ホームカミングデー&すまいcafe

 来週、土曜日の10月20日。

 「幸せな家って?新築orリフォーム」というテーマで、同級生の建築家、奥和田さんとミニセミナーを開催します。

 JIA(日本建築家協会)のすまいcafeというイベントで、会場は大阪の本町にあるLIXL(リクシル)のショールーム。

 セミナーは30分ずつで、そのあとはお茶を飲みながら雑談というイベントです。良ければ気軽に遊びに来て下さい。

 今度、奥和田さんとあったとき、どっちが先に話すか決めないといけないのですが、このあたり同級生というのは、気が楽なものです。

 また、11月3日(祝・土)文化の日には、母校の高槻高校で講演をする事になりました。

 今年から開催される、ホームカミングデーというイベントで「少し話をしてくれない」と、先生から連絡を貰ったのが8月下旬。テレビの件があっての事ですが、勿論1つ返事で引受けました。

 6年一貫教育の高槻中学、高校は母校というのを割り引いたとしても、なかなかの進学校です。昨年の成績は特に良かったようで「週刊ダイヤモンド」2012年5月19日号で、中高一貫校の「大学合格力」&「医学部合格力」の全国ランキングで11位だったのです。

 これで私が東大の建築学科でも出ていれば、完全に嫌味ですが、現実は浪人して近畿大学の建築学部。中学、高校と完全にお荷物生徒だったのです。

 270人の生徒の中で、成績は下から2、3番。体も小さいのに喧嘩っぱやく、先生、親と一緒に謝りに行った事も2度ありました。

 中学の時は野球に燃えていたので良かったのですが、高校は丸坊主が嫌という理由で野球をせず。

 高校1年の化学の授業中のこと。

 先生に「守谷、高校って義務教育じゃないんで、勉強嫌なら学校を辞めてもいいんやぞ」と言われたことがあります。

 「そうか、別に辞めてもいいんや。そういえば、なんで毎日学校に来てるんやろう」というレベルでした。勉強が嫌いという訳でもなかったのですが、全く興味がなかったのです。

 普通なら、高校へ上がるときに、外へ出されそうなものです。では何故残して貰えたか。

 30年も前の事なのではっきり書きますが、学校はそこまで受験勉強に熱心でなかったと思います。にも関わらず、それなりの成績を学校が出していたのかと言うと、理由があるのです。

 当時私立中学の入試日程は、関西では全て同日でした。その中で、唯一高槻中学だけ1週間ずれていたのです。
 よって、私立の第一志望を落ちた生徒がほぼ全てで、入学時からすでに失敗体験を持っています。これが、やる人間は自主的にやるという校風を育んでいたのだと思うのです。

 建築家になりいとは思っていたのに、何故しっかり勉強していなかったのか、自分でも良く分かりません。しかし、25歳で事務所を設立してからは、それなりに世間の荒波にもまれてきたつもりなので、そのあたりを熱っぽく話そうと思っていました。

 すると先生から「参加者は卒業生の方が多いのと、最近の学生はそういった話を聞く機会が多いので、もう少し楽しい感じで……」というような感じのメールが。

 よってタイトルは『「大改造ビフォーアフター」匠の舞台裏』となりました。気楽な楽しい話を心がけますので、高槻高校OBのみなさん、良ければ是非参加下さい。

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■■■『大改造!!劇的ビフォーアフター』■■■ 7月8日(日)「匠」として出演しました

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