆です。

 彼が晩年を暮らした庵が1丈四方だったことに由来していますが、1丈=10尺=3.03mなので、その大きさは6畳弱というところでしょうか。

 去年の新聞に、以下のような記事が載っていました。

 方丈記が書かれて今年で800年。人と住居の儚さを綴ったこの名作は、冒頭から平安京を襲った火災や竜巻、大地震などの自然災害を活写し、後半部では大邸宅や金銀にどれ程の価値があるのかと疑問をなげかけ、本当に必要な物だけを残す生き方を実践してみせる。欲望への執着を捨てよ、あくせく走り回ることをやめて自然と共生し、心豊かに静かに暮らすのが一番の幸せだと説いている。

 800年前から、人が目指すところはなんら変わっていません。当然と言えば当然です。

 自分が日本人であることを割り引いても、この国の文化は世界に誇れるものだと思います。独自の文化が花開いた理由に、四季のある極東の島国という理由があるでしょう。

 しかし、この条件を満たす地域は、他にもあります。よって、十分な理由にならないと感じていました。誤解を恐れず言うなら、長い歴史の中で、大きな地震が街を襲うたび、人と地域は逞しく成長して来たのではないか。

 3.11では当事者で無かった私が言うのは、はばかられますが、1.17の体験も合わせてそう思うようになりました。

 ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

 冒頭の最も良く知られた一節です。ある種の達観思想ともいえる「無常観」ですが、この列島が大陸のプレートの継ぎ目にあるからこそ、生まれたのだとも感じるのです。

 阪神淡路大震災から18年、東日本大震災から2年が経ちました。移り行かないものは無いと分かりながら、自分に出来ることは何なんだろうと考えます。街の、地域の、国の、地球の、人類の進歩に貢献できる仕事がしたい。

 そんなことを思う3月11日です。

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続・阪急梅田駅の歴史

 今日から、梅田でのASJの建築家展に参加しています。

 場所が梅田阪急ビル オフィスタワー24階。

 ここは以前、築地本願寺や平安神宮の設計で知られる、伊東忠太設計のレトロドームのあった真上になります。
もう忘れてしまったという人はこちらを。↓
シャンデリアテーブル

 阪急百貨店の13階に移設され、レストランとしてオープンしました。

 リニューアルオープンしたコンコースは、初代阪急梅田駅のホームでした。

 流石に昭和4年の事は知らなかったので、2005年の秋、改修工事が始まる際に「阪急梅田駅の歴史」として記事にまとめてあります。

 現在の話しに戻します。

 まずこのビルの特徴は大きなエレベーター。8畳はあるでしょうか。

 それに乗ってまずは15階へ。ここからの眺めはなかなかのものです。

 生駒方面の眺めも良いのですが、南の御堂筋を見るのも悪くありません。

 時代が時代なら、殿様でもなければ見れなかった景色です。

 巨匠・村野藤吾設計の梅田地下街換気塔も、上から失礼します。

 その他の室外機も植栽で隠されていますが、全く次元の違う仕事です。

 大阪駅まわりは再開発の真っ最中で、人出も多く活気を感じます。

 今回は今日から月曜まで、5日間のロングランです。

 中学からの通学路だった梅田は、その変化をつぶさに見てきました。

 よって思い入れのある街です。

 その梅田で、仕事を出来ることは喜びなのです。

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真似る 真似ぶ 学ぶ

 昨日は桃の節句。

 なかなか雛人形を飾ってやれず、申し訳ない気もします。来年こそは新しい家で……

 先月、娘のお遊戯会に行きました。その会場がコミュニティ・プラザ平野です。

 設計は出江寛で1995年の作品。

 私が初めて働いた事務所は、出江事務所のOBが所長でした。

 そこでは1年しか働いていませんが、その間に他のOBとも少し面識ができました。うち一人はこの建物の担当者でした。

 その人は、私より2つ3つ先輩だったと思います。公共建築を設計する大変さ、その苦労なども、聞かせて貰いました。私が24、5歳の頃のことです。

 その時の自分と照らし合わせ、遥か彼方の話しのように聞いていました。

 未だ、公共建築に関わったことはありません。しかし重鎮出江寛とて、初めからそのようなチャンスがあった訳ではありません。やはり、目指さなければ、その機会が訪れることはありません。 

 元楽天イーグルスの監督、野村克也はこんな事を言っていました。

 親も育ってきた環境も違うし、肉体や骨格も違う。それを猫も杓子も一通りの型にはめたのでは個性を生かすことができない。「学ぶ」というのは「真似る」を語源にしていると言われるが、若手も「教わる」のではなく、「覚える」という意識が必要なのではないか

 「学び」と対になっているのは「憧れ」もしくは「謙虚」、というのが持論です。少なくとも「教える」ではないと。

 ああなりたい、と思わなけれれば、真似たいと等と思わないはずです。となれば、子供に、スタッフにそう思わせる事が出来るか、という一点に掛かってきます。

 大きな仕事をするなら、更にスタッフも必要です。まずは自分が希望に燃えていなければ、何も始まりません。

 季節がらもあってか、何か良い事が起こりそうな予感……

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