蝶よ花よ、下草よ

 今朝目が覚めると、雨は降っていない様子。

 さっさと着替えてジョギングへ。ところが走り出すと降ってきました。

 はじめは「タイミング悪かったな……」とか思っていますが、ひとしきり濡れてしまえばもう一緒です。便所掃除をしていて、便器に手が触れた時の気分に似ています。

 桜が終わり、街ではハナミズキが満開です。

 庭木を選ぶ時、ヤマボウシをよく使います。

 非常に近い種ですが、ヤマボウシは日本産。

 花の咲きがとがっているのが特徴です。

 ハナミズキは袋状になったところから開くので、繋がっていたところが丸くへこんでいます。この部分、正確には花弁ではないようです。

 アメリカ産のハナミズキが圧倒的に多いのは、やはり流通量の差でしょうか。

 日曜日の奈良行きの際、帰りに橿原市昆虫館というところに寄りました。

 平成元年に日建設計と竹中工務店のコンビで建てられています。なかなか充実した施設でしたが、圧巻は温室。

 蝶の羽のようなガラス屋根に覆われた中は高温多湿に保たれています。風のない室内をユラユラと無数の蝶が漂っているのです。

 完全に天国の趣きです。

 蝶を撮るのは意外と難しいもの。
 
 しかし至る所にとまっているので、無心でシャッターを押しました。

 ここまで、マジマジと蝶を見た事はありません。

 長い管状の口をせわしなく、花弁の中に差し込む姿は、およそ今までのイメージとは違うものでした。

 庭のアイビーも新芽が出てきました。

 これはアトリエ前から株分けしたもの。

 設計した物件で、いざ金額が合わなかった時に現場に持って行く用です。 

 そんな株分けアイビーが、萱島の写真スタジオOhanaにもあります。

 ところが先日、日当たりが良すぎそのてアイビーが全滅してしまったと連絡がありました。

 何か良い下草は無い?と聞かれたのでプミラを勧めました。

 ホームセンターでも買え、繁殖力は凄いものがあります。コンクリートフブロックの壁位なら、グングン這い上り、1、2年で覆い尽くしてしまいます。ただ、水はしっかりあげないと駄目ですが。

 メインになる庭木も下草があってこそ映えるのです。

 参考までに、植え替え時期の基本は、落葉樹なら冬から春。常緑樹は夏が適しています。これは造園のプロから聞いたので間違いないと思います。

 石井さん是非検討してみて下さいね。Ohanaの列柱が全部緑に覆われたら、なお素敵だと思うのです。